おらが日記帳 10月 祝島雑記帳トップに戻 9月に戻る 11月の日記帳へ

10月1日(水)晴れ
 モイカの解禁日。夕方波止からイカ型を投げてみるが、気配なし。姫島中の先生から姫島中のホームページにおらが夕日の写真を使用してくれたというメールが入る。姫島中のホームページ


10月2日(木)晴れ
 夕方、伝馬船のアカかえをして、少し櫂漕ぎの練習をする。


10月3日(金)晴れ
 非海産類についてかつて祝島に来て調べたことのある増野教頭先生が来られた。
 カタツムリの名前を3つ覚える。「セトウチマイマイ」、「サンインマイマイ」、「コベソマイマイ」である。サンインマイマイは名前の通り山陰側で見つかったのだが、四国の高知で近い種が見つかり、その中間地の祝島で確認され、つなぎとしての場所としてなかなかの値打ちものだと言うことである。マイマイの写真
 裕子おばさんはボランティアにでて、夕食のおかずのお土産をもらってきた。ちょうど文彦君が臨時野球部員への連絡に来て、一緒に一杯飲んだ。


10月4日(土)晴れ
 長磯の小屋作りをしたり釣りに出たりする。夕方、再度の釣りに出て、アジを少しと初めてのモイカを2つ掛ける。北風が急に出てきた。リョウキチも波止から1つ掛けて帰ってきた。


10月5日(日)曇り 北風
 小屋作りに励む。ハエ道を通ると、木村のおじさんがビワ木の剪定をしていた。道端にカラスウリの実が熟れていた。
 リョウキチは臨時野球部員として柳井に練習試合に行く。ファーストへのファウルフライを打てたと言うことである。
 夕方コージロに行き、アジを50〜60匹くらい釣る。モイカを狙っていったのだが、風があり釣れそうもないのでアジだけ釣って帰る。
 この日も裕子おばさんはボランティアで、晩のおかずをもらって帰る。文彦君が顔を見せたので、また誘って一杯飲む。熊毛南高校が野球の県大会で、初の優勝だと教えてくれる。

おらが小屋 ハエ道のカラスウリ

10月6日(月)雨のち曇り
 昨日のアジが約9kg。
 夕方、お土産用のアジ釣りに出る。30匹釣って帰る。
 晩方、約25年前東庄中学校の生徒であった高森君から電話がある。25年ぶりで、最初誰か分からなかったが、すぐ思い当たる。元気そうな声である。スズキ君からこちらの住所を聞いて祝島にいることが分かったらしい。おらを徳島の出身かと思っていたらしい。電話の向こうからの声に張りがあって、きっとたくましく生きているのだろうと25年前の顔を思い浮かべながら話す。子供が一人いて、「リキト」と名付けているらしい。「力斗」か「力人」だろう。おらが名前から一字とったと言っていた。時々おらがことを思い出していてくれたらしい。ありがたいことだ。高森君は東京に住んでいると言う。
 大阪のノリコからも電話が入る。おらがめいのケイコの結婚式が12日にあるので、そのことについてである。ケイコは祝島で生まれたのである。おらが家(ハウス)で生まれた最後の赤ん坊である。写真を撮って欲しいと言うことだ。ビデオはタカシが撮るとのこと。


10月7日(火)曇り 
 上関中学校に行く。交流学習で上関の先生方にお世話になる。
 晩便で帰ってみると、山口から大量の秋の味覚が届いている。山口の方角に頭を下げる。
 約6km(坂道付)のランニングをする。
 リョウキチはイカ狙いでイカ型を底に掛けたらしい。その後デンゴが波止の近くに寄っているのを見て、タマ(柄つきの網)を持ってすくいに出るが、タナゴが1匹入っただけだったと帰ってくる。
 夕食にモイカの刺身、初物。


10月8日(水) 曇り
 リョウキチへと竹林さんがイカ型をたくさんくれる。
 清水丸にトタン板購入を依頼。


10月9日(木)晴れ
 


10月10日(金)晴れ
 トタン板が届く。長磯へ運ぶ。


10月11日(土)晴れ
 朝の便で、臨時野球部員のリョウキチの新人戦の応援に行く。残念ながら負けたが、リョウキチは初めてフェアグランドに球が飛んだ。メデタシメデタシ。午後リョウキチと内海漁具店に買い物に行く。
 夕方、由美ちゃんと大阪に向かう。新幹線で飲むビールは旨い。何とか、11時頃妹の家にたどり着いた。


10月12日(日)大阪晴れ、祝島雨
 ケイコさんの結婚式で、住吉大社に行く。花嫁、花婿とみんなで参拝をする。披露宴で祝島の話をする。写真も撮ったが、老眼でピントが合っているかどうか分からないので弱った。酔っていたが、みんなと一緒で、妹の家に楽々たどり着いた。久しぶりに妹3人の顔を見て、広がった親戚の方々と話が出来た一日だった。甥のタカシ君とも久しぶりにあった。おらが知り合いには「たかし」と言う名前の人が多い。


