6月の日記

6月1日(火)晴れ凪
ビワ収穫に行く。イノシシ食べている。400の袋が3,000掛けていた袋が500残っているかどうかと言うところである。
1.5コンテナ収穫して帰る。
午後は買った芋の苗20をカタアに植える。AKB農園は今のところ無事である。

6月2日(水)晴れ凪
ビワを1コンテナ収穫。
午後アワビのしご。ビクのアワビをドーランに移す。ビクのしごの労働を軽減する作戦である。
6月末からは中電のボーリング調査の計画が始まる。おらも出られるだけ出るつもりである。原発建設には反対である。祝島の前に原発が建つ事を知らんふりして生きることはおらには出来ない。千葉から帰ってきたのはこのことが大きな要因である。上関原発建設計画がなければおらはどこで暮らすのも自由だという感覚になれるが、今はなれない。
おらの自由を束縛しているのは中国電力会社と言うことになる。中国電力会社の社員を恨むつもりはないけど、結構な人間の人権を侵害しているという自覚は持って欲しいとは思う。そういう意味では自覚のある社員は政策の犠牲者かもしれない。
もう一つ、おらは村岡知事を特別嫌ってはいないのだが、あまりにも政府(安倍元総理)にべったり感が鼻につく。山口県が嫌いでないのと似ているのだが、おらの山口県感は温厚・純粋なのである。これは多分に小説などの吉田松蔭の印象で作られたものもあるのだろうが、そういうものが今の山口県の担い手にいないような印象である。

6月3日(木)昼前から雨 凪夜に風
ビワ収穫休み。午前ソラマメを買い物袋一杯収穫。
午後ラック作り。4年くらい前に切ったヌルデの木を使った。ヌルデは軽いので下駄の材料にもなるらしい。

6月4日(金)雨凪
ワクチン接種で昼便に乗って上関の診療所に行く。夜少し肩が重い感じで痛みも少しある。
のりこから缶詰やパンなどが届く。

6月5日(土)くもり 凪
肩が重く、少し痛いがビワの収穫5コンテナ。
ビクのしご1。

6月6日(日)張れ 凪
ビワの収穫3コンテナ。肩はほぼ平常。
空豆を洗面器一杯くらい煮る。

6月7日(月)ビワ収穫6コンテナ。
カタア見回り異常なし。スイカの先を止める。
夕方島民の会運営委員会。

6月8日(火)張れ 凪
ビワ収穫6コンテナ。
夕方釣り。チダイ2.

6月9日(水)張れ 凪
ビワ収穫5.5コンテナ。大久保の収穫が終了。今年袋掛けしたのが3,000。収穫できたのが1,400でイノシシにやられたのが1,600だった。

6月10日(木)張れ 南風
ソーズイに行き、梅と白ビワのを少し収穫。
午後北野でビワを38袋収穫。ギオンボウに今年は実がたくさん付いている。苗を買って植えて5年目くらいになる。収穫時期にイノシシにやられないように対策をしよう。

6月11日(金)曇り夜雨 南風
ジャンボモキらしきビワの収穫を忘れていたのを思い出し採りに行く。イノシシにやられていたが、10袋くらい残っていた。
ドーラン作り。
「芸術の補助線」という本が村岡さんから届く。正平さんのことがはじめに書かれているので送ってくれたとある。
冬に「松田正平 飄逸の画家」(安井雄一郎著)をみさきさん経由で送ってくれたのでビワをお礼にと思い送ったらまた送ってくれたのである。この本(「松田正平 飄逸の画家」)の帯には山田洋次監督の言葉が書かれている。

6月12日(土)曇り 南風 
午前カタアの椎茸菌打ちをした木を立てかけようと準備作業をする。
午後急遽必要になり北野の無袋ビワを収穫に行く。一箱分採れた。
アワビのビクのしごを久振りにする。3ビク。餌(アラメ)をよく食べている。

