祝島日記 2008年8月
8月1日(金)晴れ 凪
朝、タカトオにペットボトルに水を入れて10リットル持って行く。芋に水やりをした。芋は元気そうだった。さすが暑さに強い。
夕方スズキ狙い。スズキは0。アジを20くらい釣る。
8月2日(土)晴れ 凪
6:30より、神舞小屋の竹切り。三浦できる。100本の割り当て。2時間足らずで終了。
作業の合間に芋の作り方など聞く。1反に4000〜5000本植えるそうである。
すっかり忘れていたが、炊けきり作業終了後に櫂伝馬を降ろすことになっていたのである。
ヒロコおばさんは朝便で出る。大和病院の支払いなど。
原さん達来島。
浜栄さんにハマチを1匹いただく。
夕方の櫂伝馬漕ぎ練習に原さん達島外の人が何人か乗っていた。
ヤイナリが熟れつつある。種くらいは取れそうである。1さやに12粒くらい付くようである。
8月3日(日)晴れ 凪
五月丸のフナタデを気にしながら過ごす。
生ゴミを長磯に持って行く。枝豆に水をやる。
櫂伝馬練習17:00開始。参加。
赤塚不二夫死去。
8月4日(月)晴れ 凪 診療所は休診日。
朝、便秘で苦しむ。うっかり3日くらい出していなかったのである。結局イチジク浣腸とやらをやって何とか出す。
10時すぎから夕方までパソコン研修。レセプトとやらがこれからパソコンでやることになるのである。
枝豆2本味見。堅いがなかなかいける。
8月5日(火)晴れ 凪
ソルジェニーツィン死去の記事。
診療所、午前中に28人。超多忙な半日だった。
夜、宮部みゆきのブレイブストーリーを読んでいる。
8月6日(水)晴れ 凪
朝枝豆数本収穫。
岡本まあちゃんにエビを貰う。つまみに恵まれる。
このところレセプトで半時間くらい残業である。
櫂伝馬漕ぎはご無沙汰である。
8月7日(木)晴れ 凪
朝タカトオに行って芋を二つ掘った。小さいが芋になっている。タカトオから見ると舞小屋の準備をしている。柱を立てているようだ。
帰りにタミちゃんにポカリを貰う。その後中学校の脇を通るとき、箱にカボチャやタマネギが入っているのに気づく。要る人は自由にとってくださいと言うように置いてある。これもタミちゃんらしい。
キョウコさんと娘さんから暑中見舞いが届く。
8月8日(金)晴れ 凪
朝、小屋の舞台作り。出てみると人数が多いので帰らして貰う。小屋の柱は組み立ててある。
雨が何粒か落ちる。
8月9日(土)曇り 凪
朝、総出で小屋の骨組み作業。あらかじめ組み立てていた骨組みに竹を差し渡しくくる作業である。2時間くらいで終了。
その後昼前から五月丸のフナタデをする。船台がなかなか下りないのを広島から釣りに来ているという人に手伝って貰ったりする。三藤君も手伝ってくれた。
タミちゃんも沖側の船台で始めた。ヒロコおばさん、紫外線に弱いのだが頑張ってくれる。
夕方櫂伝馬の練習に乗り遅れたのでペンキ塗りもする。船底塗料がぎりぎり足りた。降ろすのは明日の昼過ぎ満ちてきてからになる。
8月10日(日)晴れ 凪
朝は片づけなどをしてごろごろ。読書も。枝豆を2本採ってくる。
午後きれいになった五月丸を東に回す。
8月11日(月)晴れ 南風
朝、ウヤシマの釣りアジ2匹。
診療所、月曜にしては多く30人足らず。
夕方久しぶりに櫂伝馬漕ぎ。リョウキチも帰り、初参加。
岡本のまあちゃんにエビを貰い、肴はエビの茹でたもの。
8月12日(火)晴れ 南風
朝、マルアジ釣り、1匹。
診療所30人近く。
8月13日(水)曇り 凪
朝、総出で神舞小屋の苫掛け。1時間足らず手伝う。
診療所、ほぼ50人。盆になるので明日、明後日の人が今日来た感じである。
夕方、五月丸で柳井に買い出しに出る。柳井はちょうちん祭り。ナゴジローも帰っていたのだが、友達と会っていて、おらが寝てから帰ったようである。
サンピアで偶然しんちゃんに会う。元気に高校生活を送っているようで凛々しくなっていた。
8月14日(木)曇り 凪
5時過ぎに柳井を出て五月丸で帰る。帰りにマルアジを釣ってみるが全然釣れなかった。
