祝島日記 2008年11月 10月の日記へ
11月1日(土)晴れ 西風
朝便で出て柳井発9:44の電車で千葉に向かう。
18時過ぎに新鎌ヶ谷駅に着いて、迎えに来てくれた渡邊君の車で会場に向かう。
懐かしい顔に出会う。ほとんどが27年ぶりに見る顔でわからない人もいた。話していると面影がだんだん濃く浮かんでくる。
6組あった担任の先生方のうち5人の先生がやって来た。吉野先生は来られる予定だったのに親戚にご不幸があったと言うことで来られなくなったそうだ。
おら、遠藤先生、松田先生、山本先生、菅野先生の5人。皆さん元気そうだった。生徒は50数人が集まった。おらが2年と3年で担任した生徒は、大和田君、高橋君、中野君、花田君、内海君、小泉さん、越後さん、中沢さん、古賀さん、守矢さん、松本君、笹沼さん、平沼さん、渡邊君、佐藤君、栗谷川さん、河合君、津田さんがやって来ていた。高橋君は仕事を抜け出して東京からやって来て、またすぐ帰って行った。笹沼さんは幹事長というところのようだった。渡邊君も幹事でよく働いていた。同じく幹事の、大柄な佐々木さんは昔の面影がたっぷりあってよく動いていた。おかげでみんな楽しそうに話していた。0時前に中鶴さんが迎えに来てくれて、中鶴家に帰った。祝島のパンフレットの残りを忘れてきた。
同窓会の写真は数枚撮ったどれもひどい手ぶれだった。
11月2日(日)晴 沖浦中は文化祭
朝ゆっくり起きて、中鶴さんとあれこれ話をしたり聞いたりして成田に向かう。中鶴さんが早めに成田に送ってくれたので、成田山にお参りした。参道のウナギの食堂でウナギをさばいていたのを少し見物する。
13時から、特別親しかった元同僚の先生方と楽しく飲み、旧交を温める。菅野先生、菊池先生、村上先生、吉岡先生、少し遅れて伊藤先生がやってくる。勝田先生は急用が入り、来られなくなった。皆さん、今も現役で活躍している先生方で、今の大変な話や、昔の裏話など、このメンバーでの話は突拍子もなく面白い。このメンバーの中でしか出さないだろうと思う幸せそうな顔が見られるのである。このメンバーのグループには名前があってペンギンズクラブと言う。18時過ぎまで一緒にいて、菊池先生、伊藤先生と電車で帰る。
小林駅から菊池先生の奥さんの車で中鶴さんの家まで送ってもらう。その後中鶴さん(お父さん)の車で珠代さん(中鶴さんの娘)の家に行く。珠代さんは、昨日仕事があって同窓会に来られなくて、自分の家でバーベキューをしてくれると言うことになっていたのである。架奈枝さんもやって来ていた。島田君は昨日も来ていたが、すでに来ていてバーベキューの方をやっていた。慎一郎君(珠代さんの夫)はメインで焼いていた。渡邊君と守矢さんも急遽やって来た。根本君もやって来た。根本君はサッカーのコーチをしているらしい。守矢さんと根本君の娘さんは中学生だがサッカーをやっているという。
中鶴家に帰ったのは1時を過ぎた頃だった。
11月3日(月)文化の日 曇り 西風
朝早くから中鶴さん(お母さん)は朝食の準備をしてくれる。ほとんど眠っていないだろう。
朝食をいただいて7時18分の電車で帰る。日暮里から山手線で東京へと中鶴さんに言われたとおり乗り換えて無事柳井に到着。室津からのいわいに間に合い、祝島に帰ってくる。行きも帰りも富士山が見えた。
渡邊君にはお世話になった。同窓会企画は渡邊君、笹沼さん辺りなのだろう。
祝島は朝雨が落ちたらしい。
中鶴さんと珠代さんから電話があった。
11月4日(火)晴れ 西風
診療所は朝多かった。一日では40人足らず。
ヒロコおばさんは連休中に片づけなど頑張ったようだ。アジの一夜干しも作っていた。
仕事が終わって家に帰ると、浜本邸でのミニ同窓会の写真が置いてあった。皆楽しそうに写っていた。
11月5日(水)晴れ 凪
診療所は50人足らず。なかなか忙しい日だった。レセプトも印刷した。
