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近況

2005.03



     2005.03.11

        というわけで、ちょっと入院してたのよ。
       めっちゃ緊急入院で緊急手術だったのでめっちゃビックリでした。
       痛かったー。すーっごく怖かった!

       朝から調子がめっちゃおかしかったんだけど、お昼バイトには行ったのね。
       でも全然仕事ができない!そのうち痛くて歩けなくなりました。で、早退。
       その時点では、昨日寝た姿勢がヘンで、きっとおなかが寝違えたんだろうとか思ってたんだけど。
       どんどん動けなくなって、翌日のお昼までずっと寝てました。
       もう何年もこんな風に眠った事がなかったので、
       お昼にまーちゃんとびーと眠れて、めっちゃ痛かったけどシアワセ気分だったりもしました。
       がっ。
       もう動けない!このままだと・・・と怖くなったので、お昼過ぎに病院に行く覚悟を決めました。
       家から3分くらいの病院。
       普段病院行かないので、怖かったけど、ママンもいなかったので1人で行きました。
       そろーりそろーり車まで歩いて、車で行きました。
       
       その病院でいろんな検査や点滴、注射をして・・・。
       ここでまず衝撃の体験が。
       ・・・カンチョウされました。いくら病気の検査とはいえ、ちょっとトホホでヘコミました。

       で、検査の結果、大きな病院にまわされることに決まったのが17時過ぎ。
       病院にママンが来ました。
       救急車で搬送?うそーん。車で来てるしー。
       で、自分で行くと言い張って、車に乗り込み、すぐにバイト先に電話しました。
       「明日、もしかしたらいけないかもしれないので、念のためシフト外しといてください。行けたら行きますー」
       救急車で搬送って聞いて、急に仕事が心配になっちゃってさ。
       けど、まだ、入院するとは思ってなかったのよー。

     2005.03.13

        で、バイト先に連絡して、家に一度帰りました。
       さっきの診察で、ちょっと要領がわかったので、診察されやすいような服に着替えて、
       パパンの車に乗って、パパンとママンと3人で病院に着いたのが18時過ぎ。
       受付で少し待つ間、もうゲッソリ、グッタリしてました。
       で、呼ばれて診察室にユルユル入ると。

       ・・・先生。ステキすぎ。
       クールな眼鏡、あたりまえだけど白衣。まるでまだ少年のような美しいドクター。すっかりテンションあがっちゃいました。
       で、血圧測ったり、おなかを触られたりしてる最中も、そのステキな横顔から目が離せない・・・。
       せめてお名前を・・・と名札を見ると。
       うっ。この美少年先生、女性だわ。
       ベリーショートで、お化粧してなくて、顔が小さくて、とってもキレイ!美人!
       男装の麗人ってこういうかたの事なのね!
       その時点ですっごくドキドキ、その魅力に完全にクラクラきてました。
      ああ良かった、お会いできて良かった、痛いけど良かった・・・とウットリしながらも、もう1人の先生を見ると。
       うーん・・・。この先生もステキすぎる!理想の殿方に限りなく近い御容姿!これぞ最高のパラダイス!
       痛さと興奮状態で今にも気を失いそうでした。
       部屋を出て、ママンとコッソリ「ステキステキ!女子先生めっちゃステキ!」と手を取り合って小声でキャーキャー言ってました。
       ママンもすっかりオメメがハートになってました。
       「男子先生もめっちゃステキ!元気出たかもー!」と両手でグーを握り締めてガッツポーズ。
       エコーとかCTのお部屋への移動、ステキ先生にはさまれて、ゆーっくり歩きました。
       両手に花!っていうか、階段でステキ女子先生と手つないじゃった♪
       一生忘れられないっす。

       エコーって、おなかの中の赤ちゃん見るみたいなアレする時も、
       私はお二人のキレイな横顔に見とれっぱなしでした。
       夜だったので、ちょっと暗い廊下を歩きながら「入院?」と聞くと「うーん。困る?」
       「困ります。仕事もあるし!」「どんなお仕事?」「自営とあと、バイトも・・・」「大丈夫ダイジョウブ!」先生ニコリ。
       ステキ男子先生の笑顔につられてニコリなクロイワさんでした。

