祝島日記 2006年10月 9月の日記帳へ

10月1日(日)曇り時々雨 北風
 朝早く起きて釣りに出る。サワラを狙ってオキナの方まで漕いでみるが釣れなかった。北風があるがコージロに行く。アジのいいのが1匹つれたが、他所の船が錨をやって釣り始めたのでウヤシマに行く。新しいポイントを探してみるがエソが釣れただけ。カミカドの満ちを釣ってみる。アジのまあまあいい形のがぼちぼち釣れる。おかずに十分位を釣って帰る。
 家に帰ると朝市があったそうで、ヒロコおばさんが昼飯などたくさん買い物をしていた。
 ブロック塀が壊れそうなのでヒロコおばさんが心配していたが、補修をしてもらうことになった。屋根瓦の補強も頼んだ。
 ナガイソに生ごみを埋めたり、蛸壺をとりに行ったりする。蛸壺は綿村の家解きのとき、残ったものを貰ったものでコンクリートで補修している。無傷のものはどこかに貰われていっていたのでそうなったのだが、傷のないのがちょうど二つあった。(後でわかったのだが二つとも傷物だった。)
 大工小屋を通りかかったときハズシをシローちゃん達から三つも貰った。作らなければと思っていたところでちょうどよかった。柄が桐の木で軽い。
 3時すぎに祝島を出る。天田の瀬戸でヤズが沸いていたので漕いでみたが釣れなかった。ヒロコおばさんを室津まで迎えに行かなくてはならないので少しの間だった。


10月2日(月)晴れ 凪
 海はいい凪である。通勤コースの半分は海が見える道である。
 夜、鶴瓶の「家族に乾杯」があった。ヒデヨさんの安下庄が出てきた。見ていることだろう。中鶴さんからも電話があった。


10月3日(火)晴れ 西風
 大島の方では波はそれほどでないが、祝島の方では波があり釣りに出る船は少ないだろう。
 部活では4〜5km走る。


10月4日(水)晴れ 凪
 萩沖と安下庄の東の海で漁船の衝突・追突事故が起こったということである。
 部活で5〜6km走る。草臥れた。
 リョウキチはテストの中休み。


10月5日(木)晴れ 凪
 部活でインターバル練習。よれよれとついていった。
 秋も徐々に深まり、帰って行くうちにだんだん暗くなる。
 祝島の孝君がKRYに出場。農業で頑張っている様子が見られた。VTRにとってくれていた。


10月6日(金)晴れ 西風
 部活で30分間走。
 西風が強い日だった。関東から東北の方は大荒れのようで、船が座礁して、遭難者が出ている。低気圧に台風が合体して強烈になっているようだ。
 中秋の名月。凪ならイカかけを、と思っていたが止めた。


10月7日(土)晴れ 西風
 凪なら帰ろうと思っていたが風があり柳井残留。ヒロコおばさんが、どういう風の吹き回しか、別倉の片づけをしようかというので運搬する。おらは仕事場で少し仕事をする。明日が陸上の大会があるので、何人か生徒達が自主的なやってきて練習をしている。
 久しぶりに別倉がきれいになる。


10月8日(日)晴れ 北風
 山口市に陸上大会引率。入賞者二人出る。よく頑張った。
 夕方5時に大島に帰れたので、五月丸でコージロに向かい、モイカを狙うが一つも掛からず。波止でのぶちゃんに聞くと、今年はかからないそうである。
 家に帰ってみると塀の修繕が始まっている。


10月9日(月)晴れ 北風 体育の日
 朝早く釣りに出る。コージロに着く前に八島から陽が昇ってきた。
 アジがボツボツ釣れ、やおり前に中くらいの鯛が3匹釣れた。ヨボシまで帰るとヤズが湧いていたので漕ぐと四つ釣れた。幸運だった。
 バクチノキの花が咲くという時期なので、行ってみると台風で葉が枯れ落ち、木自体が枯れるのではと心配するくらいであった。
 昼過ぎにウヤシマに向かう。カミカドにジローさんがいた。カミカドではアジがポッチラポッチラ釣れるが鯛は出なかった。
 柳井に着くころには薄暗くなった。大島の港で、北朝鮮が核実験を実施したという話をしていた。