診療所は30人近く。
ネット21の集まりがあり、一杯やる。近々また一人祝島に帰る若者が現れそうである。
8月15日(金)晴れ 凪
診療所20人足らず。
大阪から典子達7人帰省。
夕方ヨボシで釣り。30くらいのアジ。何とか肴はとれた。このところ魚がなかなか手に入らなかったのである。
我が家が10人になった。なお君、サキちゃんがにぎやかである。
8月16日(土)曇りのち雨 南風
朝、五月丸の旗用の竹を切りにいく。モリの道ばたの竹を切ってくる。典子の息子のタカシ君に手伝って貰い旗をつける。繁栄丸の旗も二枚付ける。
神舞の入り船に久しぶりに五月丸で参加する。三浦で葉月丸に出会う。ケンちゃんと浜崎君も乗っていた。
西寺先生は御幣をそれぞれの船に配っていた。おらが船にも持ってきてくれた。船を乗り回している西寺先生を見るのは久しぶりである。
人家の前の周回後、見物の波止からサキちゃんがサンダルを落としたとの連絡が入り、五月丸で回収にいく。
周回中にポツポツ雨が降り始め、だんだん本降りになる。風も強まる。
放送で臨時の招集がかかる。総代の人たちや組長さん達を中心に、宮司さんや里楽士さん達の荷物運びや、神舞小屋の上に上がりシートをかぶせる作業を秀人君達若者が頑張ってやっていた。竹林のとしぼうさんの活躍には毎年感心する。
おかずはエビの天ぷらと鰺の天ぷら、アジの刺身である。
8月17日(日)晴れ 凪
午前、引潮をカミカドに行き、鯛を狙う。鯛は釣れず、4kg級のハマチが2匹とイワシが3匹。ハマチ2匹は大漁祈願の下心を含めて里楽士さん用の生け簀に入れに行く。イワシ3匹は持って帰る。
昼便でタカシ君達二人が帰る。
満ち潮をまたカミカドに行く。今度はハマチ3匹とイワシ5匹、鰺も3匹釣れた。ハマチ2匹を里楽士さん用生け簀に入れ、残りを我が家用に持って帰る。ハマチを見て、なお君達が喜ぶ。カラオケ大会があると言うことで早めに帰る。
よしぼうさんが上手かった。サトシ君もバックコーラスに乗り、最高だった。
8月18日(月)晴れ 凪
昼の便で典子達5人が帰って行く。ヒロコおばさん昼寝。
午後4時に満ち潮をカミカドに出る。ハマチが2匹来たが、一匹は舵に行き、切らしてしまう。一匹は捕る。少し大きいようで5kg近いかも。1kg強の鯛も久しぶりに釣れた。良い形の鰺も5匹余り。今日も音楽や内田さんの話もあると言うことで早めに帰る。
内田さんの話は瀬戸内海カヤック横断隊の体験を中心にしたものだった。もっと大勢に聞いて貰いたいのだが。リョウキチは聞きに来ていた。ヒロコおばさんも途中から聞いたようだ。
8月19日(火)雨のち曇り 凪
朝から雨で神舞小屋の舞台も少し雨漏り。みんな頑張っていた。
ヒロコおばさんは今日は炊事手伝いで5時に出て行った。夜は10時頃までの予定である。エミちゃんとヒサヨちゃんも連日給仕で頑張っているようである。本当に藤本姉妹はよく頑張る。
18:30から直会。
8月20日(水)晴れ 西風
五月丸に大漁旗を取り付け、櫂伝馬に行ってみると、櫂伝馬の飾りの竹が風で折れていた。ヒサ坊さん達が補強して直していた。
出船。夏にしては西風が強く、櫂伝馬の舵がききにくかった。リョウキチは剣櫂をやらせて貰った。内田さん、原さん、太田さんも漕いでくれた。おらは艫櫂をさせて貰ったが、敏坊さんが手伝ってくれて助かった。それでも波止に一回のし上げた。櫂伝馬が壊れないで良かった。ああいう時化で櫂伝馬を漕げる体験は貴重である。
櫂伝馬めも。11:30集合 12:00漕ぎだし 12:30はまや前で宮司さんや里楽師さん達を乗せ13:00出港。沖を三周して別れ。今年は姫島丸で一行は伊美に帰った。神舞が終わった。神舞小屋でみんなで遅い昼食をいただく。ユウボウさんとも久しぶりに話した。
8月21日(木)晴れ 凪
7:00総出での神舞小屋の片づけ。おらは上の苫や竹を解き終わるところまで手伝って帰る。リョウキチは終わりまで手伝ったようである。良い体験になったことと思う。リョウキチは昼便で広島に帰る。名残惜しかったことだろう。
