祝島日記 2008年7月 6月の日記へ

7月1日(火)晴れ 凪
 朝、ナガイソに行き、残っていたモモを3つもいでくる。
 次の収穫物は1ケ月後のトマトか枝豆だろう。ゴーヤもレースに食い込むかもしれない。
 帰りに途中の仔牛の所に寄ってみる。草をのどけるとよく食べる。
 千葉の勝田先生から沢山トウモロコシが送られてきた。ヒロコおばさん、あちこちお裾分けに歩いてきたようである。と、思っていたらサザンキョウなど一箱貰って帰ってきた。
 肴はしめアジ。


7月2日(水)雨模様 南風
 朝ゆっくりする。
 診療所、午前に28人来診。なかなか忙しかった。医療事務がこれからパソコンになっていくということで打ち込む用にしているのだが、混むと、点数計算等カルテへの書き込みの方が早いのでそちらになる。支払いなどを済ませた後、パソコンにあらためて打ち込むようにしているのでこの日は一時間半の残業になってしまった。
 浜栄さんにマルアジの刺身を貰う。きりりとしまって大変旨い。
 寿司ネタ用の鯛と鰺は鱗を落として明日に備える。
 昼に雨の中ウニとりに行くタッチャンの後ろ姿を見かける。今週は日曜までウニの解禁潮である。
 長磯に薪をとりに行って、スイバリたち、中指の中に入ったままで少し痛い。


7月3日(木)曇り 凪
 診療所は少なめ。
 夕方ヨボシに釣りに出る。暗くなる前2kg足らずの鯛が釣れる。勝田先生の所に送ることができる。
 久しぶりににぎり寿司。


7月4日(金)曇り、夜には雨になる。 凪
 1日から診療所の勤務の看護師、受け付け事務がおらとヒロコおばさんになった。これまでは引き継ぎというか指導の立場で看護師さんが町から昼便で来てくれていたのである。ヒロコおばさんよく頑張っている。
 夕方18時過ぎにヨボシに出る。1kg越える鯛が一匹釣れた。


7月5日(土)雨模様 凪
 室津まで五月丸でいき、柳井まで出かけてくる。三谷さんの皿を柳井のコウジ君に預かって貰っていたのでそれを受け取りに行く。ちひろちゃんの首が据わりしっかりしてきていた。かわいい。奥さんもちひろちゃんも元気そうだった。
 雨樋の材料やその他を買って五月丸に積んで帰る。
 夕方ヨボシ。今日は鯛が来なかった。大きいアジが2匹。
 夜トシ坊さんの電話で吉田へ。若いのが沢山集まっていた。みんな歌が上手い。
 せいちゃんは昨日ウニを貰ってどんぶり2杯食べて今日は腹が痛かったそうである。それを聴いた大工のかずちゃんは「はあら、おらまあ(ウニ飯の)飯粒を探すのに苦労せた。」と言ったそうである。涙が出るような話である。


7月6日(日)はれ 凪
 屋根の樋などを修繕した。ヒロコおばさんに少し感謝された。ただとしくんが通りかかり手伝ってくれた。
 夕方コージロに行き、ハマチが湧いていたので漕いで一匹捕る。道糸を切られ残っていた二本の釣り針のうちの一本で捕れた。しかももう一本にも来ていたようでそれも切れてしまっていた。古い道具だったのである。
 肴はアジの南蛮漬け、セトガイ、サザイ、アジの真子の煮付け、イモ天、かき揚げなど。結構ご馳走である。


7月7日(月)はれ 凪
 休診日。
 昨日のハマチを組合に活かす。3.7kg。
 昼前に泳ぐ。昼寝をする。祝島の夏である。
 ヒロコおばさんは家の片づけ掃除に精を出していた。
 長磯にシシトウが二個なっていた。初物である。タカトオの芋づるは元気に育っている。
 肴は南蛮漬け、しめアジ。
 夜、波止に行って星を眺める。


7月8日(火)晴れ 西風
 夜中に蚊に血を吸われ、子猫に鳴かれ、睡眠不足である。
 診療所、なかなか忙しい一日だった。
 昼におらが家のケーブルテレビが接続される。画面がきれいになる。インターネットの方は後日と言うことである。