10月10日(火)晴れ 凪
 仕事場にお客があるので、ネクタイをしていく。
 マリちゃんから新米を貰った。岩国の方からも新米が届いたということで、ヒロコおばさんがそちらを炊いていた。それで握り寿司を作った。実りの秋だ。


10月11日(水)晴れ 凪
 午後少し休みをもらって彦島に行って岩を採って来る。少し気になっていたのがあったのである。採って見ると黒雲母らしかった。カヤック五月丸Uで渡ったのであるが、漕ぐのは久しぶりだった。


10月12日(木)晴れ 凪
 仕事を少し早く切り上げて萩に向かう。出張である。途中読むものを忘れて、徳山駅で文庫本を買う。「アキハバラ@DEEP」という本で読みかけると面白い。五分の一くらい読んで萩に着いた。駅前の店で久しぶりに生ビールを飲んだ。


10月13日(金)晴れ 凪
 山大の永尾先生の講演等を聞いた。永尾先生は一月から休日がないと言っていた。何年か前、永尾先生の話しを聞いたのがきっかけで、「祝島の成り立ち」というページを作ったのである。火山学の先生なのである。一昨日採った岩石のかけらを持っていき、黒雲母であることを確認してもらった。マグマの中でできた結晶が集まったもののようである。
 明日のことで哲ぼんさんから電話を貰う。明日は広島、大森神社である。


10月14日(土)晴れ 東風
 小祝島に行ってみようか迷ったが、カヤックを津海木から五月丸まで漕いで乗せておくまでにした。
 夕方近く電車に乗って広島に行く。五日市でみっちさん達に拾われて湯来の団栗亭にお邪魔する。その後大森神社の神楽殿に行って神楽を五つ見る。「山姥」は新作でお披露目だと哲ぼんさんが教えてくれる。祝島つながりで文彦君、秀人君、ちえさんも見に来る。ちえさんは初参加である。みんな団栗亭に泊めてもらう。文彦君が来たけどいい天気だった。


10月15日(日)晴れ 北風
 朝、秀人君の車でちえさんと三人で帰る。予定以上に早く帰ったので、小祝島まで行ってみることにした。途中コージロで釣り糸を下げた後、小祝島に行ってみる。目的はバクチノキの花の確認であったが、バクチノキにたどり着けなかった。なかなか小祝島も手ごわい。大きな(どんぶり鉢くらいの)アシナガ蜂の巣を踏みそうになった。冷や汗ものであった。恐怖心やら迂回したりで目的を達成できなかった。小祝島の木々も台風でかなり傷んでいる。バクチノキも花はつけていないだろう。
 油をついで、帰りにヨボシでおかずのチダイを釣った。
 大島に着くころには暗くなった。仕事場に行って少し仕事をした。
 哲ぼんさんから貰ったお土産にすごいぶどうが入っていた。スダチかカボスくらいの大きい粒の種無しぶどうである。


10月16日(月)晴れ 凪
 秋らしいいい天気だった。久しぶりに走った。ゆっくり合計7km位。
 ヒロコおばさんは祝島に帰って、夕飯はリョウキチと二人。夜秀人君が特製のカレンダーを持ってきてくれる。おらが写っているのである。世界に二枚くらいしかないポスターということである。


10月17日(火)晴れ 凪
 朝練開始。4km。夕方6km走る。久しぶりに10km走ったことになる。めでたしめでたしで草臥れた。ヒロコおばさん晩便で帰る。
 初めて石田衣良の本を読んだ。「アキハバラ@DEEP」という本で、わからないパソコンやインターネット用語が多いが面白かった。


10月18日(水)晴れ 凪
 生徒達は体験学習で沖浦のいろいろな所で学習。部活はなく、体力的には休養日。屋根に上がって台風で外れていた丸瓦を元に戻したりする。
 烏瓜の赤いのがあちこちに見られた。秋も徐々に深まりつつあるが、昼は気温が上がった。


