ユニットの選び方について・・・
どのような音楽を再生するのか、どのような音を出したいのかで購入するスピーカーも当然変わってきます。初めてスピーカーを作ったりパーツ屋で適当にスピーカーを買って作る時、当然特性表などはありません(^^;そこでパーツ屋等で詳細無しの状態でスピーカーを選ぶときどうすればいいのだろうか。という時の参考になればと思い私の経験から少し書いてみようと思います。
フルレンジが一番扱いやすいと思うのでそれを例に書いています。
まずはスピーカーユニットのサイズですが、音質を問わないのであれば、一つ180円とかの小さなスピーカーを買えばそれで大丈夫です。
そんな事はないだろうと思うので、きちんと書きましょう(汗)まず、自分がどういったスピーカーを作りたいかでサイズを決めます。部屋の大きさや置く場所等で小さいスピーカー、大きいスピーカー、どちらがいいか判断してください。初めて自作する場合は小さい方が作りやすいと思います。
スピーカーの大きさによる音の違いですが、当然大きくなればなるほど低音をよく再生してくれるようになります。ただし、キレのいい音は再現しにくくなります。一方小さいスピーカーだと低音の量感は前者に比べ劣る物のキレの良さや高音の伸び等が良くなっていく傾向があります。必ずしもこのようになるとは限りません。
ユニットの大きさについてですが、音質を問わず音が出ればそれでいいのならパーツ屋で¥180程度で販売している6cmユニットとかでもいいと思います(-_-: この程度のユニットはエンクロージャーに入れてもさほど低音はでません。中高音をよく再生し密閉型に向いているかもしれませんが、音質にかなり問題があり、綺麗な音ではありません(汗)
普通にフルレンジ一発で低音から高音までを狙う場合ならユニットにもよりますが16〜20cmのフルレンジユニットが適当ではないかと思います。30cmユニット等もあるのですが、これになるとやや低音不足と感じたりする事がありトゥイーターが必要になったりする場合もあります。トゥイーターはコンデンサ等を使ってネットワークを組む必要があり、自作初心者には難しいかもしれません。ですので、16cmユニットぐらいがバランス的に適当でしょう。エンクロージャーにもよりますが、私が以前作った16cmユニットを使ったバスレフは低音も高音もなかなかでていました。またユニットを選ぶときには極力ユニット背面についているマグネットが大きいものを選ぶといいでしょう。マグネットの小さい物に比べ駆動力や制動力が大きいからです。
16cmユニットでは大きすぎて家におけない、又もう少し小さめのシステムを作りたいという場合は10cm〜12cmのフルレンジユニットがいいと思います。大口径のユニットに比べ低音の迫力等は落ちますが、口径の小さいユニットというのは音の立ち上がりが良く切れの良いサウンドを楽しむことができます。普通にバスレフで組んでも安いCDデッキなどに比べると低音の量感も違い綺麗なサウンドでしょう。12cmでバックロード型のスピーカーを作ったことがありましたが、デッキから取ってきたスピーカーの割になかなかいい音を出してくれて、現在も使っています(^o^)/
パーツ屋などで、自分の欲しいユニットが決まれば一度視聴テストをさせてもらう事をお勧めします。スペック的にも良く、みた感じも良さそうなユニットでも音を鳴らしてみると、実は音があまり綺麗でなかったりする場合もあります。欲しいユニットが複数あるとき等は、比較してみて自分の気に入った方のユニットを買えばいいでしょう。
また、視聴テストをするときの目安みたいなものですが、もしバスレフタイプのエンクロージャーを作ろうと思う場合は、裸でならしても低音をよく再生する物の方が良いでしょう。基本的にバスレフで作る時は"Qo"という値が0.6程度の物が向いているようです。裸でユニットを鳴らして低音をよく再生するというのは、この"Qo"という数値が高いという事になります。
もしバックロードホーン型のエンクロージャーを作る時は、裸でユニットを鳴らしても低音があまり出ない物、特に中高音をよく再生する物を選ぶといいでしょう。バックロードホーンを作る時に使うユニットというのは比較的"Qo"が低い物を選び0.3以下がいいようです。
最後になってしまいましたが、スピーカーというのは自分がどのような音が好きなのか?という事でユニットやエンクロージャーが変わってきます。このユニットが良い、という風には言い切れません。初めての自作の場合なら、小さめのユニットで組んでいったほうがカット作業なども簡単に済むので無難とは思います。長々と書いてしまいましたが、楽しくスピーカーを作って見ることが一番良いと思います。