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 東の墓の上、タカトオという所に、我が家の土地が少しあります。
もとは畑だったのですが、少なくとも25年間は耕してなく、藪になっています。
雑木もかなり生えて、ヨセ(ダンチク)の株もあり、カズラもかぶさっていました。
 2002年の秋からたまに行っては、木やらダンチクやらを切って、畑にしようとたつっています。
 まず、開墾記念に山桜の苗を3本植えました。
我が家から見えるようにと、その方向のヨセを切りました。
桜が咲くようになると、何とか我が家の屋根に上がると見えるのではないかと思います。
 沖合いから見ると、石垣が現れているのが確認できます。
この石垣を出したいというのも一つのねらいです。「大河の一滴」ならぬ「大藪の一石」活動とひそかにつぶやいています。
子供の頃に親父が崩れた石垣を積み替えていたのを思い出します。今、何カ所か崩れているので、私もいずれ、少しでも積み直して見ようと思っています。
 タカトオという地名ですが、地籍にある地名にはありません。祝島には地籍になく、日頃使う地名がたくさんあるようです。「高遠」と書けば高くて遠い所となりますが、人家から遠いという所ではありません。人家周辺の中では高くて遠い方かも知れません。
 タカトオからだと、ダンチクや木を、段々畑らしくすると、初めて人家が眺められます。標高は150M位でしょう。正面に長島が見えます。昭和30年頃には麦や芋を植えていました。子どもの時に親と一緒に来て作業を手伝った事を少し覚えています。弁当のおかずに、大根の削いだのをみそに付けて食べました。これはうまかった想い出として残っています。鋤の前の綱を冗談混じりに牛の代わりに引っ張ったのも覚えています。タカトオは、牛が作業できるほどの広さも平坦さもない場所です。(2002年冬記)




 2003年6月にサツマイモの苗を植えましたが、早々と台風が来てほとんどを飛ばしてしまいました。夏に何回か行ってみると草ボーボーになっていました。蚊もすごい。
 11月16日いくつかのサツマイモが収穫できました。25年ぶりくらいのタカトオでの農作物の収穫・復活です。桜の木も何とか育っています。
 この冬には崩れた石垣を治してみたいと思っています。(2003年秋記)


 2004年サツマイモを植えたが遅くなり、収穫は10kg程度。
 年の暮れに石垣の修理を始める。12月24日、12月26日活動。
 一昨年の山桜の3本の苗木が大分大きくなってきた。
(2004年晩冬記)




 2005年1月7日に石垣を組んでみました。思ったより早く組むことが出来ました。風邪をひいたのか鼻水が垂れて、手鼻をかむのが上手でないので弱りましたが。
 継ぎ目の所がすぐ崩れそうな気もしますが、いつまで保つか楽しみです。

上の左側の写真の所です。 写真で見た感じはまずまずです。