       それから流されるままに病室に行ってベッドに寝かされたと思ったら、看護士さんが。

       「はぁーい。手術の前にツメ切りますよー」
       私とママンは「えー!」「どうしてっ。イヤー!」
       バチンバチン「キレイに伸ばしてるのにねー、ダイジョウブすぐ伸びるから」バチン。
       「いつもはマニキュア塗ってるんでしょ?落として来てくれて良かったー」バチン。
       有無を言わさず、2人がかりでツメ切りでバチンバチン切られました。
       ツメ切りなんか何年も使ったことない!いつもヤスリで形を整えながら、少しづつ短くするのにー。
       「自分でします!」と言いながらも、もうその時にはそんなパワーがないほど痛くって・・・。
       何年ぶりかのすっかり短くなったツメを見て、これから私どうなるんだろう?とめっちゃ不安になってきました。
       っていうか、手術?今から?うそーん。

     2005.03.16

        ベッドに寝かされて、いろんな看護師さんやドクターが入れ替わるように何人も・・・。
       実はこのときはあまり覚えてなかったりします。とにかく痛かった!
       でも私のステキ男子先生がニコリで「こんにちはー」(夜だよう・・・)
       つられて私も「コンチワー」でもコワイコワイと言ったこと。
       私が泣きそうになってたら、大丈夫ダイジョウブ、ははは♪とサワヤカーに笑ったこと。
       (このとき廊下にいたママンたちは「結構マサヨ元気じゃん」と安心したそうです)
       そのあと、ステキ女子先生が「私は担当じゃなくなるけど、すごく良い先生だから大丈夫!」と言ってくれたこと。
       そんなことを映画の一場面のように覚えています。
       あと、麻酔の先生が「おなか痛いのに、こんなに重たい靴で大丈夫だった?」
       と言って私のブーツをしまってくれたこととか。

       この間にも、ママンたちは手術についての説明や、普段の生活状況なんかを聞かれてたそうです。
       仕事やバイトでココ6年間は休みの日を取ってなかったことや、毎日お酒をを飲むこと。
       量は?聞かれて
       「わかりません・・・。帰ってくるときにはもう飲んでますから・・・」とちょっと情けなかったそうです。
       「すごく怖がりなので、痛くて怖くないように全身麻酔でお願いしますー」とママンは何度も言ったそうです。
       この時もステキ女子先生はとってもステキで優しかったーと
       後日ママンはホホを染めておりました。
       
       あれよあれよという間に、ヘンなピラピラの服に着替えさせられて。
       この時点で、もう1人では着替えられないほど動けなくなってました。
       廊下で見送るママンとパパン。「まーちゃんとびーをよろしく。行ってきますー」ガラガラ手術室に運ばれました。
       で、ドラマとかでよく見る、あのピカピカなライトの下。

       「こんにちはー」あ、ステキ男子先生だ。だから、夜だしー。痛いしー。
       でもステキな笑顔につられて「こんにちは♪」
       「笑顔だなー、ははは」・・・だってだってー。術衣もすーっごくステキですー。別の意味で血圧上がりますって!
       「ヨロシクオネガイシマス!」
       「気合い入ってるねー」こんな事を言ってると、手を縛られて、口にマスクみたいのをつけられました。
       ・・・うーん。息ができない!苦しすぎ!
       ボンヤリしながらも、「こんなに苦しいんですかぁ・・・」
       「大丈夫ですよー、もうフワフワしてきたでしょ?」

       ここからしばらく記憶ナシ・・・。
       
     2005.03.19

        「大丈夫だよー。もう終わったよー」
       「はーい・・・」どうやら眠ってる間に手術は済んだみたい。
       ふと気付くと、左手を誰かとつないでました。誰かな?
       それから病室に戻ったようです。覚えてません。
       心配してたママンに「痛いー」と言ったそうです。

