祝島日記 2005年4月 3月の日記へ
4月1日(金)晴れ 凪
周防大島町の着任式で午後東和町に行く。午前中に転入届を町役場に提出して手続きを済ます。軽トラで活動範囲が広がった。
帰りに夕陽が綺麗だった。陸に沈んでいく。
4月2日(土)曇り 多分凪
朝8時から17時まで柳井のアパートの引っ越し。ヒロコおばさんとナゴジローが梱包的作業で、おらとリョウキチが運搬係。軽トラが活躍。柳井での運転がまだ慣れないのでいろいろあってなかなか面白い。フカヤが出るだろう。転居先で寝る。
4月3日(日)曇りのちパラッと雨 凪のち西風
朝、田布施のマラソンの受付をした後、清水丸に荷物を取りに行く。その後10:30に6kmの部のスタート。文彦君と友達も走る。田布施での教え子の片岡君が声をかけてくれる。おらだとすぐにわかったらしい。片岡君も6kmに出場。走り終わった後、10年以上前に祝島にいた村田先生にも出会う。10Kmに出場したらしい。息子さんは小学校5年生だと言うことで、奥さんも一緒だった。サイフを忘れて、いたので会場を横目に見て、昼には帰ってきた。
晩便で忘れ物をとりに祝島に帰る。
タラメと三つ葉をとりに行って、芋蔓を獲るための芋を3つ植えてくる。タラメと三つ葉はは天ぷらにしてつまむ。
山田のタッチャンが預かっていたお祝いを持ってきてくれる。電灯が点いていたので寄ったようだ。
ホームページを久しぶりに更新する。
4月4日(月)晴れ 凪
周防大島町で学校に行ったり、役場に行ったりして、職員住宅に住めるように諸手続きや、電気、ガスの使用の作業をしてもらう。日向で弁当を食べる。
電気、ガスは使えるようになる。
柳井に帰って、住宅でインターネットなどができるように手続きをする。今月中にはできるようになるだろう。
ヒロコおばさんは柳井の住宅を住みやすいように交渉をしている。
4月5日(火)晴れ 凪
仕事。あいさつ回りなどをする。晩は歓迎会で、大畠でいつもより少し多めにビールを飲んだ。前や隣に素敵な若い人が座ってくれて楽しい晩だった。ビールが入って少し滑らかにしゃべりすぎたようだ。「巧言令色少なし、仁。」
4月6日(水)曇り 凪
仕事。少し仕事らしいことができた。初めて新しいパソコンを使った。隣の素敵な若い人が使えるようにしてくれた。おらは幸せ者だ。
記念すべき、小松開作初泊の日。丸久で買い物をする。炊事用具や米はヒロコおばさんが今日持ってきた箱に入れてくれていた。夕食も初だ。半額になったカツオのたたきも買った。発泡酒を二本飲んだ。風呂も入った。隣に住む若者もいい感じである。
ガソリンを給油。本州で二回目で、合計約40リットル入れた。鍵を四つ使う生活に突入した。
4月7日(木)朝雨模様のち曇り 朝のうち北風あり後凪
朝、ちょっと港を散歩する。港のそばの神社の桜が三部咲きというところである。波止の先に少し空きがあるようだが、貸してもらえるとは限らない。
仕事の終わった後、丸久までゆっくり走っていく。帰ると文彦君のメールが来ているのに気づく。今日は電話を忘れていったのである。
文彦君は学校まで徒歩通勤だそうである。おらも自転車通勤を考えている。年に十回はカヤック通勤もいいなあと思っている。
4月8日(金)晴れ 凪
早朝、港を歩いていると、祝島不老長寿マラソン2kmの部の1回目、2回目で優勝した人が、ランニングをしているのに出会う。出勤途中で追い越したのだが1時間以上走っていることになる。追い越し際に挨拶するとわかってくれたようだ。
入学式で保護者としての珠山先生に会って話をする。
柳井に泊まる。リョウキチは入学式。
4月9日(土)曇り 凪
台所のテーブルやあれこれを買って、晩便で帰る。いわいには、清水丸、新太郎君や進宝丸や三宝丸がいて大島の話をする。漁師さんはよく知っている。秀人君も乗っている。
久しぶりに、リョウキチ、ヒロコおばさんが一緒の祝島である。おらと、ヒロコおばさんはトラックで周東病院に寄って室津で乗り、リョウキチは柳井から乗って帰る。
帰って、暗くなり前にヨボシに釣りに出る。ボーズイオが沢山いて、アジは一匹だった。
4月10日(日)曇り昼過ぎから雨 南風
