おらが日記帳 12月祝島雑記帳トップに戻 9月に戻る 10月に戻る 11月に戻る
12月1日(月) 晴れ 西風
この秋は凪の日が少なかった。
夕方、約6km(坂道コース)のランニング。秋の景色である。ウシビタの黄色、ハゼの紅が目立つ。祝島は常緑樹が多いので、紅葉を見るにはあまり向いてはいないが、ハゼの木がある分、局部的に楽しめる。
リョウキチと受けた漢字検定3級に2人とも受かって、認定証が届く。
12月2日(火) 晴れ 凪
リョウキチは期末テスト。裕子おばさんは柳井行き。
夕方はリョウキチと伝馬船漕ぎ。終了後メバル釣り。リョウキチメバル1匹。おらアジ3匹。
2人で塩焼きで夕食と思っていたら、難波のおばんが煮しめを持ってきてくれる。
12月3日(水) 晴れ 凪夕方少し西風
マーティンさん来島。神舞のことを調べに来たと言うこと。卓球をマーティンさん、トーリさん、文彦君とする。
海辺の活動は、昨日リョウキチが竿を折って、その先が無いかと探す活動。結局見つからず、その代わり違うのが流れ着いているのを見つける。
夕食は涼がベビーハムを炒めるという。フライパンで準備をする途中で、ランニングの予定を思い出し、4km2人で走る。リョウキチが数秒おらを上回った。その後、リョウキチ、ハムを炒める。
夕食後、マーティンさん達と一杯やりながら、神舞のビデオ等を見ながら話をする。
12月4日(木) 晴れ 凪
夕方、伝馬船漕ぎの練習をした後モイカ掛けに出る。今年最後になりそうなモイカ掛けを7匹のモイカが締めくくる。大きいのが2匹と後は小さかった。帰りには西風が出た。
12月5日(金) 曇り
夕方リョウキチと少しランニング。リョウキチ、日曜の上関での駅伝大会に出るため。
ドウランで活かしていたモイカが生きてはいるが擦れていた。計ってみると1050gあった。今年の最大である。
12月6日(土) 雨のち曇り 凪のち大西風
朝、ヤズ釣りにヒデガサキに出るが、釣れないのでウヤシマに行く。チダイに混じって運よくタイが2匹釣れる。1匹は1kgを少し越えるくらい。(1.7kgあった。)
午後、長磯の小屋の中を片づける。作業をしていると西風が強くなる。
12月7日(日)晴れ 西風強
上関町の駅伝大会。リョウキチ1kmの区間を走る。おらはグランドでの1000mの周回係。
時間があるので、御汗観音を見に行ったり、本を読んだりする。
昼過ぎに帰って、長磯の小屋の屋根にやり残しのあった所のトタンを打ち、屋根が完成する。
夕方、坂道10kmコースを久しぶりに走る。1時間を超えた。1月の柳井短縮マラソンというのに出てみようと思う。後尾の車に敷かれないようにしたい。
12月8日(月)曇り 西風強
山田農園のミカンをもがせてもらう。子供達の収穫体験。リヤカーでコンテナ7箱もらって帰る。
12月9日(火)曇り 西風のち凪
午後から久しぶりに凪いできた。
夕方、情報を得てリョウキチはタチ釣りに出る。1匹釣れていたようだが、揚げるとき外れて逃がしたと言うことだ。
おらは坂道10qコースを走る。調子が良く、約57分。これが52分台になると後尾の車に敷かれないですむと読んでいる。少し近づいた。
12月10日(水)晴れ 凪
穏やかな1日。
夕方、伝馬船で漁りをする。リョウキチとその難しさを体感する。ヒラメを1匹見ることができたが、まだナマコは寄っていないようだ。スイガンを覗いているとおらは酔った気分になった。
晩はみんなでスポーツを楽しみ、後で子供達とお茶など飲んではずんだ。
帰り道、鱗雲の合間に月が見え隠れしていた。明日はもっと雲が厚くなり、雨も来るようだ。
12月11日(木)雨
リョウキチ、ギターで「二つのギター」の練習を始める。天気の悪い日は伝馬船の練習を、ギターの練習に振り代える。
夜、リョウキチとルアーを投げに行く。タチが1匹釣れる。
12月12日(金) 晴れ 西風
寒い日が続く。
夕方、坂道10kmコースを走る。20mくらい、全く見えない所が2カ所ある。月が出ないと、木陰は闇である。昴が見えた。57分で、この前とほぼ同じタイム。52分台は遠い。
夜、ルアーを投げてみるが、釣れず。
12月13日(土)晴れ 西風
朝早く、リョウキチルアーを投げに行き、サエルを1匹引っかけて帰る。
午前中、裕子おばさんとリョウキチと3人で長磯に行き、作業。親戚の家解きで出た木をもらい、少し薪作りに励む。帰り際に、キューイの木の手入れを何年かぶりに始める。