       夜中、3時くらいだったそうなんだけど、先生や看護師さんがテキパキしてるなか、
       廊下でママンとパパンは待機してたんですって。
       で、看護師さんに「もう帰られて大丈夫ですよ」と言われて、「でも・・・」と帰ろうとしないママンに
       「大丈夫。オコチャマじゃないんだからー」
       で、一度家に帰る事にしたんだって。
       いやん1人にしないでー!こう見えてもオコチャマなのようー。と今は思うんだけど、
       今思えば、翌日もずっと眠ってたんじゃないかな。
       ちょっと目が覚めても、ずっとウトウトしてた感じだったと思う。
       6年以上思いっきり眠ってなかったから、その分を取り戻すみたいに眠ったよー。
       その間、病室を3度変わったようです。

       手術の翌日、様子を見に来たママンに、何か必要な物はあるかって聴かれて。
       「パソコン。仕事しなきゃ」「ちょっと休んだほうが・・・」
       そんなやりとりの後、却下。
       「パソコン持ってきてくれないんだったら、もう何も持ってきてくれなくっていい!」・・・逆ギレです。
       「テレビなんか見ないっ!」ベッドサイドのテレビを裏返して、
       そこに持って来てもらった、まーちゃんたちの写真のフレームを2つ飾りました。
       そして、テレビカード(テレビ見るときに入れるカードね)とイヤホンを持って帰らせました。
       今思うと、ずっと見たことがない「昼ドラ」とか見てみればよかったなー。ごめんよママン。
       っていうか、手術後がとーっても痛くて、身体を起こすのも1時間かかってゆーっくりしないとめっちゃ痛い状況でさ。
       例えば、トイレに行こうと思ったら、予定時間(?)の3時間くらい前から、ゆーっくり起き上がりはじめないと、
       トイレにたどり着く前に!って言う感じだったのね。
       点滴を棒の先につけたのをガラガラ引きずって、そろーりそろーり、途中で休みながら歩きました。
       
       しかしちょっと困ったこと。
       最後の部屋。6人部屋でした。でも2つのベッドは空いてたのかな?
       とにかく、ニギヤカでオシャベリ好きな、元気なマダムたちのお部屋でした。
       それも声が大きい・・・。ううー。ママンもビックリのニギヤカさです。
       他の患者さんやドクター、看護師さんのウワサ話から、家族の自慢。あと欠かしちゃいけないマイ病気自慢。
       「○○さんはええわーねー。私なんかー」っていう話を1日中・・・正直、私まで具合悪くなりそうでした。
       で、看護師さんに別の部屋をお願いしました。
       お小遣い不足だけど、このニギヤカさから開放されるなら、お金はいくらでも出すわよ!と思ってました。
       でも、1人の部屋は順番待ちで、私が退院するまでには、空かないだろうって。ちぇ。

       とにかくずーっと話してる1人の人。
       「話でもせんにゃー治らん」って言ってました。で、夜中でも1人で話してました。
       お昼も、ご年配のかたなのか、つじつまのあわないことばかりワイワイ言ってました。
       「時間が薬いね」「そうそう、時間が薬よ」「ホントホント薬が時間って」
       ・・・おいおい、順番変わっちゃったよ。
       そんな事を行ってたと思ったら、なぜか「ジュゲムジュゲムゴコウがなんたら・・・」大合唱+爆笑。
       ワケワカンナイ!オネガイダカラ静かにしててくれ!
       いや、うるさいのは大目に見たとしても、私が寝てるベッドに何かを当てるな!
       彼女がウロウロする度に、何かをガンガン当てて、そのたびに痛くって飛び上がりそうでした。
       ベッドはカーテンで仕切られてるだけなんだけど、頼むからカーテンを開けてのぞくなー!