10月19日(木)晴れ 凪
 朝練習と午後の部活で8kmくらい走る。


10月20日(金)晴れ 凪
 朝練と部活で5km位。
 帰り道の店の前に置いてあるみかんを2袋買って帰る。少しすっぱいが、味が濃くていい。


10月21日(土)晴れ 北風
 大島側はそれほど波がないが、コージロの方ではかなりの波。先週見たサワラを狙って出るが、釣れなかった。カミカドとコージロで運よく鯛が1匹ずつ釣れた。それとコージロで珍しくヤズが1匹。ヨボシに帰ってチダイを狙って釣っているとヤズが湧き、3匹釣れた。数は多くなかったが、なんとか粘り勝ちという形であった。
 明日がミチウチということでヒロコおばさんも祝島に帰ってくる。


10月22日(日)晴れ 北風
 ヒロコおばさんはミチウチに出る。ミチウチというのは「道拵え」で山道の草刈やころがっている石ころや崩れている土砂などをのけたりする道路整備のことなどである。地域の無報酬での共同作業に出ることをブに出ると言っていた。ミチウチもブである。ブというのは多分「部役」のことだろう。
 帰りにハナグリで釣ってみるが釣れなかった。
 何と戸田の港に着くと、みっちさんと哲ぼんさんがいた。キスと、コチと、デンゴを沢山釣っていた。
 柳井の別荘でヤズの刺身を食べた。旨いと言って二人が食べてくれた。ヒロコおばさんはデンゴのしごをせっせとしてくれた。ビールが旨かった。


10月23日(月)雨のち晴れ 西風強
 西風が強い一日だった。昨晩から久しぶりの雨。朝練は屋内。午後の部活は外。6km走る。


10月24日(火)晴れ 凪
 朝練と午後で合わせて5km。


10月25日(水)晴れ 凪
 朝練と午後で12km走った。


10月26日(木)晴れ 凪
 朝練と午後で10km走る。
 この土曜日はコッコー長屋の住人達と釣りに行く予定である。
 ヒロコおばさんは蒲井に行ってきた様である。船を待つ間に蒲井のみかんを貰ったようである。


10月27日(金)晴れ 凪
 7kmばかり走る。今週はよく走ったので、今日は足が重くて動かなかった。
 部活が終わって、夕闇の中を祝島に向けて出発。港でシンちゃんが見送ってくれた。ハイジェット号が駐車してあるのを見て五月丸のところに来てみたらしい。
 港を出てすぐタチが1匹釣れた。肴になった。


10月28日(土)晴れ 凪
 朝早く起きてサワラを狙ってみるが釣れず。コージロに行くとヤズが湧いていた。2匹釣れる。アジが3匹。
 昼便で喜多さんとハッツァンがやってきた。初めての船釣り体験であったが、ハッツァンが味を2ひきつっただけでおしまい。ヤズとアジの刺身は旨いと言って食べて帰った。


10月29日(日)晴れ 西風
 早くおきて釣りに行くが、まったく釣れず、9時過ぎに帰り、油をついで荷物を積み込み、昼前に祝島を発つ。
 ハナグリまで来て、西風が弱まったようなので、コージロに行く。1kgを越えるヤズが釣れ、鯛が2匹とチダイが2、3匹釣れた。柳井に3時すぎに着き、工作的な材料を買う。
 哲ぼんさん達が上関でデンゴを釣って来た。あちこちの駅弁を土産に持ってきてみんなで食べる。善徳寺一家も合流してにぎやかな夕食になる。ヒロコおばさんは、うしお汁などを作ってもてなす。祝島のだ行が話題の中心である頃に、おらは三ヶ月ぶりくらいのダンディーズのギター教室に向かった。帰ったら哲ぼんさん達は広島についたという連絡があったようだった。


10月30日(月)晴れ 凪
 朝練で4kmくらい走る。今日から
 文化祭前一週間ということで、午後の部活は無し。帰り道に内海で釣竿を買った。
 今日の夕食はビフテキだった。


10月31日(火)晴れ 凪
 朝練4km。
 文化祭での劇のせりふを覚えたので安心である。水戸黄門よりセリフが少ないので助かった。
 仕事帰りのちえさんが哲ぼんさんの洋梨を受け取りに来た。この前の日曜日は原さんの呼びかけの佐合島の清掃活動に参加したようである。


11月の日記へ