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エッセイ一覧

某月某日。ボストン時代の友人たちと代官山に集合。
ラーメン屋のあと、ブラブラとしゃべりまくりながらなにげにスタバに入った。
ここでも3人のしゃべりは延々と続く。内容は音楽の話からなつかしの友人たちの近況などなど。でもいちばん盛り上がったのが、ネット関係の話だ。ここが鎌倉人と都会人のちがい。Windows95など使ってる人でも、鎌倉のパソコン普及率の低さを聞いたら度肝を抜かれること間違いなしだ。

近くに住む友人に電話をいれると、5時までなら居れるということで、スタバで待機。
友人登場でまた、なつかしばなしに花が咲く。のみならず、相変わらず彼はネタもちで、今教えているピアノの生徒のオモロばなしを話してくれた。

「その子音楽短大でてるんだよ?俺がさぁ"その弾きかたじゃ、指がまるでヘラみたいだから、こう、もうちょっと、丸くできない?"つったわけ。したらオマエ、両手がこうだよ、こう。」

両手それぞれ、人差し指と親指で丸を作って、まるで指でめがねを作るようなかたちをして見せる。全員大爆笑。

「そんでさぁ、俺、"それじゃ、指3本でしか弾けないでしょ?"つったわけよ。そしたら"はい、弾けません"って・・オマエ、弾いてんだよ・・・、こう・・・・・。」

スタバ中にアタシたちの笑い声がこだまする。

「もう、頭のこのへん(と、まゆげのあたりに両手を当てて)から上がなくなるような気がするね、そういうとき。」

と、彼。
朝10時から夜8時までブッ続けで教えたこともあるそうだ。このときも、頭の上の部分がなくなりそうな気がしたということだ。

みんな用事があるというのでとりあえず6時におひらきになった。
もう一人の友人の実家にお邪魔したし、あと一人の友達の長髪姿も見れたし、さてと・・・メシを食べに行く相手をさがそうか・・・。
って、電話しても誰にもつながらん。
疲れてもいたから、どっか横浜か桜木町あたりの居酒屋でちょこっと飲んで帰るかな・・・。
東横線に揺られながらすっかり眠くなったわたしは、桜木町に行く気は失せていたので、乗り換えの横浜駅でなんか食べよう、と、とりあえず改札口を出た。あ〜・・・でも眠い、かなり眠い。昨日寝たの、3時半だもんなぁ・・・。

地下鉄にいちばん近いJOINUSの地下飲食店街で店をちらちら横目で物色。でもフライデーナイトのため、どこもかなり待ってるようす。
ふと目についた中華屋。ならぶ飲食店の中でちょいと異色な感じをかもしだしてるのは、中華街にある食堂みたいな店がまえからか。
「なんかくつろげそう・・・」と、ただそれだけの理由でそこに即決。けっこう高い。でもとりあえず夕飯だしな。酢豚ははずせんだろう。ビールも・・・。
料理がきた。ひとくち食べて思った。
激まずい。
このアタシが料理を残すなんて、一年に一度あるかないかだ。でも豚肉のくささ、中華丼のあんかけに吐き気すらもよおしつつ、ビールを流しこんで、足早に家路に着いた。家帰って吐いちゃいました。

しかし、友人の実家。玄関にはこま犬が。いいですね。
玄関を抜けると彼女が「ちょっと〜。こ・れ〜。」と、玄関に飾ってあるサンタとツリーを見せてくれる。

「ほら。このツリーさ〜さわると・・・電池ないでしょ〜。」
「このサンタもね〜、握手するとほら!電池ないんだ。ははははは!」


どうやら飾ってあるだけだったらしいです。