       こんななか、唯一の楽しい事は朝晩、様子を見に来てくれるステキ男子先生の笑顔だけでした。

     2005.03.22

        地震怖かったー!めっちゃ怖かった。でもお店も家族も大丈夫でした。

       で、入院話の続きなんだけど。
       痛み止めの座薬をガンガン入れつつ、ゆっくりだけどリハビリモードに入りました。
       点滴をガラガラ連れて、同じフロアにある、小さな図書室に入り浸ってました。
       静かだしー。本も読めるし。
       そこで気付いたのは、私のいる病棟の平均年齢の高さ。
       間違いなく、私がワカモノナンバーワンだったと思います。

       そのうちに、点滴が初めて外れるチャンスが来ました。
       すぐに、ヨロヨロ髪を洗いに行きました。
       で、洗面室の洗髪コーナーで頑張ってると。
       「ああ美人やなぁ。こんな美人が髪洗うところが見れてジジは・・・。
        ジジがもう少し若かったら、ついてまわりたいところじゃ・・・。
       私が髪を洗ってる最中、ずーっとすぐ側でこんな事言ってたおじいさま。
       誉めていただくのは嬉しいんだけど、何もまあ、髪洗ってる最中にそんなに近くでみつめないで。
       それからそのおじいさまは、私の事を「お嬢ー!」と呼んで、ベッドから手を振ったりするようになりました。
       私も「おじさま、今日もファイトよ♪ごきげんよう」と声をかけあったりしてました。
       そうするとそのおじいさまが「な、ホントのお嬢やろがー」と隣のベッドの人と話してました。
       おじいさまにはそう思われたのか・・・。まだまだイケルかもしれないなぁー、と思ったり思わなかったり。

       で、廊下をヨロヨロ歩いてると、向こうから手を振る人、見慣れたカバン・・・。
       あれ?
       バイト先の仲良し女子がお見舞いに来てくれました。
       しかしまあ、とにかくオケソウもしてないし、ヨロヨロでパジャマ姿だし。
       とにかく見られたくなかった!でももう見られちゃった。ちぇ。
       見ないで見ないでと言いながらも、ツメを切られた事や、パソコンをママンが持ってきてくれない事や、
       すーっごく痛かったことを愚痴りました。
       彼女が持ってきてくれたお花と、レモン果汁。
       センギリキャベツにレモンかけて、お塩振って食べるのが大好きー!言った事を思い出してくれて、
       大きなレモン果汁のビンを持って来てくれました。
       その気持ち、すっごく嬉しかったです。
       でもでも、この姿はお見せしたくなかった!あーあ。可憐でラブリーなクロイワサンのイメージが台無しだわよ。

       この時期、本当はお茶や牛乳を飲んでも良くなってたんだけどさ。
       トイレに出かけるのが大変だったって事もあるんだけどさ。
       実は、退院するまで飲み物は飲まないって決心してたの。お湯のみコップも持って帰ってもらったくらい。
       理由は。
       退院してから飲む、ビイルの美味しさを夢見てたからです。
       暖房で乾燥がちな病室。そりゃゴクゴク飲みたかったさ!
       
       ところで私は、毎日お話してるのに、ステキ男子先生の名前を知りませんでした。
       大きな名札をつけていらっしゃるのに、いざ先生にお会いすると、つい先生のお顔ばかりみつめてしまって・・・。
       先生にお会いした直後にはいつも反省。
       (ああー。また名札見てなかったー。先生がステキすぎるからイケナイのよぅー♪)と、
       明日はゼッタイお名前を!と心に誓う日々でした。

       さ、今夜は夜バイトです。行ってきますー。

     2005.03.26

        1日でも早く仕事に戻りたい。でも痛いー。
       病室にいてもニギヤカだし、図書室に行ったり、リハビリ代わりに階段を上がったり下がったりしてたのよ。
       とっても小さい図書室で、いつも私1人しかいなかったので、本を読んだりケイタイでメイルしたりしてました。
       入院した日以外は、お店はママンに頼んで開けててもらいました。
       仕事の予定が書いてあるノートを見ては、ちょっと仕事に戻るのが怖いような気もしたりしてさ。
       
