平成20年度から特定健診が始まり、岡山市でも「岡山市国保特定健診」を実施しています。
この特定健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)について評価することで、糖尿病や高脂血症、高尿酸血症などの生活習慣病の予防及び早期発見、早期治療を行うために実施されています。これらの生活習慣病は心臓病や脳卒中などの重篤な疾患へとつながる危険因子であり、危険因子が重なるほどリスクは高くなります。早期に発見し、生活習慣を改めたり、治療を開始することで、重篤な疾患のリスクを下げることが可能ですので、きちんと検査を受けることが必要です。
がんによる死亡者数は年間30万人を超え、死亡原因の第一位です。しかし、診断と治療の進歩により、早期発見すれば治癒が可能ながんも増えてきています。がん検診はがんの早期発見による死亡率の減少を目指して行われます。多くのがんでは早期には症状なく経過するため、検診を受けることは非常に重要です。当院では岡山市の検診として胃がん検診(当院では内視鏡検査のみ行えます)、肺がん検診、大腸がん健診、肝炎ウィルス検診(肝炎ウィルス感染は肝細胞がんの非常に大きなリスクとなります。)を行うことが可能です。早期で発見できれば胃がんや大腸がんでは内視鏡で治療できることもありますのできちんと定期検査を行うことが大切です。
各種健診、検診にかかる費用は岡山市から送付された受診券はがきや「けんしんガイド」、市のホームページをご参照ください。受診される際は健康診査カード、健康手帳を必ずご持参ください。受診券、無料券、クーポン券をお持ちの方も必ずご持参ください。不明な点は電話にてご相談下さい。
実施期間は、例年6月1日〜12月31日までです。
けんしん種類 | 対象者 |
特定健診 | 40歳以上の岡山市国民健康保険加入者 協会けんぽなどに加入する40から75歳未満の本人・扶養者の方 (受診券が必要です) |
後期高齢者等健診 | 後期高齢者医療保険証をお持ちの方 40歳以上で生活保護等受給されている方(無料券が必要です) |
35歳からの健康診査 | 35〜39歳の岡山市国民健康保険加入者(受診券が必要です) |
胃がん検診 | 50歳以上の岡山市民で偶数年齢の方 *前年度検診を受けていなければ、奇数年齢の方でも可能です *内視鏡検査とレントゲン検査が選べますが、当院では内視鏡検査のみ行えます |
肺がん検診 | 40歳以上の岡山市民 *50歳以上で喫煙指数(喫煙本数×年数)が600以上の方は痰の検査も追加可能です |
大腸がん検診 | 40歳以上の岡山市民 |
肝炎ウィルス検診 | 40歳になる方。41歳以上で肝炎ウィルス検査をしたことがない方 |
3か月健診,6か月健診、7.8か月健診、9.10か月健診、1歳健診、1.5歳健診、3歳健診などを行っております。1歳までは親子手帳の無料券が使えます。岡山市民の方の7.8か月健診には約半額の補助が出ます。1.5歳健診、3歳健診は集団健診に行かれれば無料で受けられます。
予防接種については
○定期予防接種:BCG、ポリオ、四種混合、三種混合、二種混合、MRワクチン、日本脳炎、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン、水痘、B型肝炎、ロタウイルス
○任意接種ワクチン(公費負担なし):おたふくかぜ、インフルエンザを行っております。
小児科では15時〜16時が予約での健診・予防接種の時間になっております。この時間帯以外での健診、予防接種は一般診療時間内に行っております。予防接種はワクチンの在庫を電話で確認してから、ご来院ください。
インフルエンザワクチンについて
接種年齢:お勧めは1歳以上ですが、集団生活されている満6カ月以上もお勧めです。
接種回数と接種時期:
13歳未満の方は、2〜4週間の間隔で2回接種します。
1回目を10月になったら早めに接種
2回目を10月下旬から11月末までの接種完了がお勧めです。
成人、13歳以上の方は10月下旬〜11月末を目安に原則1回接種してください。
接種費用:
おたふくかぜワクチン(1回分)・・・・・・・6200円
水痘ワクチン(1回分)・・・・・・・・・・・8400円
インフルエンザワクチン・・・・・・・・・・・1回目 3500円、2回目 3100円
B型肝炎(3回必要です、1回分)・・・・・・ 6200円
風疹麻疹混合ワクチン(MR)・・・・・・・・10000円
帯状疱疹ワクチン(1回分)・・・・・・・・・21000円
内科けんしんでは絶食などの必要がある場合もあり、また予防接種ではワクチンの在庫を確認いたしますので、けんしん、予防接種は電話でのご予約がお勧めです。
〒701-0142
岡山市北区白石西新町7-110
TEL 086-255-2131
FAX 086-255-5380