午後、ハンノキまでの道を途中まで歩く。岩の写真を撮る。(ハンノキへの道)
夜、朝引っかけたサエルをエサに、リョウキチ釣りに出る。大きいのが釣れていたようだが、上げることが出来ず、逃がしたらしい。しきりに残念がる。どうもスズキだったようだ。
12月14日(日)晴れ 西風弱〜少し強まる
朝、コージロに行く。アジが良く釣れる。
釣りから帰って、チョウノを取りにソーズイに行く。シラサキに平の万次さんがいたので、話を聞く。中国新聞に石垣が載ってから、広島あたりの人が見学に来たり、電話の問い合わせがあったりすると行っていた。実際に見たら、ここの石垣が家族で積んだとは信じられないと思う。広島から来た人が、「これは平家の誇りですよ。」と言っていたらしいが、確かにそうだ。話しているとちょうど広島から来たというご夫婦がやってきた。小屋にも興味があるようで、平さんが案内していった。おらはチョウノを取りに行き、すぐ帰るつもりだったが、ビワの木に絡んでいるカズラを切って帰る。途中、イワグチのコッコーを写す。オオクボで山田さんにミカンをもらう。
昼便で裕子おばさんは柳井行き。リョウキチは隣のヒロ君、サト君達と遊んでいる。おらはソーズイから帰って、長磯にキュウイの棚を作り始める。簡単なのが出来る。
12月15日(月) 晴れ 気温が低い
12月16日(火)晴れ
夕方10Km走る。55分とちょっとで走る。いい調子だつた。
12月17日(水)曇り時々雨
12月18日(木) 晴れ 西風
子供達はめがひらスキー場に行く。19日まで。
12月19日(金) 曇り 大西
菊川画廊に松田正平展「らくがき帖」を見に行く。ポスターをたくさんもらって帰る。
松田正平先生とよく行かれるという「武蔵野」というそば屋さんに、菊川さんが連れて行ってくれた。
西風が強く、ハナグリから「いわい」が良くゆれた。
早速ポスターを家の前に貼った。
12月20日(土) 晴れ 大西風
長磯で、割れ木を作ったり、畑を打ったり、キューイの棚をいじったりして過ごす。
夕方5kmのランニング。くたびれていて、5kmがやっとという感じだった。
12月21日(日)晴れ 西風
島の朝市の日。9時過ぎから出てコンテナ・コンパネなどで売り場を作る。
西風があり、寒かったがまずまずの人出であった。さすがに買ったらすぐ帰る人が多かった。
「デンチョウ」の一夜干しはすぐ売れる。皆さん味を知っていて好評である。ひじき(100円)、ちらし寿司(150円)もよく売れる。西山さんの手作りパンもほとんど売れた。正月用のダイダイも出ていたが、これも行列が出来ていてすぐ売れたようである。
午後、ハンノキまで歩く。
12月22日(月)晴れ 西風
リョウキチとロープワーク練習。
12月23日(火)晴れ 西風
朝、ウヤシマに行くが、西風が強くてすぐ帰り、ナカバエでアジを釣る。ヤズが一匹釣れる。
午後タカトオで、ヨセなどを切る。石垣をなおしたいと思うが、なかなか時間がかかりそうだ。
タカトオの石垣 | あちこち崩れている |
12月24日(水)晴れ 西風
午後、リョウキチとカタアの池に、タエビをすくいに行く。10匹程度獲れる。
カタアから帰って、裕子おばさんとリョウキチと三人で長磯に行って、薪を作る。リョウキチ初めて斧を使う。
コイモが生えているので掘ってみると小さいのがかなりできている。正月の煮しめようにちょうどいい。ショウケン叔父がよく植えていたのが、種として残っていたのである。
長磯から帰って、10Kmを走る。56分と少しかかる。
12月25日(木)晴れ 午前中凪、夕方西風が強
朝、コージロ〜ウヤシマで釣る。ハマチ1匹とアジは良く釣れる。チダイは小さいのが1匹。ハゲ2匹。
波止の前まで帰ってくると、ケーソンにヨットが止まっていて、手を振る。エンジントラブルをおこしたという。波止の中に五月丸で曳航して入る。金さん林さん夫婦。横須賀から釜山に向かう途中という。フィルターに水がたまっているらしい。ヤンマーのヒロちゃんに来てもらうが、金さんが自分でフィルターを交換して、何とかエンジンは持ち直したようである。これから出かけるのは、西風が吹き始めるだろうから不安なので、祝島に凪ぐまで滞在することにした。
2人をシラサキの石垣まで案内する。平の万次さんがいて、写真を一緒に撮る。平さん、石垣の草刈りを自分でやっていた。もうこのくらいやったらいいだろうと言う。ツタが絡んでいる方が石垣に雨がかからないので、言い面があるようにも言っていた。近々草刈りをしようかと思っていたが、控えることにする。