診療所は50人近くの来診。
さかなはアジの刺身。
8月22日(金)晴れ 凪
診療所、午前中に30人を越える来診。午後もかなり多く、一日で60人近い来診。最高記録である。
昼便に採血した血液を持って行くとき、藤本のおばさんに会った。藤本家は今日下関帰りだった。夕方のテレビにその藤本家の3人が出た。おばさんが上手に話していた。
8月23日(土)晴れ 弱い北風
午前に長磯の草刈り。
原さん来島。浜で出会い、ハマチをあげようと五月丸に行くと死んでいた。アジを代わりに上げる。
釣りに出て、アジを20くらいと鯛を1匹。アジはなかなか良い形のアジである。
8月24日(日)晴れ 凪
カミカドに釣りに出る。鯛2、ハマチ2を釣る。下関と東京に半分ずつ送る。
夕方、タカノスで、良い形のアジが釣れる。ハマチが2回来たが、二つとも切られたり逃げられたりでとれなかった。ヤズが湧いていたので漕ぐとカツオが釣れた。
このところ釣れ具合が良い。これも神舞の御利益か。
神舞の小屋に飾ってあった切りかざりを持ってきてくれていた。「鯛の絵」と「宇和島大明神」だった。ヒロコおばさんと喜んだ。
タッチャンが大きい芋を持ってきてくれた。「さとむすめ」である。
8月25日(月)晴れ 凪
ヒロコおばさん、盆頃、何かに躓いて足の指を痛めたのがなかなか治らないでずっと痛がっている。
昨日のカツオをタタキにする。まずまず食べられる。
このところ毎日アジの刺身を食べているが旨い。
子どもが大勢島に来ている。
8月26日(火)晴れ 凪
典子方へ帰省時の荷物を二つ送る。
朝、アジをかずちゃんに持って行く。
ハルさんにメダカ(メイタガレイ)を4匹貰う。
診療所30人余り。レセプト印刷などの手ほどきに仁田さん来島。教えて貰う。
座骨神経痛がかなり痛い。
8月27日(水)晴れ 凪
診療所50人近く。忙しい一日。
座骨神経痛大変痛い時がある。
夕方薄暗い中、200m〜300m泳ぐ。
8月28日(木)曇り夜少し雨 凪
診療所40人余り。座骨神経痛、少しまし。クーラーをつけないで過ごす。
朝、万ちゃんにアジと鯛を送る。昼シメテ送る方が新しいのだが、それができないのでしょうがない。
夕方薄ぐらい中、300〜400mおよぐ。
千葉から梨が届く。
8月29日(金)曇り夜少し雨 凪
残暑見舞いを3通出す。
診療所、予想より少し多く25人くらいだった。今週の診療者数は週としては最多だろう。
レセプト準備で少しだけ残業。
夕方遅く釣りに出る。アジを1ダース。大きくはなかった。
残暑見舞いを3枚出す。
8月30日(土)明け方雨のち曇り 弱い北東の風
あさ、レセプト準備でパソコンにさわる。その後釣りに出るがアジを10匹程度とヤズ3匹。ヤズは初物。
午後長磯に生ゴミを持って行く。梨が小さいながら食べられるようになった。
ヤズをさばいているときに急用発生。その後釣りに出る。アジ2匹。
肴は初物のヤズの刺身と掛かったイワシの刺身、貰った鯛等。なかなか旨い。おもえばぜいたく。
万ちゃんから昨日届いた釣り結び器を試してみる。ちゃんと結べた。老眼でも大丈夫である。なれも必要である。
ケイビジョンでインターネットがつながった。おらは留守だったのだが、秀人くんも来てくれて、ヒロコおばさんも解説を聞きながら仕組みがかなりわかったと言っていた。ダウンロードが早くなった。
8月31日(日)曇り 北東風
かなり強い風波でヨボシやオキナは釣りにくい。思い切ってコージロに行き、陰で釣る。運良く小振りなハマチと鯛が釣れる。
昼からタダトシクンと話していると長ちゃん(氏本さん)がのぞいて今晩牛のモツ煮をするから来ないかと誘いがあった。モツの名前の由来なども聞いた。
モツ煮の時間まで釣りをする。カミカドで小ぶりのハマチとアジを釣る。ハマチの群れが小ぶりのものに入れ替わったようだ。手頃なサイズといえる。
18:30から氏本家の庭でモツ煮の試食会。牛のレバーの刺身を初めて食べた。24時をまわって帰った。