祝島日記 ２００８年６月
６月１日（日）晴れ 凪
マルアジを釣りに出る。２０ばかり釣って帰る途中シラサキの沖で電話をすると、平さんの石垣に向かう途中だがまだ出発して間がないようだった。
おみやげに少しマルアジを持って昼便で帰る文彦君達の乗っている「いわい」に行く。二人とも祝島を楽しんだようである。
午後、長磯で草刈りをした後、枇杷が熟れているだろうとソウヅイに行く。少ししか熟れていないし、水っぽくて旨くない。今年はちょっと期待しない方が良さそうだ。長磯に蒔いたエミちゃんに貰ったヤイナリの種が芽が出してきている。ヤイナリの成ったのを見たことがないので楽しみである。
帰ってヨボシに釣りに出るがしろうちゃんのにはハマチがよく釣れているようだがおらのには一匹も来なかった。まあ今週の魚はあるから良いかと自分を慰めながら帰った。
夜、ただとしくんが来て話をして帰った。途中文彦君から「二人で楽しめました」とのお礼の電話が入った。良かった良かった。
６月２日（月）曇り 凪
今日は月に一度の平日休診日。
今日の予定は、午後柳井行きの予定。おらは平尾警察署で免許の住所変更である。
朝、タカトウに行って少し開墾に近い作業。８時過ぎには雨が降り出す。山での作業は子供の頃を思い出させる。親はタカトオでは麦や芋を作っていた。陸稲も作ったことがあると思う。
雨が降るのですぐ帰る。
昼の便で出て警察署などに行って帰る。スイカの苗も一本買って帰る。
一日中雨が続いた。
６月３日（火）朝雨のち薄曇り 凪
朝、ゆっくりする。今日から診療所が９時から始まることになった。なかなか忙しい日だった。休みが３日以上続いた翌日、翌々日は忙しいのである。
夕方、ナガイソに行き、スイカとシシトウの苗を一本ずつ植える。
６月４日（水）晴れ 凪
朝、ナガイソに行ってかんり機が使えるかやってみるが、全然かからない。桜の木の枝を切っていたのをこだくる。
夕方、ヨボシでチダイとマダイを釣る。合わせて１０匹近く。０．６〜０．７ｋｇくらいのが３匹釣れた。久しぶりの鯛である。
帰るとヒロコおばさんの友達が帰って話しに来ていた。
浜栄さんににぎり寿司の差し入れをいただく。
６月５日（木）晴れ 凪
ヒロコおばさん友達の見送り。
朝食後、ゴーヤを支所で貰って長磯に植えに行く。その後五月丸の魚を上げておく。差し入れよう。
夜、ただとしくんが来て話していく。明日、原さん達がやってくるそうである。
６月６日（金）晴れ 凪
朝、長磯。夕方タカトオ。タカトオは芋用に開拓中。藪になっていたのでなかなか手強い。畳一畳分耕しただけ。
６月７日（土）晴れ 凪
朝、ソーヅイに行く。枇杷を全部もぐつもりでリヤカーを引いていくが、熟れてないようなので１００袋位（コンテナ２杯分）もいだだけで昼前に帰る。
午後ナガイソに行き、一畝うって枝豆を一袋（小袋）分植える。
今朝、ちょうちゃんがあわただしい動きをしていたが、豚が子を産んだようである。
夕方、ヒロコおばさんとドライブで子豚を見に行く。あいにく面会謝絶だった。牛が大きくなっているのが遠くにかいま見えた。
ドライブの後、ヨボシに釣りに出てチダイ１０匹余りと１ｋｇ級の鯛２匹釣る。狙い・期待通りだった。
夜原さん来宅。その後、くにひろへ。１１時過ぎまで話が弾む。野村さんは横断隊に常連として参加されるので顔見知りであった。
６月８日（日）晴れ 凪
原さん達一行５人、９時前に出発。鯛を一匹原さんにお祝いとしてカヤックに乗せる。
タカトオに行ってアメリカ芋用に畑をうつ。少し植えられる様にはなった。腰が痛い。
午後ナガイソに行ってゴマ用に一畝うつ。その後、草刈り機で茅を刈って畝の間に置く。
夕方ゆっくりヨボシへ。湧くのでヒコーキを漕いでみるとすぐヤズが４匹釣れた。暗くなり前に鯛を狙うすぐ１匹来た。効率のいい釣りになった。
６月９日（月）晴れ 凪
腰が痛いやらくたびれているやらで出勤までゆっくりする。
夕方、魚を上げてお裾分け。
魚はヤズとマルアジのシメタの。焼き魚もあり、魚だけという感。
６月１０日（火）曇り 凪
朝ソーヅイに行き、ビワもぎ。１５０袋余り（コンテナ３箱）もぐ。二箱バイクで持って帰る。雨の予想だったが降らずに助かる。