7月9日(水)晴れ 凪
 アメリカ、原油価格下落。
 診療所30人くらい。30人くらいが平均である。
 チダイを上げて刺身。
 年金の通知が来た。教員になる前に10年くらいおふくろが年金の払い込みをしてくれていたのである。共済組合だけでなかったので社会保険庁の方に申し込みをすることになるそうである。


7月10日(木)晴れ 凪
 岡本のまあちゃんにエビを貰った。
 夕方泳ぐ。
 肴はエビの茹でたもの。 


7月11日(金)晴れ 凪
 夕方釣りに出てみる。潮が行かなかったがアジが5〜6匹。大きいのも混じる。鯛は出なかった。
 肴は握り寿司風。


7月12日(土)晴れ 凪
 長磯に草刈り機をとりに行き、タカトオの草刈りをする。木やヨセが多く草刈り機は余り使えない。昼まで汗をかいて昼から昼寝をした。
 夕方カヤックのむせていたひもなどを片づけた。
 肴はチンの刺身。


7月13日(日)晴れ 凪
 魚取りに出る。おきなに行ってみる。あわよくば鯛などと思っていたが、鯛も鰺も出てこなかった。少し沖でマルアジが湧いていたのでおみやげ用に釣る。その後ウヤシマに行って釣ってみる。鯛とチダイが一度に3匹釣れただけ。
 11時からシンポジュームに行ってみる。ミチヨさんとヒサヨちゃんが来ていた。
 夕方、わらをすぐってみるというヒロコおばさんと東の浜に行く。カヤックのひもを修繕完了。3日くらい後に小学校のカヤック教室に原さんがやってくるようだ。
 肴はマルアジの刺身と酢じめ。


7月14日(月)曇り 弱い南風
 月曜日は来診者は少ない。
 曇り空で星が見えない。小学生と星の観察をするので予習をしようと思っていた。場所はまっすぐ出たところの波止の先が良いだろう。
 波止からの帰りに青ゼミの幼虫に出会う。


7月15日(火)曇り 弱い南風
 星の観察予定日だったのだが、曇り空で明日に延期。少し星が出ていたので波止で中学校の望遠鏡で見てみる。
 秀人君のを借りてみるとこちらの方がよい。木星の惑星がよく見えた。


7月16日(水)晴れ 凪
 ヒロコさんと残業1時間余り。
 昼に原さんが顔をのぞける。小学校のカヤック教室に来てくれたのである。公民館でホクレア号のVTRをしているところに行ってみた。
 夜に小学校の星座観察会。10人参加。10人参加。今日は小学校は行事盛りだくさんと言うところ。


7月17日(木)晴れ 弱い南風
 診療所は40人の来診者。40人になるとなかなか忙しい。
 ヒロコさんがコピーをしてくれるので一緒に残業1時間。
 夕方、旬のスズキを狙って出る。1.5kg級が1匹。


7月18日(金)晴れ 弱い南風
 診療所午前中大忙し。
 夕方1.5kg級のスズキが釣れる。これで日曜に帰ってくるユウベエ用と下関の法事用が手に入った。


7月19日(土)曇り 凪
 午前にカミカドに釣りに出る。20匹足らずのアジと10匹足らずのチダイを釣って帰る。
 昼に神舞用の木が届いたので出られる人は上げに出てくださいとの放送があり、出る。
 長磯に行き、プルーンを3つ採って帰る。
 夕方釣りに出るが釣れず。


7月20日(日)晴れ 凪
 朝早起きをして、スズキ、チダイ、鰺などをしめる。
 ユウベエ用のスズキ一匹を残し、魚を持って定期船で出る。柳井で樋などの材料を買った後、電車で下関に向かう。
 駅から藤本家までのタクシーの運転手さんは運転手になってまだ二ヶ月と言うことで、下関の地図がまだ詳しく頭に入ってないと行っていた。定年退職してタクシーの運転手業を始めたのだろうかと憶測する。
 藤本家では魚をエミちゃんがさばいた。
 おじさんの三回忌。藤本家全員と2年ぶりに会う。法事が終わり、2時頃から10時頃まで飲んだり話したりする。