凪の日は久しぶりだ。友栄はアジサガリで大きい鯛を釣ったらしい。週末が凪ならいいがと思うが、雨の後で西風が吹きそうである。
肴は浜栄さんから貰った鯛とチダイのたっぷりの刺身。今週は魚の刺身は無しという気持ちだったのだが。
11月6日(木)曇り 凪 夕方から雨
診療所30人余り。朝はとても少なく、午後大変多かった。レセプトを送る。
凪だけど仕事が終わるともう暗くなっていて、なかなか沖に出られない。
11月7日(金)夜中は雨。明け方からは上がる。
診療所30人余り。保健所の立ち入り検査。
湯豆腐の季節になった。
11月8日(土)曇り 北風
午前、江本大工小屋でヤズ情報を仕入れる。
北風が吹いていたが、満ち変わしをヨボシに行ってみる。湧きがなくオオクボまでヒコーキを漕いでみて帰る。帰りは北風が強くなっていた。
ナガイソに行ってみる。細ねぎの芽が出ていた。梨の木とサザンキョウの木の剪定。風呂木を積んで帰る。太陽熱での風呂の湯が熱くならなくなった。これからはワレキが必要になってくる。ヒロコおばさんも冬には木をとりにソウヅイに行こうと言っている。
岩本の柿がなっていると吉田経由でヤンマーから連絡があったのでヒロコおばさんがもぎに行く。一人では大変ということで電話で呼ばれる。おらももぎに行く。よく成っている。ダンボール二箱あった。帰りにマー坊さんにきれいな手製のやまかけを2つ貰う。今日は陸で大漁である。
夕方祝島の歴史に着いての講演があり、ヒロコおばさんと聞きに行く。大勢聞きに来ていた。
帰って一杯。
11月9日(日)曇り 北風
午前、ソーヅイに行って枇杷の木に巻いているの葛などのしごをする。小さい木の剪定もする。枇杷の木は今花盛りである。
夕方ナカミド辺りにヤズを漕ぎに出る。7つ捕った。 久しぶりの漁である。その後オキナに行ってみるがエソが1匹。
肴はヤズの刺身とエソの刺身。エソのつみれを炒めてみる。なかなかいける。ソーヅイの山椒の葉っぱも切り込んだ。名付けて「オキナのエソとソーヅイの山椒のつみれ炒め」。
11月10日(月)曇り 北風
ヒロコおばさんは朝便で大和行き。
朝、ナカミド(田ノ浦と祝島の中間)にヤズはいないかと回ってみるがいないのですぐ帰る。
門の谷の山道を歩いてみる。すっかり道がわからなくなっている。3時間ばかりうろつく。途中石に座って休憩しようと思ったらトクモンの巣が目の前にあるのでたまげた。今の時期なので蜂はいないがどきっとした。攻撃的な(巣の近くの)蜂は怖い。山道を歩くと色々な考えが湧く。足腰が痛くなったりくたびれるとつらいが休憩中などまずまず幸せな感じが起こってくる。荒れてしまった山道のあちこちにおら達の親時代の頑張った形跡が残っている。畑らしい平らなところ、その端の防風林だっただろう高くなった杉の木、支えてきた石垣。
倒木や葛をくぐって帰る途中、ナップサックに入れていた鎌を二つ落としたことに気づき、引き返す。昼便で千葉に魚を送るつもりだったのだが、間に合わなかった。
昼飯後、ヤズを狙ってナカミドに出る。湧いていた。
最初2匹続けて途中で逃げられるが、その後ポツポツ釣れて6匹。終わり頃鰆も釣れて計3匹。大きいのでも1kgで小さいけど鰆は久しぶりだ。
夜、集まりに参加。帰ってヤズとサワラを肴に一杯。連休の〆だ。まずまずの漁ができた。
11月11日(火)晴れ 北風
荒れ気味の日が続く。このところの水揚げは少ないだろう。
診療所は20人足らず。インフルエンザの予防接種が開始。
昼に千葉にヤズを送る。
11月12日(水)晴れ 凪
少し風がおさまってきた。
診療所は20人足らず。
昼に千葉にヤズを送る。時間がないので一個口ずつしか遅れないのである。
月夜なので仕事が終わってモイカを掛けに出る。コージロで6つ掛ける。1つ1.1kgのが掛かった。今までの最高記録である。
