**片葉のつぶやき**




たとえるなら

翼のもげた小鳥



飛ぼうとしても

いくら飛ぼうとしても

決して楽園には辿り着けない

そんな儚い恋



眼に映る貴方の先には

違う誰かがいて

届かない わたしの気持ちは

ただ切なさを誘うだけ



それでも

押さえきれない愛しさが

あなたのために 

なにが出来るのかと

問いかける



本当は

自己満足なのだと

迷惑なのだと

自分で

痛いほど判ってる


それでも

それが なにを捨てても

手に入れたい

偽りのない

真実(こころ)なのだから