7月21日(月)海の日 雨のち曇り。
 藤本家を出て万ちゃんとのタクシーの中、夕立風の雨が降る。(祝島では降らなかったようである。)
 万ちゃんは大阪へ、おらは柳井へ。柳井から室津へ出て夕便で祝島に帰る。ユウベエに久しぶりに会う。


7月22日(火)晴れ 南風
 診療所は、連休明けで多いと思っていたが意外と少なかった。ユウベエは在島。


7月23日(水)晴れ 凪
 夕方釣りに出て、大きいヒラアジを2匹。
 夜にハナブサさんがやってくる。祝島の山道について知りたいと言うことで話をする。3人連れ。 
 明日の朝早く、建網体験に出ると行っていた。


7月24日(木)晴れ 凪
 暑い日が続く。ユウベエ朝便で広島に帰る。
 夕方釣りに出るが全く釣れず。タチに切られる。
 後ろではハマチがまだ釣れているようである。しんげーさあは、いい鯛を釣ったようである。


7月25日(金)晴れ 凪
 暑い日の連続。
 夕方釣りに出る。小さい鯛を2匹。 
 夕方岩本に上がる。
 トシ坊さんとタダトシクンと話をする。


7月26日(土)晴れ 弱い南風
 久しぶりに荒神様に行ってみる。なかなか見つからなかったが、そのおかげで大きなバリバリノキとバクチノキが見つかった。バリバリノキは幹周りが2mを越えるくらいである。バリバリノキ自体が少ない木なので大きい木はなおさら珍しいと言える。南先生は喜びそうである。バクチノキは祝島に1カ所と小祝島にあるだけだったのである。荒神様の近くに二本あり、二本のうち大きい方は幹周り80cmくらいであるが、もっと大きいのがありそうなのである。
 荒神様も見つかったので道しるべをつけておいた。今度はわかりやすいコースになった。久しぶりでもあるし、斜面を2〜3時間よたよたと歩いたのでくたびれた。しかし収穫はあった。
 午後少し昼寝をした後ウヤシマに釣りに行く。鯛を狙ったがアジが10匹余り。明日、リョウキチが柳井に出てくると言うことで、そのおかずである。
 ヒロコおばさん、早速アジの南蛮漬けを作る。久しぶりのアジの刺身はなかなか旨い。


7月27日(日)晴れ 凪
 朝、アジの鱗を取り頭を落として柳井に持って行く。
 室津から柳井に行く途中、善徳寺さんの所に寄る。
 リョウキチが9時半頃広島から柳井に出てくる。ヒロコおばさんは散髪へ、おらとリョウキチはサンピアで買い物。本を多めに買う。リョウキチは本を買うのは我慢するとかつぶやいていた。
 朝日新聞の「おやじの背中」という欄に内田正洋さんの記事が載っていた。
 浜栄さん、きのうハマチを9つ釣ったそうである。

7月28日(月)晴れ 凪
 あさ、入り口の網戸を出したり、荷車などを長磯に運んだりする。
 6月の賃金支払い明細が届いた。6月分は賃金108,650円で手取り103,220円である。
 夕方、400mくらい泳ぐ。

7月29日(火)晴れ 凪
 昨日は近畿、北陸で豪雨。こちらは猛暑日照り続きで水不足が心配である。
 年寄りにはことに暑さがこたえることだろう。

7月30日(水)晴れ 凪
 診療所は忙しい一日だった。採血5人でヒロコおばさん、なかなか奮闘していた。
 夕方スズキ狙いで出るが釣れず。
 肴は残っていた一匹の鰺。ヒロコおばさん、きれいなお造りにする。

7月31日(木)晴れ 凪
 診療所、25人。25人くらいならすきまの時間がある。すきまの時間ができると、日ごろやれない事務ができるのである。
 夕方、ヨボシで鰺を釣る。20くらい。浜栄さんハマチを10匹釣ったようである。しろうちゃんは鰆を釣ったそうだ。。
 診療所の来診者は600人余。


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