祝島日記 2010年12月 11月の日記へ

12月1日(水)晴れ 凪
 診療所午前中勤務。
 午後釣りに出る。久し振りの凪の日の釣りである。コージロ〜瀬戸で1kg弱の鯛1、3kg級のハマチ1,ヤヅ1、コダイ数匹とチダイ1。


12月2日(木)晴れのちくもり雨
 一日勤務。
 平谷分校時代のオワキ君が柚子酢を1升送ってくれる。オワキ君は高校3年間、標高700mくらいの所から毎日徒歩、自転車で平谷にある高校に一日も休まず、通っていたのである。
 みちこさんに借りていた「きまぐれ帖」を見て、阿曽美術さんに在庫があればと購入を依頼した。 


12月3日(金)雨のち晴 大西風
 一日勤務。大西風だが、昼便が島に来た。強風で昼の出る便と、夕便は欠航。夜9時過ぎに少し弱まる。
 さかなはアジの塩焼きと、貰った巻きずし。


12月4日(土)晴れ 西風
 西風があるので釣りに出ず、カタアの草刈り。すぐ上のツツミに行ってみるが水はたまっていなかった。草や木が生えていた。何とか池にならないかと思う。
 クサカリキが不調で余り草刈りができなかっが、下の畑に行く道は通れるようになった。
 ひんでえさあにタチ釣り用の釣り釣り道具を貰う。枝の付け方も教えて貰う。
 午後ナガイソに行く。カイセイ用舵柄の木を切っておく。


12月5日(日)晴れ 凪
 久し振りに穏やかな凪。魚を荷作りする。その途中、救急船出動の手伝い。
 10時半頃釣りに出る。鯛、ハマチ、ヤヅ、チダイが少し釣れる。そのまま柳井に行き、3つ荷物を送る。買い物などをし、車に置いてあった荷物と一緒に持ち帰る。


12月6日(月)曇り 凪
 朝早く釣りに出、ネバルを狙うが釣れず。ヒシオに瀬戸で鯛2,ハマチ1,大きいヤヅ1、コダイ、チダイ少しずつ。
 午後、小学校の理科の手伝い。
 夕方ヨボシに出てみるが1つ大きめの鯛が途中で逃げ、その後小さいのが少々。


12月7日(火)曇り 西風
 朝、魚の荷作り。
 診療所昼まで勤務。昼便で荷物を送るのを忘れるところだった。ぎりぎり間に合う。
 西風があるので歳暮の礼状を書いたり、調理に挑戦したりして過ごす。


12月8日(水)曇り 凪のち西風
 一日勤務。朝、ヨボシでアジが良く釣れたそうである。
 肴は鍋。春菊が旬。畑の大根が大きくなってきた。


12月9日(木)晴れ 大西風
 昼まで勤務。午後カタアに行き、草刈り。
 すき焼きに挑戦。材料は悪くはないのに旨くなかった。


12月10日(金)晴れ 凪のち南風
 昼まで勤務。台船が動き始めたと言うことで午後手伝いに行く。始めセノクチに行き、その後四代沖に行く。3隻のうち、四代沖の以外は引き返したようである。夕方から、清水丸で20時頃まで熊本先生の話を聞いた。南風で清水丸がかなり揺れた。終了後五月丸で揺れながら祝島に帰った。
 肴はハム。


12月11日(土)曇り 南風のち
 夜中に南風が強まった。五月丸で台船に行く予定だったが、四代沖の台船は4時過ぎに動き始め、帰って行ったそうである。あそこは南風が強いのである。と言うことで五月丸での出港はなくなった。ヒロコおばさん、早起きして弁当を作ってくれていたのだが。
 ナガイソに行き、草刈り。少しすっきりした。
 夕方、タカトオを少し草刈り。ウベの木の剪定。春に元気な芽が出れば良いがと楽しみである。


12月12日(日)曇り 北風
 朝、釣りに出る。コージロに行くつもりだったが、北風が強いので後ろに行く。小島で中くらいの鯛を一匹釣ったところで電話を確認すると、台船が動いたとのことで早速行く。祝島の船が10隻近くいた。中電の船は6隻と経産省の船1隻、保安庁の船6隻。昼からは祝島の船が14〜5隻に増えていた。
 台船は14時10分頃引き返す。台船は浮標を置くためと行っていた。浮標を引き上げるのなら良いのに。
 帰る途中、小島で釣る。中くらいの鯛やチダイを少し釣って帰る。
 小屋で麦酒をご馳走になる。


12月13日(月)雨 東風
 夜中から雨。土砂降りでないので水不足解消は期待できないが、少しでも沢山降って欲しい。
 診療所昼まで勤務。午後家の中であれこれと、久し振りに五月丸を棒ズリでこする。
 今日も台船が来掛かったようであるが、途中で引き返したとのこと。
 肴はアジの刺身とワイナのセゴシ、チダイのだしで鍋。


12月14日(火)夜中まで小雨曇りのち晴 西風
 午前中勤務。午後ソーヅイに行く。木を少し切る。薪を一束とって帰る。台船の動きはなかったようである。
 肴は鍋。明日から冷えそうである。当分西風が続きそうだ。


12月15日(水)曇り 西風強
 本格的な冬の日になった。西風が冷たい。
 一日勤務。間に歯医者さんに行った。虫歯にかぶせていたのが抜けたのでくっつけて貰った。5分で終了。
 いとこがケーキを持ってきてくれていた。大変旨い。
 冬は鍋が続く。


