今年の夏、高校時代の親友が
病気の為 他界しました。
笑顔の素敵な優しい人でした。
ある方の所で零した想いです。


** とどけ…**


耳に残る貴女の声が

森でさえずる

小鳥のように明るいから



まぶたに浮かぶ貴女の笑顔が

朝露に濡れた

バラのようにまぶしいから



こみあげる悲しみが

一段と深くなる





貴女はまるで暖かな春の陽射し

惜しみなく優しさと喜びを

与えてくれた

それなのに わたしったら

ひなたぼっこしてる石っころみたいに

 なにもしないで

そして そんなわたしをおいて

あなたは知らぬまに手の届かない

雲の彼方へと旅立った



いまさら 遅いかもしれないけど



どうか一言だけいわせてほしい



心から 「ありがとう」と