診療所の火曜日は忙しい日が多いが予想に反してそれほど忙しくなかった。（午後忙しめ）
夕方ヤズの刺身を造った後ヒロコおばさんと久しぶりのウォーキング。途中少し階段の草取り。木イチゴもつまみ食い。だんだん雨が降りそうな空模様の中を帰ってくる。
６月１１日（水）昼前から雨、夜中まで降り続く。南風
朝ソーヅイに行ってコンテナ３箱分もいで、２箱分持って帰る。
診療所ね１０時過ぎから１１時まで忙しめ。午後は１６時まで忙しめ。
ヒロコおばさんが家の中で３匹目のモンシロチョウがふ化をしたという。レタスなどを貰うのでそれに着いていたさなぎが孵るようなのである。
夜、ビワのパック詰め。
６月１２日（木）朝雨が上がり曇り空のち晴れ 少し西風
ヒロコおばさん、早起きしてユウベエとナゴジローにビワを送る。山田さんのところで無理を言って２箱分けて貰う。ナゴジローの大家さんようにはおらが作った枇杷ではちょっと心許ないのである。
タッチャンがすずかぜと言う品種のビワを持ってきて見せてくれる。
夕方ヤズとタイを上げる。
６月１３日（金）晴れ 凪
暑いくらいの天気。
朝、ソーヅイに行きビワをコンテナ２箱分もいで２箱もって帰る。
夕方久しぶりのカヤック漕ぎ。ヨボシの灯台を回って帰り、東の波止の前の灯台の写真を撮る。灯台のプレートはリョウキチとヤッチャンが書いたものなのである。風波で少し腐食していた。
鯛とヤズで握り。ほとんど只なのだが、ゼイタクと思えれば幸せにつながる。
６月１４日（土）曇り 凪
朝、ソーヅイに行って枇杷をもぎ、置いてあったのと合わせて持って帰る。
昼便でパソコンやそれようのラックなどを持って担当の人が３人やってくる。荷物をトラックで診療所まで運ぶ。ヒロコおばさんと立ち会う。ヒロコおばさんは途中で婦人会の昼食作りに参加。昼過ぎに家に帰る途中ヒサヨさん、ミチヨさん姉妹に出会う。本を２冊持ってきてくれた。二人は今日の集会に下関のグループとやってきたそうである。藤本家は元気である。おらも集会に参加する。
テントの片づけを少し手伝う。診療所のパソコンセットアップ完了。診療所の事務がいずれパソコン化するのである。手書きに慣れたのであるがしょうがない。
ハナコさんやスミダさんからタマネギやジャガイモをいただく。
つちだにさんからアメリカ芋の苗を貰う。
６月１５日（日）雨 東風
学校の草刈り予定が雨で中止。
朝、五月丸で室津まで出て、大島にソーヅイの枇杷を持って行く。五月丸の係留でお世話になった西本さんに会えた。
五月丸に積んでいた賞味期限ぎりぎりの鯛とハマチ（ヤズ）を持ってきていたのをアンチャンに上げた。リュウイチロー君に初めて会った。リュウイチロー君はおらと波長が合ったようで、別れ際に良い感じで手を振ってくれたのである。実は魚はまずはキョウコサンに渡すつもりだったのであるが、電話がつながらなかったのだ。沖中時代の終わり頃、大きめの鯛を皆さんにと言っていた約束を遅ればせながらじわじわ果たそうとしているわけである。キョウコサンにはまたいずれ。
室津でちょうど１２時の音楽が流れるのを聞いて雨の中を五月丸で帰る。ヨボシで少し釣ってみるがチダイが１匹しか釣れなかった。
家に帰ると浜栄さんから貰ったお好み焼きが待っていた。
６月１６日（月）曇り
夕方タカトオをうつ。畑が少し広がる。腰が痛い。帰りにヒサ坊夫妻に逢う。
ヒロコおばさん、ウメモトで立派なビワを沢山貰って帰る。商品としてのビワである。関西方面に送ることになる。
６月１７日（火）曇り
朝タカトオを整地。夕方タカトオにアメリカ芋を植える。
６月１８日（水）夜中ぱらぱら降るが朝上がりだんだん晴れる。昼過ぎから南風
朝、ゆっくりする。首から肩が徐々に痛くなる。
６月１９日（木）雨 南風強
朝ハナブサさんと挨拶。祝島の味方が一人増えたという感じの人である。
首肩が痛い。首の神経痛という感じである。
６月２０日（金）雨 南風
雨模様の一日で、時化で漁には出られないだろう。
６月２１日（土）雨 南風気味
朝便で出て岩田に行く。ヒロコおばさんは昼まで病院で洗濯などをする。おらは石田衣良の本を読み終わる。
