戦闘機乗り

戦争の絶えない時代に
英雄がいる
巨大な翼を操り
自由自在に空を飛ぶ
そして
敵機を次々に破壊していく

その姿に人々は憧れ
彼らを神と崇める
彼らを目指して暮らす
彼らを生き甲斐にする

しかし
彼らは
自由ではない
政府に命令され
与えられた仕事をこなしていくだけの
かわいそうな鳥
そんな彼らを
人々は何も知らず
憧れ続ける
そう
何も知らずに・・・

この戦いに終わりが来ない限り
かわいそうな鳥たちは
鳥籠を出られない
たとえ出る時が来ても
翼をもがれてしまう・・・

そんな彼らを
人々は何も知らず
憧れる・・・