祝島日記 2010年4月 3月の日記へ
4月1日(木)降ったり止んだり 南風
診療所30人余り。
夕方、裁判関係で集まり。弁護団が頼もしい。
4月2日(金)曇りのち晴 西風
診療所30人足らず。
桜が満開に近い。祝島の山がにぎやかである。
4月3日(土)晴れ 西風
招魂祭で7:00から準備(手伝い)。その後少し時間があるのでタカトオに上がってみる。何年か前に植えた桜も花を着け、もう散っていた。来年は桜で少しタカトオがにぎやかになりそうである。
11:00から招魂祭。その後昼食。
午後、光けんじの学校の伝馬船進水式。行ってみると餅まきが終わったところだった。新庄小屋で一杯ご馳走になる。その後二次会会場に行ってさらにご馳走になる。いとこのせいちゃんとひさ坊と三人で肩を組んで帰る。風呂も入らずに寝る。
4月4日(日)晴れ 凪
昼前までけんじのがっこうの子どもと伝馬船に乗る。一人ちゃんと漕げるようになった。
午後柳井に出る予定だったのだが、変更になり、ヤンマーでの祝島一周の花見に連れて行って貰う。三浦に着けて2時間ばかりゆっくり花見をして帰る。その後、新庄小屋で2時間ばかりお酒をご馳走になり、帰る。今年は祝島の桜が良く咲いていた。
晩にタッチャンが来て、ビワに早く袋をかけた方が良いと言ってくれた。毛虫がビワの実をかじるようだ。
4月5日(月)晴れ 北風のち凪
第一月曜日で診療所は休み。
朝釣りに出る。冷たい風が吹いて波が大きくなった。鯛1、チダイ2。大きいのはなし。ウヤシマの桜も良く咲いていた。
10時から法事。その後ソーヅイに行き、ビワの袋を70〜80かける。今年は実が着いてないのでこれでほとんど終わりである。
3時前に帰り、凪の海に釣りに出る。鯛2,チダイ5。大鯛は釣れず。逃げたのか、潮が小さくなったのか。
チダイを刺身。その後、講演会に出る。自由漁業、許可漁業と財産権との関係。自由使用、許可使用と埋め立て工事の免許との関係などなかなか参考になる話だった。埋め立て工事の免許というのは、権利ではなく、そこに入った人を追い出すことはできないようようである。自由使用である道路の工事と似たようなもので、誰でも通れる道路の工事を許可されただけで、工事場所に入ってはいけないわけではないのである。だから工事関係者は通行人に協力をお願いするのである。そう考えると中電が、補償金を受け取っていない祝島の漁師に対して工事を妨害したら1日500万円払えと言うのは非常におかしい。(補償金を受け取っていたら強行に出る方法も有るようだ。)自由漁業でも許可漁業でも、慣習により、そこの海での漁業は財産権になるそうだ。財産権は重い権利で、基本的に守られる。埋め立ての免許よりずっと重いのである。
人間はたいした脳を持って、パソコンなどすごいものを作り上げる。みんな幸せを目指しているのだろうけど、作り上げたものが、不幸を生み出してしまうものが多い。欲張りだったり、攻撃的だったりする人間の性格がそうしてしまうのだろう。飛躍が過ぎるけど、対極に有るのが正平さんの絵である。黙々と、幸せを感じさせてくれる。そこら辺で良寛と通じるものがあるようにおらは感じる。マイナスが無く、人に幸せを与えてくれる。正平さんは良寛が好きなのである。
4月6日(火)晴れ 凪
診療所30人余り。暖かく良い天気だった。太陽温水器の湯が、水で薄めないと入れないくらい熱くなっていた。
昨日、今日と祝島から田ノ浦に出動。中電がまた動き出したようである。工事進まず、と夕方のニュース。
4月7日(水)晴れ 北風
診療所約20人。
仕事が終わって、鋸を持ってタカトオまでゆっくり走って上がる。少し木を切る。狭い土地だけど、開いたところに少しでも桜の木やビワの木を植えようと思っている。
4月8日(木)曇りのち晴 凪
診療所約40人。
今日も仕事が終わってタカトオまでゆっくり走って上がり、雨よけシートの修繕をする。ウベの花が咲いている。実をつけ熟れるかどうか楽しみである。
魚はチダイを蒸したの。
4月9日(金)雨 凪
雨模様の一日。診療所30人半ば。
仕事が終わった後、今日は休養。
このところデザートにリョウキチの送ってくれた長崎のカステラを食べている。
4月10日(土)曇り 北風のち凪
朝ゆっくり釣りに出て、午後まで粘って1匹2kg級を1つ釣る。
夕便で出て、妹の孫が生まれた祝に釣れた鯛を送る。その後ヒロコおばさんの携帯買い換えにつきあう。