一度柳井に帰り、おらは鍼灸院に行く。帰りは大雨に出会う。夕方は柳井で少し買い物。
６月２２日（日）雨のち曇りのち晴れ 凪
６時便で祝島に帰る。ヒロコおばさんは昼まで婦人会の弁当作りと届け手伝い。
おらは昼までごろごろ。昼からナガイソに行って見る。タカトオにも行ってみる。
５時過ぎに釣りに出る。リョウキチが週末に柳井に出てくると言うことで魚どり。粘っていると１ｋｇたらずのが一匹釣れた。暗くなる前にアジも少し釣れた。
首肩などが痛くて弾けなかったギターを少し弾いてみる。
６月２３日（月）晴れ 西風
朝ゆっくりする。
診療所、月曜の割には比較的来診者が多った。パソコンの研修２回目。
夜タッチャンが来てビワや芋の作り方などいろいろ教えてくれる。来年は楽しみである。タッチャンは今年カボチャを作ってみたと言うことで柳井のスーパーに出しているようである。柳井港近くのマックスバリューでは祝島産のびわや芋をよく見かける。
タッチャンが帰った後、ただとしくんもやってくる。色々話をする。
６月２４日（火）晴れ 西風のち凪
肩だいぶ良い。診療所は火曜の割に少なめ。パソコン研修最終日。
アンチャンからリュウイチロー君の絵入りのはがきが届いた。
アジを刺身にする。
６月２５日（水）曇り時々雨 凪
診療所、午前中大忙し。
しろうちゃん、昨日ハマチを８匹釣ったそうである。鯛も一匹ハマチ漕ぎに釣れたという。
浜栄さんに出会うと昨日は朝、夕合わせて１３匹ハマチを釣ったそうだ。今日は一匹も釣れなかったそうだ。
夕方アジの刺身。
三谷さんより、焼き物ができたとの連絡が入る。
６月２６日（木）曇り 凪
朝、公民館の二階を借りる予約をする。ギターミニコンサートをするのである。
夕方、ナガイソに行き、モモを４〜５個採って帰る。腐ったのもあった。少し甘みがついてきた。イチジクの木の元気がなくなってきた。ムシにやられているようだ。
チダイを刺身とアジの塩焼き。
６月２７日（金）晴れ 凪
リョウキチは夏休みまでこの週末しか休みがないそうである。ふつうの昼飯が食べたいと言うことで柳井に出てくるようだ。
６時（１８時）過ぎに釣りに出る。チダイ１匹、コダイ２匹、中くらいの１匹、１ｋｇ弱のを１匹。暗くなって大きいアジが７〜８匹釣れた。まずまずの豊漁である。
大きい平アジの刺身は旨い。
夜なべでヒロコおばさんが魚のウロコをとったりしていた。
６月２８日（土）雨模様。凪
ヒロコおばさんは朝便で柳井へ。リョウキチも出る予定である。
おらは第一回ギターミニコンサートを開催。聴衆はただとしくんとエベス家４人の計５人だった。おらにとっては記念すべきコンサートである。一仕事終えた。
おらは昼便で出て柳井に行く。リョウキチも来ていた。昼飯に鯛の刺身を食べたようである。
リョウキチを駅まで送った後鍼灸院に行く。今日は近くまでヒロコおばさんも一緒に行った。
６月２９日（日）雨のち時々曇り晴れ間ものぞく 南風のち西風
昼便で帰る。サンピアは９時から開いているので本を買って室津に出るとちょうど良い時間になる。雨が強くなったりしたが、祝島についたときは止んでいた。いわいで久しぶりにマーティンさんと一緒になった。マーティンさんはイギリスの大学に就職が決まったそうである。大学では日本の近代の歴史を教えるようである。祝島には浜栄さんに挨拶に行くと言うことだ。おらに遊びに来てくださいと言ってくれたのだが当分は行けそうもない。いつか行ける日が来るかもしれない。
久しぶりに散髪をした。雨が降ったり、風もあったりで山も海も状況が良くないので五月丸をボーズリでこすった。これも久しぶり。その後新作料理に挑戦。色々作ってみた。夕便で帰ってきたヒロコおばさんになかなか好評だった。
ユウベエとナゴジローから電話があり、久しぶりに声を聞いた。今日は＜久しぶり＞の多い日だった。
６月３０日（月）曇り 西風
吉本看護師さん祝島診療所勤務最終日。鯛を餞別代わりにおくる。
夕方久しぶりに長磯までゆっくりランニング。モモが腐っていた。残り数個。
６月も終了。なかなか忙しい毎日が続いた感じである。