早朝ソーズイに行き、ビワの穂木や、少し摘果、ツワ採りなどをし、ナガイソに行き、カヤックを持ち帰る。昼便でリョウキチと柳井に出る。柳井のアパートに善徳寺一家がケーキを持ってきてくれる。
おらは15時頃大島に向かう。ビワの接木をする。二本鉢植えにして、ベランダに置く。二本は仕事場の畑。
4月11日(月)雨のち曇り 凪
放課後部活動で生徒と一緒にランニングをする。かわいい子供たちである。
そうそう、午前中に室津のサバタケさんが学校訪問に来てくれた。家室の千本桜を見に来ての帰りに寄ってくれたのである。
夕方には秀人君が来てくれ、古いパソコンのホームページのファイルなどを新しいパソコンに移し変え、転送の設定なども全てしてくれる。更新準備完了である。
4月12日(火)雨のち曇り
朝は雨だったが、夕日が見えた。部活動に終わりごろ出る。桜が満開である。
携帯電話を持って帰るのを忘れる。
4月13日(水)晴れ 凪
携帯に元志くんからのが入っていた。
お花見給食だった。落ちてきた花びらを二枚くらい食べた。
柳井のナフコに小間物を買いに行く。
文彦君にメールを送ってみる。なかなか大変なようだ。
4月14日(木)晴れ 凪
早起きをした。昨日買ったバケツにツワの皮を向いたのを入れた。来週は湯豆腐にツワが入る予定である。
夕方、比較的仕事場から早く帰れてので、カヤックを組み立ててみる。乗った時間は20分足らずであった。組み立てる途中で夕日が沈んだ。久しぶりの作業だった。砂浜なので、片付ける時に砂がつく。
4月15日(金)晴れ 凪
山桜がほとんど散って、山全体が緑系になってきた。
夕方、柳井での会合に出るため、走ったりできないので昼に遊んでおく。仕事場からの帰り道に哲ぼんさんの言う西の浜に降りてみる。野イチゴの花が咲いていた。
柳井の会合では祝島の知り合いに会ったりして、なかなか楽しく飲めた。その場で分かったのだが、木村の長さんの親戚筋に会ったのである。
リョウキチは校歌の練習で声を枯らしていた。校歌を覚えたらしく、歌って見せる。
4月16日(土)晴れ 少し南風夕方西風
昼便で祝島に帰る。浜本の弁当を買ってソーヅイにビワの様子を見に行く。寒にやられたのと育っていくのとが何とか見分けがつくくらいになっている。白ビワに60くらい袋掛けをする。
平らさんと話をする。桜の写真は先週撮ったというと喜んでいた。橋部さんも連絡をすると来られて撮ったということだ。
夕方、カミカドに出るが小ダイ2匹。帰りに久しぶりに祝島の夕日を撮る。
晩便でヒロコおばさんも帰る。
4月17日(日)晴れ 凪
潮が悪いので、ナガイソで作業をする。木村農園が藪になっているのを少し草刈などをして、ちょっとでも果樹の収穫を期待する。イチジク、桃、サザンキョウ、梨などが数個採れるかもしれない。びわを接木したのが台風の傷跡はあるが一本元気に育っている。
午後時間が空いたので釣りに出てみるが、潮がほとんど流れず、コツとも魚の気配がなかった。まず珍しい。浜本のつっとーさあに話すところによると、満ち潮は行かなかったそうである。こんな潮もあるのだなあ、と思いながら聞く。
晩便でヒロコおばさんと柳井に帰り、おらの衣装ケースなどを買う。大島に持って帰る。今回はギターを持って帰る。
4月18日(月)晴れ薄い雲 凪
朝起きて、部屋の衣類の片付けや祝島から持ってきたワケギを鉢に植えたりする。
味噌汁にツワを入れる。今季初めてのツワ。
おらが部屋はテレビ、冷蔵庫、洗濯機無しの昭和20年代の生活の匂いがする中に、時々パソコンが出てくる。
夕方、早めに帰り、岩田に行って小川でオオカナダモを採る。帰り道に田布施に寄って、文彦君に会ってくる。大変忙しそうではあるが、元気だった。頑張っている。
4月19日(火)晴れのち曇りのち雨 夜南風
六時半出発で十種ヶ峰に行く。生徒たちが冒険に自主的な意思を尊重されつつ挑んでいく。活動は夜の九時半まで行われる。
4月20日(水)雨のち曇りのち晴れ 夜中に大南風
子供たちの自主的冒険活動が続く。夜の九時半まで。朝六時過ぎに地震があったそうである。
夜は晴れて星を見る。月が後三日くらいで満月。空が明るかった。
4月21日(木)晴れ 少し西風
生徒の活動が終了して大島に帰る。