吉岡先生から電話があったそうだ。2日は楽しかったようである。
11月13日(木)晴れ 凪
診療所は40人余り。予想通り忙しい一日であった。といっても12時前とか17時前とかは少し余裕時間ができる。
昨日より凪なので今日も仕事が終わってモイカ掛けに出る。はじめは掛からなかったが、ぼちぼち掛かるようになり、10を越えた。イカが大きくなり、小さいバケツに一杯である。
帰ると10時を越えていた。ヒロコおばさんが昨日のイカのしごをしてくれていた。中鶴さんから電話があったそうである。
11月14日(金)晴れ 凪
診療所30人余り。
夜ゆっくり、月が高くなってからイカ掛けに出る。帰ってきたのは0時だった。モイカ9,コブイカ3。モイカは1kgのが1つ。
最初の流しで今日買ったばかりのイカガタを底に引っかけ切らしてしまった。2個買っていたのでもう一つので掛けた。風は少しあった。
11月15日(土)晴のち曇り夕方から雨 凪
朝ゆっくり釣りに出て昼過ぎまで釣ったがほとんど釣れなかった。大潮にかかわらず潮がほとんど流れず、釣れなかった。鯛1、ヤズ1、小アジ3。
夕便で柳井へ。ユウベエに荷物を送る。少し冬物の買い物をする。
柳井で新太郎君、ケンちゃんと一緒に飲む。1時頃に帰る。ター坊の元気な声も電話越しに聞いた。
11月16日(日)曇り 凪
ゆっくり起きて漁具店に行き、高めのイカガタ漁具を買い、昼から大和に行く。途中リョウキチへの荷物を宅急便で送る。大和からの帰りに、平生で食料などを買ってそのまま室津に出る。
今に帰って、波止に出ると、帰ってきた船で、ヤズが釣れたようでどうらんに活かしていた。
おらはトウヘイの仕掛けを五月丸の下に沈めておく。餌はヤズをさばいて出てきたアラとはらわた。
11月17日(月)小雨のち曇り 西風
朝トウヘイの仕掛けを見に行くと1つ大きいのが入っていた。
診療所は30人足らず。
徐々に寒くなる。
イカの残りのしごをする。
11月18日(火)くもり 西風強
完全に冬の天候である。冷たい西風が強くなる。
診療所30人余り。
少し風邪をひきかけている感じがする。
沖中の生徒から掲示板に記入があるとヒロコおばさんが見つける。
11月19日(水)晴れ 西風強
朝起きるとのどが腫れていた。マリちゃんから電話があった。沖中の大島駅伝は全員参加のようである。
完全に冬の天候である。海は白波。
診療所50人余りの来診。こうなると満員状態が続く。予防接種も20人あまり。
11月20日(木)晴れたり曇ったり 西風
寒いが昨日よりはましである。のどが少し痛い。
五月丸に出てみると鯛が死んでいた。
診療所30人余り。インフルエンザ予防接種者100人を超える。
11月21日(金)晴れ 西風
診療所30人余り。風邪が治らない。
今週は長い一週間だったような気がする。ヒロコおばさんもそういっていた。
11月22日(土)晴れ 凪
朝釣りに出る。ヒデガサキに行ってみるが釣れないようなのでカミカドに向かう。ハナグリを過ぎたところでヤズが湧いていたので釣ってみると2つ釣れた。カミカドでは全く釣れず。
帰ってから門の谷を歩く。なかなか道がわからない。ヌルデのような大きな木が見つかったのは収穫である。幹周りが2.5mくらいだろう。ヌルデではないようだ。
15時には釣りに出ようと思い、急いで帰る。ヒデガサキは釣れなかった。掛かり釣りはよく釣れたそうである。
夜、 カズサアから電話がある。浜本邸からのようである。風邪なので控えた。
11月23日(日)晴のち曇り
ヒロコおばさんは、リョウキチが出てくると言うことで柳井に行く。おらは風邪なので行かない。
朝カミカドに釣りに出るが全く釣れず。早めに帰って門の谷を歩く。カゴノキの幹周り2mくらいのがある。道らしいのが見つかる。モリはもうすぐの辺りまで行けた。鋸を落としてわからなくなってしまった。