       私のステキ先生は、いつも忙しそうに、でも笑顔を見てるだけで嬉しくなるような、
       そんな、医師としてとってもステキなかただと思います。
       切るところは切ってしまったので、あとはよくなるだけなんだけどさ。
       手術の傷口、ホッチキスみたいので止めてたのを外す「抜針(?)」に相当怖がっててー。
       ある日、「さ、はずしてみようねー」
       「ええーっ!今からですか!?」
       私の両サイド、左にはステキ先生、右にはオヒゲの先生。私2人の先生を順番にキョトキョト見てコワイ!と言いました。
       「大丈夫、ちょっとチクットするだけー」「・・・おねがいします」
       ステキ先生が、オヒゲの先生に説明されながら作業中。「ほら、大丈夫でしょ?」
       「全然平気!起き上がったり歩いたりする方が300倍痛いー。全然痛くない!」
       「昨日、相当ビビってたよねー。はっはっは!」
       ステキ先生の笑顔を見上げて、ああなんてステキなんだろうと思ってました。
       しかしその時は、私はおなか丸出し・・・。うーん。まあ仕方ないさ。

       夜の21時30分が消灯。こうなると、本も読めません。
       消灯時間過ぎて、違う階にある、飲み物の自販機の灯りで本を読んだりもしたけど、寒くて、寂しくってさー。
       部屋に戻って、じっとしてるしかなかったのよね。
       ある夜、すぐ近くの部屋の患者さんの容体が急変したようで。
       実は、それから怖くて、眠れなくなってしまいました。
       まだ痛くて、そーっとヨロヨロ歩く感じだけど、仕事に戻らなきゃ。
       おひげの先生から「来週あたり退院にしましょうね、もう大丈夫だけど、まだ怖かったら・・・」みたいなお話がありました。
       早く帰りたい。でも痛いし、怖いけど。うーん。

       次の日の朝、ステキ男子先生に「火曜日に帰りたいと思ってー」というと、
       先生は「もう帰れる?良かった良かった!もう大丈夫、良かったぁー!」と、とーっても嬉しそうに言いました。
       廊下に出ても「あー良かったぁー」って声が。うふふ♪
       同じ病室のマダム達も「あんなに喜んでくれたら、嬉しいよねー、元気出るよねー」と言ってました。
       ふふん。でしょ?私の先生はとってもステキなのよーと内心自慢っぽく思ってたら。
       「違ういね。私らみたいなBA-さんには言わんほ。若いお嬢さんやけ言うほいね」
       ナンダヨソレ。ステキ先生は誰にでもステキ先生です。
       若くてカワイイオンナノコにだけ優しいわけじゃありません。あ、カワイイとは言ってなかったっけ。

       で、いざ退院の日が決まると、怖くなりました。
       正直言って、今までの、いつもの生活に戻るのが嫌だったんだと思います。
       仕事やバイトで毎日てんてこまいで、また何年も休みが取れないのかな。
       こんな生活って、もしかして間違ってたんじゃないかな。
       いろんな事がアタマに浮かんで、胸が苦しくなって、涙が止まんなくなりました。

       そこに突然。
       だからー。カーテン開ける前に声掛けてくれようー。
       泣いた顔なんか誰にも見られたくないんだよう。うわーん。

     2005.03.29

        ということで、退院の日も決まって、仕事の予定なんかを書いた「お仕事ノート」と筆記用具、ケイタイを持って、
       誰もいない図書室や階段で1日過ごすようになりました。
       その間に病室に先生が来たらどうしようーと思いながら、病室にいるのが嫌でさー。

       おなかを押さえて、ヨワヨワしいながらも、歩けるようになっとかなきゃーとウロウロしてました。
       ご飯の時間には病室に戻ってたよ。おいしかったー。
       ちょっと大人になったかも!と思ったのは、ほとんど食べた事のない煮魚を食べた事。
       初めてエビの殻を自分ではずして食べた事。ワレナガラやればできるじゃんーと思いました。
       ご飯の前に、お茶の差し替えに来てくれるんだけど、
       いつも私が「大丈夫です、いらないですー」って言うと心配してくれました。
       (ビイル飲むまで、お茶も水も飲まないって決めたんだもーん♪)とも言えなくって・・・。
       「トイレに行くのが痛くって怖いからー」と言ってました。
       実際痛くて、最小限、それも何かのおついでの際に行くことにしてました。