夕方柳井に帰る。リョウキチは弓道部に入り、楽しくやっているようだ。なんとナゴジローが早起きに挑戦しているという。芝郎君が亡くなったという。おらより一級下で小、中、高と同じ学校だったのである。高校では練習もろくにしないで、校内マラソンで上位に入ったのを思い出す。磯にも一回行った。この暮れには蓬莱館で、一緒に飲んだのである。
4月22日(金)晴れ 凪
生徒の練習を一緒にする。1時間あまりだが、同じ活動はできない。フカヤがかなり厳しいだろーなあと思いながらやる。
夕方、柳井に帰る。秀人君が重村の通夜からの帰りに寄って、メールアドレスや、受信フォルダなどを古いパソコンから新しいパソコンに移し変えてくれる。途中哲ぼんさんからメールが届く。
祝島の隣のおじさんが亡くなったとのことで、ヒロコおばさんと一緒に明日の第一便で帰ることにする。
4月23日(土)晴れ 凪
ヒロコおばさんと帰る。いわいから見るとヨボシに船が沢山いる。
午前中、ナガイソで、畑の作業や、小屋の作業をする。ヒロコおばさんは家の片付けや、明日の葬儀のための賄い準備の手伝いをする。
午後ゆっくり釣りに出る。最初シリボソで釣り、コージロに行く。運よくいい形のタイがつれる。チダイポツポツ釣れる。 右の写真はカミカドで釣れた1kg足らずのタイ。
4月24(日)晴れ 凪
朝早く起き、釣りに出る。コージロで鯛一匹とチダイがポツポツ。
昨日のタイを活かしに行くと1.9kgだった。準組合員の面目を保つ。
11時から、重村の葬儀。13時から浜崎の葬儀。その後、タカトウに行って石垣の草をとる。ヒトヒラ分しかできなかったが、また次の連休が待っている。
チダイなどをスチロールに入れて夕方の便で柳井、大島に帰る。途中弘中先生のところに寄る。本人は不在だった。
祝島にいる時、電話で不老長寿マラソンの問い合わせがあった。
4月25日(月)曇り時々雨 凪
チダイを沖浦への土産に持って行く。喜んでもらえてよかった。おらは祝島広報担当周防大島地区支部長である。田布施支部長が忙しい分、こちらが頑張っておこう。
部活の補助運動を教えてもらう。金曜日のフカヤがひどいが、やっていると和らいできた。膝の腫れは治らない様である。
ネット21の肴の原稿を書く。秀人君が首を長くして待っていることだろう。
4月26日(火)晴れ 凪
仕事場の木陰にスミレが沢山咲いている。
仕事の後、柳井に行って魚の原稿をメールで送る。大島のおらが別荘にインターネットがつながるのは5月中ごろ以降になる。
柳井で肉じゃがなどをもらって買える。
松本のおばさん(同級生のちーちゃんのお母さん)から花野菜やエンドウをもらったのをゆでていただいている。大変うまい。ちーちゃんは幼稚園、小学校、高校と一緒だったのである。ヒロコおばさんがまた、ちーちゃんの妹さんと同級生なのである。ということで、ヒロコおばさんはちーちゃんのお母さんに大事にされている。
4月27日(水)晴れ 凪
午後、懐かしい顔に出会った。さつきさんとは大島中への道すがら話ができた。卓球をやっているそうである。少し腕が上がったという。南方さんにも会えた。少しふっくらしていた。
珠山さんから港情報の朗報が入った。
帰りに大島いりこを買う。これからの味噌汁にだしが入ることになった。
4月28日(木)晴れ 凪
自転車通勤。高校生が挨拶をしてくれる。中学生に妹がいると言うことがわかった。
夜、保護者の方たちの歓迎会。よく飲んで、しゃべった。いろいろ話が弾んだ。収穫の多い会だった。五月丸の引越しが間近に迫った感じである。
4月29日(金)晴れ 凪
朝、ユウベエから誕生祝いのメールが届く。明後日は試合らしい。
柳井に行くと、よしえさんたち一家三人がやって来ていた。昼食をみんなで外で食べる。
漁具店で五月丸の引越し用の道具を調達する。戸田漁港にトラックを置いて、自転車で柳井に帰る。1時間半かかる。
少しのどが変で風邪気味のようだ。
4月30日(土)晴れ 凪
昼便で祝島に帰る。弁当を買ってソーヅイに行く。摘果作業をする。寒にやられて、細長いのが多い。死んでいて、大きくなっていないのも多い。早めに切り上げて釣りに出ようと思って帰ると、南風が吹き始めたので、やめる。散髪に行く。風が強まる。 ビールを飲んで本など読んで寝る。5月日記帳へ