12月16日(木)曇り 西風強
 冷たい一日。一日勤務。時々雪が舞った。
 来年度から漁業農業を、生活の主体に据えることが出来る。楽しみである。


12月17日(金)曇り 西風
 半日勤務。台船の動きがなくて良い。
 今日も寒い一日。午後釣りに出た。後ろに向かったが、西風波が強く、引き返してヨボシで釣る。中くらいの鯛5、チダイ1が釣れた。
 明日は京都行きである。


12月18日(土)晴れ 西風
 朝便で出て京都に行く。途中徳子の所に寄ってみた。孫達が元気に遊んでいた。
 夕方京都まで車で送って貰い、チエと3人で夕食をとった。話が弾んだ。ホテルは東横イン。


12月19日(日)晴れ 凪
 ゆっくりホテルを出て、南禅寺、銀閣寺、清水寺、ちょっとだけ東本願寺の御影堂を見学。これほど歩くつもりがなかったので靴が痛かった。腰も痛かった。
 夜柳井に帰った。


12月20日(月)晴れ 凪
 夜明けに雨。朝便で帰ってくる。
 昼まで勤務。午後ゆっくり釣りに出る。鯛1,チダイ2、夕暮れ時に良い形のアジが10余り。


12月21日(火)雨 東風
 朝から雨で、30mmくらい降った。水不足の解消にはなりそうもないが。
 昼まで勤務。午後「東京原発」を見た後ヒンデーさあの所によってお茶を呼ばれる。
 「東京原発」は沢山の人に見て欲しい。大きい劇場でやって欲しいものだ。


12月22日(水)晴れ 西風
 昼まで勤務。
 午後、釣りに出るが、風もあり、釣れそうでないのですぐ帰り、カタアに行き、少し草刈り。帰って満ち潮をヨボシで釣る。小さい鯛など少々。


12月23日(木)晴れ 西風 天皇誕生日
 8時前に出発で瀬戸に釣りに出る。6〜7隻釣っていた。釣りのピークは過ぎていたようだが、ヤヅが10くらい釣れた。潮が行かなくなり、コージロやカミカドを釣ってみる。コダイなどが釣れる。その後ヒシオが行き始めたのでまた瀬戸に行く。ヤヅが10足らずと鯛が2つ釣れる。1つは大きかった。大漁である。
 釣りから帰り、ソーヅイに行き暗くなるまでビワの木の剪定
 夕方集会に出る。 


12月24日(金)晴れ 西風
 一日勤務。約50人来診。寒い西風の吹く一日だった。わた家開店。夕方ヒロコおばさん行ってみる。盛況だったようである。
 同級生が開店祝に大きいケーキ(ショートケーキにして100人分くらいのようだ)を送ってくれたようである。


12月25日(土)晴れ 大西風
 大西風だがいわいはやって来た。お歳暮代わりに魚を2軒分荷作りして昼便で送る。
 午後ゆっくり出て夕方までタカトオで木を少し切ったりする。


12月26日(日)雨模様で小雪も時々降りる。西風強
 昼前から昼過ぎまでタカトオで作業。芋畑と何かを加えようと思っている。ヒロコおばさんはほぼ同じ時間に、わた家に行く。
 この頃は晴れの日でも太陽温水器に日がほとんど当たらないのでボイラーで30分近く炊かないと風呂が湧かない。薪なら1束ぶんである。


12月27日(月)曇り 西風
 昼まで勤務。
 昼からパソコンに向かった後、フライ用に鰺をさばいて塩をふっておく。その後タカトオに行き石垣修復作業。当分掛かりそうである。


12月28日(火)晴のち雨 凪のち大西風
 昼まで勤務。昼食をヒロコおばさんとわたやで日替わり定食を食べた。とりフライ、みそ汁、おひたし、大根煮付け、枇杷茶。どれも旨かった。
 昼からヤヅのお裾分けをした後、ヤヅと鰺をさばいて刺身に出来るようにしておき、タカトオに行く。雨がしょぼ降り、少し作業して帰る。大西風で夕便は欠航。12月に2回目である。この冬は荒れる。


12月29日(水)曇り一時小雨のち晴 西風
 昼前にナガイソ、昼からタカトオ。鍬を使っていると粘土のたまっている所があったので少し持ち帰る。
 哲ぼんさんからあたご柿が届く。バターの挟まった干し柿も入っていた。
 肴はヤヅとアジの刺身。
 夜に消防団の夜警当番。
 この前ヤフーのオークションに入札していた、大鋸鋸が落札できた。大きくなった洋梨を切って板を作るつもりなのだが、大鋸鋸はさわったこともないので使えるかどうかもわからないなりに楽しみである。


12月30日(木)雨模様 南風のち西風
 南風もあり雨模様だったの釣りに出なかったが、すぐ西風になる。
 タカトオに行く。じるいので土にはさわらず、木を少し切る。


12月31日(金)雪のち晴れ 大西風
 朝便は遅れてきたが、昼便と夕便は欠航。この冬は4便欠航した。大荒れの冬である。
 タカトオに行くと雪が1〜2cm積もっていた。水は凍っていた。少しじるいが鍬をふるった。
 昼からは家の中を少し片づけた。ヒロコおばさんは煮しめなどを作っていた。
 正月の飾りは義母の逝去で無し。


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