       カップゼリーや紙パックのりんごジュース、バナナとかメロンとか、ちょっとデザートがついてる事があったんだけどさ、
       それはお店番の帰りにお見舞いに来てくれるママンたちにあげることにしてました。
       ベッドサイドにテレビと冷蔵庫、引き出しとかがついてる棚みたいのがあって、
       その引き出しの1つはカギがかかる「貴重品入れ」になってたの。
       そこにバナナとかを入れてカギを閉めて、「貴重品、持って帰って・・・」とヨワヨワしくカギを渡すのがきまりでした。

       ご飯を食べた後、看護師さんが「どのくらい食べたー?」って検温とかしに来てくれるときに。
       「オカズは全部食べましたー」って言うと。
       「どうして?ご飯キライ」「ううん。ちょっとだけおうちのご飯より固くって。でも違うご飯が食べれて楽しいー♪」
       本当に、食べた事のない物をいろいろ食べられて楽しかった!おいしかったしー。
       ワガママと思われたかな?次のご飯から、私好みのやわらかーいご飯が来ました。
       最初のほうみたいに、おもゆとかおかゆでも良かったんだけどなー。相談してみればよかったかな。

       夜になって、ベッドの上で本を読んでると、私のステキ男子先生が来ました。
       その時、「明日の事、ちゃんとしといたからね」みたいなお話だったと思うんだけど、
       実は、先生の顔を見たときから、(もう会えないかもしれない)と思って胸がイッパイになってました。
       まったく、ワレナガラ純情オトメな仔猫です。
       その夜は、先生が何か物を落として、2人でベッドの下をのぞいた事や
       他にもステキだった出来事を、忘れないように思い出してました。
       後から知ったんだけど、ステキ男子先生は研修中で、いろんな科をまわってるそうです。
       だから、通院の時も、たとえばまた何かあったとしても、お会い出来ないと思います。
       正直、めーっちゃ残念です。

       で、退院の朝。

       朝イチ退院して、直接店に来る事に決めてたので、服を着替えて、お化粧もして、
       入院費の計算書を待ってました。で、来た金額にビックリ!
       病院の銀行の機械でお金をおろして支払いを済ませました。この出費はイタイ、イタスギル!
       仕事もバイトも休んで、こんなにお金使うんだったら、ぱーっとどこか旅行でも行けばよかった!
       ・・・でもステキ先生たちが見れたからいっかーと思いました。
       結局、大好きな先生に会わないまま退院しました。お忙しいんだもん。でもお会いしたかった!

       今日から平常どおりだわよ!と、タクシーにも乗らず、ママンとバスで店に来ました。
       でも歩けない!やっぱり痛いー。ヨロヨロ、なんとか店に着きました。
       そこで、プチ退院祝い。ママンにお願いしてビイルの小さいのを買ってきてもらって飲みました。
       美味しくって泣きそうでしたー。
       その後、ストッパーが外れて、「もう1本だけ、オネガイ!」とか言ってゴネてました。すまんなママン。
       それからすぐに、メイルのお返事などを書きました。
       きっと、返事が来ないので不信感をもたれたかたも多いと思うのに・・・。
       事情を伝えると、みなさま心配してくれて、本当に嬉しくって。
       つくづく、私はシアワセだと思いました。

       で、夜。やっと家に戻りました。まーちゃんもびーも待っててくれました。
       2人とも心配そうにおなかを見たり、触ったりしてたの。眠る時にはまーちゃんがそーっとおなかに乗っててくれた。
       こんなに小さな子に心配させたこと、すっごく反省しました。
       明日からいつもどおり。明日は朝から1人でお店番。明後日からバイトもいつもどおり。
       そんなカンジで私の入院生活は終わりました。

       長くなっちゃったなー。
       大事な事、書き忘れてるような気がするんだけど・・・。

       心配して、気にかけていただいて、本当に嬉しかったです。
       どうもありがとう。
       もう大丈夫。元気です。
       これからもどうぞよろしくね。





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