祝島の海産物
祝島の身近な自然ー海の中からとれたもので作って味見をした感想です。
食材は自分でとったものか、もらったものです。
魚
アナゴのツケヤキ
醤油、みりん、砂糖で作ったたれに付けて焼きます。
麦酒に合います。(2004/12))
マアナゴではなく岩場の穴や 隙間に住むトウヘイという アナゴの仲間です。 |
||
ワイナのせごし
ワイナというのはメバルの小さいの(幼魚)をいいます。鱗をとって、頭とひれをおとして、せごしにします。ちょっと酢につけたのを食べます。ユズをしぼって入れるとまた格別です。 | ||
ワイナ | ワイナのせごし |
オセンコウ(スズメダイ)のせごし
ワイナのせごしと同様、鱗をとって頭とひれをおとして、せごしにします。ちょっと酢に浸けたのを醤油で食べます。骨が硬い魚ですが、味が大変良いです。味の成分が多い感じです。
焼いたオセンコウ
そのまま焼いて、味噌か醤油につけて食べると旨いです。骨が硬いのでノドに刺さらないように気を付けないといけません。焼いた身を包丁で叩いて味噌にまぶして食べると大変旨いです。焼くと油が多い魚だと感じます。
ナマコ ナマコを切って大根おろしと一緒に酢醤油で食べます。 とれる時期は冬ですから、飾り餅に使ったダイダイをしぼるとちょうどいいです。 左は主に黒ナマコ、右は赤ナマコ |
しめヤズ
しめ鯖は良く聞きます。そこでヤズを使って作ってみました。なかなかうまいです。鯖に負けないくらいいけます。1〜2時間塩でしめて、30分〜1時間ほど酢に漬けて取り出します。3日、4日たっても充分食べられます。
しめ鯖 小さいサバでしたが、しめ鯖にすると、大変うまくできました。 冬だから良かったのかも知れません。02/1/29 |
ヤズ・ハマチのたたき
ヤズやハマチを三枚におろし、中骨をとったのをあぶって、冷やして鰹のたたき風にすると大変旨い。ネギやショウガをまぶします。
クロゴチのサンガ
クロゴチ(ムラソイ)を三枚に下ろして、切って、包丁でたたいて、板にのばして、上に炭火を乗せて焼きます。醤油につけて食べます。友達の博君が、うまいと言って食べました。ビールのつまみによくあいます。サンガの作り方は白土三平さんの「野外手帳」にあります。これを見て作ってみました。シイなどの葉っぱに挟んで焼くのもやってみました。なかなかいいです。
タチの刺身 普通、酢醤油で食べますが、ユズなどあれば格別です。 タチは煮ても焼いても揚げてもうまい魚です。 南蛮漬けなどもいいですね。 タタキで食べるところもあるようです。きっとうまいことでしょう。 右の写真はタチの骨煎餅(唐揚げにしたもの) |
チンの刺身
鯛よりすこし血合いが 赤いです。02/8/17 |
サエル(サヨリ) 調理が簡単な魚です。 包丁が切れにくいと、刺身は難 しいと思いますが。 |
サエルの刺身 サエルならではの味です。 あっさりした味の刺身です。 |
焼き魚
新鮮な魚は刺身にしても、焼いてもうまい。
焼いたアジ | 焼いたガフク(ガフクメバル) | メバル(上) 鯛(下) | チダイ |
煮魚
モゴチ(ヨロイメバル)の煮付け。 ツワ(ツワブキ)と煮てみました。結構旨いです。02/3/17 3/17の釣果はリョウキチのこの1匹のみでした。 ツワは3月が採り頃です。 |
左は醤油での炊き込みご飯 遊漁船に乗ると、昼飯はこれがいただけます。 右はエータン(エイ)のみそ汁です。 どちらも浜栄丸さんから、我が家への差し入れです。 どちらも堪えられないうまさです。 |
||
ハゲ飯 | エータン汁 |
海藻
フノリ 子供の頃は祖母がのり(糊)を作っていました。 食べてみると結構おいしいです。刺身のつまに、いけます。 これだけでも、ポン酢などで食べられます。 02/3/17 |
貝
カタガオ(マツバガイ)
岩についているカタガオ 02/4/10 |
焼くと旨い! 02/4/10 |
煮てもいけます。 02/4/13 |
カイ(セトガイ)
カイをもぎに行く、と言います。「もぐ」というのは木から実を採ることを言います。カイは瀬に付いているのでそれをもぎとるので、カイをもぐとかカイもぎとか言います。カイはソーメンやうどんの汁のだしにしたり、シュウユめし(炊き込みご飯)のぐにしたり、煮ても焼いてもうまいので人気のある貝です。フライにしてみました。これも大変いけます。
カイのフライ03/8/13 |
おらが調理は下手でも、祝島の新鮮さを食べるわけですから、うまいです。
腕のある調理人さんが、食堂を開いて欲しいものです。