10月13日(月)大阪雨、祝島曇り
 夜中から雨で、朝は土砂降り。大阪から帰る。時計を忘れる。
 新大阪で「岩おこし」を買う。
 柳井で、由美ちゃんの車があるので魚保冷用の発泡スチロールの箱を買う。11日に目を付けていたのである。


10月14日(火)雨後曇り
 夕方少しランニングをする。 


10月15日(水)
 晩、ソフトバレーボールをする。リョウキチも参加。 


10月16日(木)晴れ
 伝馬を浜に着けておく。漏るところの修繕のため。


10月17日(金)晴れ
 夕方、敏坊さん、文彦君とイカ掛けに出る。文彦君が初のモイカを掛ける。敏坊さんは6つ掛ける。いい形のモイカである。


10月18日(土) 晴れ
 朝、久しぶりに釣りに出る。コージロで釣る。チダイやマダイが釣れ、サワラのいい形のが釣れる。大漁だ。この前、秋の大量の味覚を送っていただいた御礼に、山口に送る。
 帰ってからリョウキチと長磯に行き、小屋の屋根にトタンを張る。
 午後、ソウヅイへの道の草刈りに行く。ついでに柿をもいでくる。西条柿が初収穫。干し柿にしようと皮をむぐ。  

道も藪になっています。 これで雨も大丈夫。 いい形のサワラ。

10月19日(日)晴れ
 朝、さと君が赤土が欲しいというので山にとりに行く。その後ゆっくり釣りに出る。昨日ほどは釣れないで、昼前に帰る。まだ、大リーグの試合をやっていた。松井が3安打目を打ったがヤンキースが負けた。
 午後少し仕事をして、釣りに出る。アジが少し釣れた後、モイカを狙った。2つ掛けて帰る。


10月20日(月)晴れ


10月21日(火)晴れ
 カナツキ仕上がる。
 夕方約4kmランニング。 


10月22日(水)
 広島に旅行 


10月23日(木)
 伝馬船の整備終了。
 花瓶2つ素焼き。


10月24日(金)
 ツワブキの花が咲いているのを見る。


10月25日(土)晴れ だんだん西風が出る
 朝、早起きして釣りに出る。アジ10数匹と運よくサワラ1匹釣る。
 釣りから帰って、ソウズイに柿をもぎに行く。西条柿を30ばかり干し柿にするつもりである。
 昼前に釣り道具を整備。
 午後葬式。
 夕方釣りに出るが、結構西風が強く、早めに切り上げて帰る。アジ10匹程度。
 リョウキチも朝、昼、夕と3回波止に釣りに出る。メバル11匹とアジ1匹蛸1つと久しぶりの漁である。


10月26日(日)晴れ 西風
 朝、祝島の「道うち」。山道の道を刈る。以前、道うちは「ぶ」でやっていた。「部役」の意味だろう思う。
 裕子おばさんは、ハエミチの刈った草を竹ボーキで掃いたと言うことである。毎年その作業をやっているらしい。おらはイワグチからシラサキまでの草刈りをしたが、終わり頃、草刈り機の調子が悪くなってしまって、予定ほど出来なかった。帰り道、草がせり出していたハエミチがきれいになっていた。(ハエは「南風」の意味がある様だ。祝島では人家の南側の海近くに「ハエ」という山の地名がある。そこを通る道を「ハエミチ」というのである。)
 午後、おらが釣ったアジとリョウキチの釣ったネバルの一部を組合に持っていく。中アジ3kgと小メバル0.3kgだった。その後、長磯の柿の木やキューイの木のまわりの草を刈る。クズや草に覆われて、瀕死の状態だった。
 リョウキチは昼便で上関中学校の文化祭を見に行く。
 長磯の作業から帰っての夕方、西風があったが、ヨボシは凪だったので釣りに出る。運よくヤズが3匹いっぺんに釣れた。ほぼ満足。
 晩に「朝市」の話し合いが公民館であって出る。11月の「島の朝市」は16日(日)である。


10月27日(月)晴れ 凪
 裕子おばさん、朝早起きして弁当を作って、柳井のユウベエ達に清水丸で送ってやる。


10月28日(火)晴れ 南風のち西風
 近頃山道でよく見かける野草の名前を調べる。何とか目星がついた。花がノジギクに似ていて、ノジギクの前に咲くのだが、「ヤマシロギク」と思われる。もう一つ紫色の花を付け、シソの葉に似ているのは、どうも「ヤマハッカ」ではないかと思う。おらがデジカメでは紫色が出ない。

ヤマシロギク 違っていたら
知らせてください。

10月29日(水)晴れ 西風 


10月30日(木)晴れ
 一昨日強い南風と西風が吹いたので小屋が倒れていないかとランニングで行ってみる。少し遠くまで行って約6km走る。


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