買い物が終わった後、ケンちゃんから電話があり、しんちゃん達と飲む。ひろしくんも来ていた。いつの間にか午前2時頃になってひろしくんとアベックで歩いて帰った。
4月11日(日)曇り 凪
昼便で帰って、昼から釣りに出る。一匹大きいのが欲しいので粘ったが、今日は釣れなかった。チダイなど5匹。帰りにハナグリに寄ってみたが、釣れた後だったようである。鰺が一匹きた。鰺は最近珍しいくらいだ。ヨボシにも行ってみたが、釣れず。
4月12日(月)雨 凪
診療所20人余り。
夜、隣でコンサートがあると言うことで気配を感じながら晩飯を食べていると、なかなか始まる気配がなかった。隣では無く、練り塀蔵だったようである。
西方のまあちゃんから鯛とキャベツをいただく。
肴は鯛の刺身。チダイの煮付け。
4月13日(火)曇り 西風
診療所30人半ば。
肴は鯛の刺身。
4月14日(水)
診療所30人足らず。
夜、ヒロコおばさんの友達来宅。
4月15日(木)
昨日の夜のコーヒーが効いていつもより早起きをした。
4月16日(金)晴れ 凪
和歌山からまきちゃん夫妻が帰ってきて、夜遅くまで歓談飲。
4月17日(土)晴れ 西風
昼便で大阪・和歌山からヒロコおばさんの兄弟が帰島。49日の法事。にぎやかになる。忠明さんの息子さんが二人やって来たのだが、10代半ば頃に一度会っていたのだが、立派な社会人になっていた。
午後ハナグリで鯛1匹。帰りにオオミズナギドリがヨボシにいるので寄ってみると、2kg足らずの鯛やチダイが釣れる。
夜、岩本でご馳走になる。
4月18日(日)晴れ 凪
9:30虹が浜に向け、清水丸でトシ坊さん、のぶちゃんの3人出発。伝馬船漕ぎの手伝いである。おらは伝馬船漕ぎはほとんどせずに飲んでいた。夕方、伝馬船を曳航して帰ってきた。その後「地球の回転とミツバチの羽音」の上映会を見に行く。
4月19日(月)小雨 東風
診療所10人半ば。
今日から診療所の事務のしごとを半日二人でやる態勢になった。
仕事が終わって釣りに出る。ヨボシでまずまずの鰺が10ばかり釣れる。南風があり、繋ぐところでイカリ綱をスクリューに巻いて1時間くらいたつつ。あきらめないで解いたのは努力賞である。
4月20日(火)小雨のちくもり 凪
診療所20人足らず。
夕方凪で釣りに出る。大きいアジを10匹足らず。
夕飯はハゲの刺身とみそ汁。
4月21日(水)曇り霧 凪
診療所30人半ば。
PTAスポーツにハマチの刺身を持って上がる。新しい駐在さんと少し話をする。
4月22日(木)小雨 凪
診療所30人半ば。
肴はアジの刺身と塩焼き。
4月23日(金)曇り 西風
診療所30人半ば。今週はほぼパソコンだけで過ごした。
4月24日(土)晴れ 西風
朝、ヤッチャンの職場の人たちがやってくるということで、魚を少し差し入れした後、釣りに出る。鯛を狙っていたら運良く1匹釣れる。昼前に帰ってソーヅイに行く。ビワの袋かけ約40。
夕方前ハナグリでアジや鯛・チダイなど。
4月25日(日)晴れ 凪
朝釣り。チダイ4〜5匹。
ナガイソに生ゴミを持って行く。
午後鯛を上げて姿造りをやってみる。夕便で出るので持って行き、リュウイチロウ君に渡す。遅くなったけど、入学祝いである。
ヒロコおばさんと柳井泊。
4月26日(月)雨 凪
朝便で帰る。
診療所約20人。
ヒロコおばさん、自治会費など集金の準備。
4月27日(火)曇り 西風
診療所約20人。
ヒロコおばさん、自治会費等集金。
4月28日(水)晴れ夜雨 南風
診療所40人を越え、忙しい一日。
4月29日(木)晴れ 西風強 昭和の日
昼前、少しナガイソの草刈り。桃、今年は20〜30くらいしか実をつけていない。梨は全くつけていないようである。枝に根を生やしたイチジクの木は順調に育っているようだ。挿し木をしたのも着いている。
午後ソーヅイに行く。目こぼれしていたビワに10くらい袋をかける。
夜に、「祝の島」上映会。岩国の山本先生(祝島小学校校歌を作詞)の奥さんに会う。この日ももちゃんが案内したようである。
4月30日(金)晴れ 凪
診療所約30人。
夕便で山本先生の奥さんが帰っていった。トシ坊さんとこの車で室津から柳井駅まで行かれたようである。祝島の話が尽きなかったようである。
集会に出た後、浜本邸からの電話があり、行ってみる。山根たあちゃんがいた。