14時頃にヒデガサキに釣りに行く。少し潮が大きくなったので期待したが、10隻近く船がいたがほとんど釣れないようだった。上げるのを2〜3匹しかみなかった。終わり頃に運良く1匹ハマチが釣れた。
11月24日(月)雨 北風
芋を煮る。
昼便でヒロコおばさんが帰る。
千葉にハマチを送る。
夕方近くまで芋を煮る。かまどで煮たのである。かまどを使うのは久しぶりである。
夕方前からアナゴ(トーヘイ)をさばく。少し湯かけにして梅の酢みそで食べる。なかなか旨かった。
11月25日(火)晴れ 西風
診療所30人くらい。
まだ鼻水と咳が出る。時々マスクをする。
煮た芋を少し干す。マイラセが1枚分。
11月26日(水)晴れ 凪
いい天気である。流し釣りのヤズは余り釣れなかったようである。そろそろ潮が良くなって釣れそうなものだが。群れが逃げていなければいいけど。
煮た芋を干した。マイラセ3枚分。
診療所30人余り。少し風邪がはやっているようだ。
沖浦ダンディーズのギターの練習が始まっているようだ。小学校の学習発表会に向けての練習である。楽譜が送られてきた。おらも練習を始めた。なかなか難しい曲である。毎日やらなくてはとても弾けるようにはなれそうもない。
11月27日(木)曇りのち雨 凪
診療所30人足らず。
ヒデガサキでの掛かり釣りでヤズが釣れているらしい。ハマチも釣れるようだ。
雨なので芋を家の中に入れているとそれなりの匂いがする。
11月28日(金)晴れたり曇ったり時々雨 西風
診療所30人余り。
鋸を無くしたので違う鋸の目立てをする。上手にはできないが、やると少し切れが良くなるのでましなのである。大きめなのでナップサックに入り切らないのが難点である。
11月29日(土)夜中に雨朝からは晴れたり曇ったり夕方時々小雨 西風強
朝市だが、門の谷を歩く。(8時から14時)なかなかモリに出ない。山道がわからなくなっている。道に迷ったおかげで幹周り2mくらいのイタジイの木が数本見つかる。マテバジイだろうかシイの木の種類で幹周り2mていどのもある。幹周りは目通し(地面から1mていどの高さの位置をこういうのだったと思う)で書いてある。
この前なくした鋸を探したがわからず、かわりにヒラタケに出会った。
三浦の谷の上の方をウロウロした。祝島で初めて沢ガニに出会った。(沢ガニの仲間だろうと思う。)写真を撮ろうと思ったら穴の中に隠れた。アナの前でコーヒーを飲みながら休憩して待ったが出てこなかった。
22日のヌルデらしい木はやはりヌルデのようだが、残念ながら枯れている。カゴノキは幹周りがちょうど2mだった。
帰ってきたらヒロコおばさんが朝市でちらし寿司を買ってきていた。
夕方ナガイソに行って枯れ木をこだくって帰る。
咳がが出るのが少しましになった。
天候不順で芋の煮干しを外に出したり入れたりした。
11月30日(日)晴れ 西風
朝ゆっくりして、今日はモリの方から門の谷に向かう。比較的簡単に谷の道に出た。途中で倒木を避けるために谷を下がりすぎたために道を外れていたようである。時間を相当費やしたことになるが、道を歩くだけでは見かけない木なども見ることができて無駄では無かったように思う。今日はかなり大きい桜の木に出会った。地表部分で2つに分かれているうちの大きい1本の幹周りが2mである。
これで門の谷コースが一応開通した。
帰りに長磯でこだくった木を積んで帰る。行きには小ネギの種を少し蒔いておいたのである。
夕方満ちがわしに出てみる。西風が凪がないがヤズがナカミドで湧いてカモメが集まっている。漕ぐと2つ釣れた。サワラも1匹。
夕飯はにぎり寿司。ネタはヤズとサワラと卵焼き。
西村さんから電話がある。沖浦ダンディーズAが屋代湖駅伝で一位になったと言うことである。Bチームは4位と言うことだ。素晴らしい。一位はダンディーズの歴史上初と言うことでめでたい。