6月13日(日)曇り 凪
午前椎茸菌打ちをした木を立てかける。椎茸が良く育つのはクヌギの仲間ということだが、カタアにはないのでアカメガシワに打ってみた。2年後に出てくるかどうか楽しみである。腐りやすそうな木なので長持ちはしないと思うが、よくキクラゲが付いている木なので期待はしている。
藪の中の枯れていると思っていた小さいアボカドの木を探してみると2本くらいなんとか生き残っているらしいのが見つかる。アボカドはなかなか生命力がある。祝島に向いているのかもしれない、とこれも期待する。
山口の山本先生、宇部の菊川さんからビワのお礼にとういろうが届く。いやあ申し訳ない。
ヒロコおばさん、アラメを採りに行ってくれる。

6月14日(月)曇りのち晴れ 凪
夜中にかなりの強い雨。
午前カタアで菌打ちの木に寒冷紗を掛ける。イノシシ、そばを通っているが農園に入ってはいない。芋づるは今のところ無事である。
夕方島民の会運営委員会

6月15日(火)曇り夜から雨 凪のち南風
はがきを2枚書く。
ビクのしご3。
夕方ましゅう君の島での体験中間まとめ的プレゼンテーション。

6月16日(水)雨のち晴れ
ドーラン作り一気に完成まで。
夕方ビクしご3。

6月17日(木)晴れ 凪
カタア見回り。少し耕作。
ヨボシの釣り0。
ビクのしご2。
ニナをもらってつまみ。

6月18日(金)雨 東風気味
一日雨で読書。
若者二人話しに来る。

6月19日(土)朝まで雨のち曇りのち晴れ 西風
アボカドの挿し木から芽が出ている。種からも3本くらい芽が出ている。
いかり綱が切れている。

6月20日(日)晴れ 凪
午前いかり綱が1本ないので船の様子を見に出るが凪なので大丈夫のよう。
リョウキチ宅から父の日プレゼントが届く。お酒が入っているのでみんなで味わう。

6月21日(月)晴れ 凪
カタア見回り。石垣も少しつつく。
ヒロコおばさんといかりを回収しようとするが、見えるのだが難しいのでまたにする。確認が出来たので良い。
午後釣りに出る。こいおうに行くが釣れないのでコージロに行く。鯖が4、小さいアジ、チダイ10くらいが釣れる。

6月22日(火)晴れ 凪
カタアで石垣を少しつつく。
昼に潜って切れていた、いかり綱をつなぐ。テングニシらしいのがいた。25~26㎝位の大きいものでホラ貝になりそうだった。
ビクのしご1。
若者達が学校の草刈りをボランティアでやってくれている。有り難い。

6月23日(水)晴れ 凪
カタア見回り、異常なし。
あれこれ作業。夕方前散髪。

6月24日(木)晴れ 凪
カタアで枝豆1株初収穫。
夕方コージロで釣り。鯖5,鯛1、イサキ1、バカアジ1とひさしぶりの豊漁。

6月25日(金)曇り 凪
あれこれ少し作業。午後ワクチンを打ちに上関の海のまち診療所に行く。祝島の人も15人くらい打ちに行く。
打ったときは痛くないのだが、夜中から少し腕から肩が少し痛く重くなる。

6月26日(土)曇り 凪
肩から首にかけてが少し痛い。

6月27日(日)

6月28日(月)

6月29日(火)晴れ 凪
田ノ浦ボーリング調査の準備作業を開始すると言うことで、五月丸で行く。報道員も船をチャーターして来た。祝島からの漁船も10隻あまり。
昨年の同様、譲れないことを伝える。

6月30日(水)晴れ 凪
昨日に続き、9時過ぎに田ノ浦に向かう。大きいハゲが釣れた。(刺身と味噌汁にした)
漁船は10隻あまり。この日もボーリング調査準備作業への協力を要請されるが出来ない理由を説明する。ウラン採掘の被爆、ウラン鉱の残滓ダムの決壊によるその下流域の住民への被害などを話す。原発の燃料が簡単にできるものではなく、原料調達段階から多くの犠牲者を出しながら、そのことを知られないように進められてきたことや精製作業などでの被爆事故など話す。おらの知識の元はほとんど高木仁三郎さんの本による。高木さんは偉い。

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