夜、文彦君も来て、一緒に一杯飲む。林さんは飲まない。金さんは人生=ヨットというほどのヨット好きらしい。カナダに行ったりハワイに行ったり、ヨットであっちこっち航海しているようだ。林さんによると「クレイジー」らしい。金さんはそんなことはなく、第一は「安全航海」だと書いてみせる。金さんの言うことには「人間美」は都会ではなく、それは都会の「アウトサイド」にある、と言う。だからヨットであっちこっちのアウトサイドを回っているようだ。
平さんと話をする金さん林さん | 金さんのヨット(カナダに 行ったときのヨットはもっと 大きいということだ) |
12月26日(金)晴れ 西風強
午前と午後、タカトオの石垣のシゴをしたり少し耕したりする。大分石垣が表れてきた。「大藪の一石」活動だ。来年夏には芋が収穫できそうだ。
夕方、文彦君がアロエの花を持ってくる。天プラにして試食。いける。テレビで、千葉県のあるところでアロエの花の天ぷらをしていたので、やってみたいと持ってきたわけである。祝島では花を付けるので、アロエの天ぷらは結構いい食材になりそうだという結論を得た。
12月27日(土)晴れたり曇ったり 西風強
午前中に荒神様を捜すが見つからず。
25日のハマチは5.2kg。
午後金さん林さんが来宅。ヨット情報を教えてくれる。海賊関係で危ないところを知る。五月丸ではあまり関係はないけれど。裕子おばさんも結構熱心に聞いていた。
12月28日(日)晴れ 凪
岩国に友達に会いに行く。基敬君も広島から来る。その後、柳井に正月用の買い出しに行く。そこで同級生の一夫君に偶然会う。この日は祝島の同級生三人に会ったことになる。
ユウベエは風邪気味で、鼻をグスグスならしていた。
読みかけの「日本語の起源」(岩波新書)を船の中で読み終わる。タミール語がおおいに日本語に関係があると言うことだ。なかなか興味深く読めた本である。このところ新書版を子守歌代わりに何日もかけて読んでいる。「日本の地名」もカヌー(「軽野」とあるらしい)の話などがあって面白かった。
12月29日(月) やまじ(南西風) 晴れたり曇ったり
ヨット(コブラクィーン)が出港していたので、様子を見に島の裏の方に行ってみると、またエンジンが不調で止まっていた。祝島に引き返す。ヤンマーさん(岩本さん)が来てくれ、原因は燃料タンクから吸い上げる口のフィルター詰まりと解る。応急処置をほどこし、出発は明日に延期。祝島に6日停泊で、金さんが日本で一番長く停泊するのは祝島と言うことになったようである。コブラクィーンは金さんの所有ではなく、所有者から韓国に運ぶように頼まれての航海らしい。
南西風、南風から西風に変わり、なかなか釣りに出られない。
裕子おばさんは明日の餅つきの準備など。おらが家では電気の餅つき器で作る。
昼過ぎ波止で少し釣ってみる。ネバル2匹。リョウキチは3匹。
3時過ぎから裕子おばさんと長磯に割れ木をとりに行く。
夕方、再度ネバル釣りに挑戦。リョウキチ1匹、おら2匹とアジ1匹。夕食はネバルの煮付けだ。そろそろネバルの気配あり。
12月30日(火)晴れ 西風弱
裕子おばさん、朝早くから餅つき器のスイッチを入れて始めている。おらは6時過ぎから参加、もうふき上がっている。
6時半から餅つき過程にはいる。先に鏡餅を作る。餅つきは完全に裕子おばさんがリーダー。年の暮れの迎春準備全体が裕子おばさんが主導である。
餅つきが終わって港に出てみると、ヨットが出港していた。今度は大丈夫だろう。
餅つき後、片付けていると海斗君達がやってくる。人見知りをし始めたるるちゃんもおらに慣れて来た。
午後、松田正平展「らくがき帖」で見たスケッチ風の画の場所を確認しにトビイシに行く。トビイシと思っていたのだが、違うような気もしてきた。潮が満ちているので、山道を通っていく。通りにくい所も出来ているが何とか下りられる。
トビイシから帰って、今年最後の釣りに出る。アジは釣れるが大きい魚は釣れなかった。
12月31日(火) 晴れたり曇ったり 西風強
飾り餅や、しめ飾りなど全員4人で正月準備をして過ごす。
夕方今年最後の10Kmランニング。今年最高の54分だった。途中、帰省した竹林の達也君に会う。同僚がホームページを見ているそうだ、と言ってくれる。昼に出会った薬師のいいちゃんも見ていると言ってくれた。
夕方裕子おばさんは煮しめ作りに励む。リョウキチ、ナゴジローも最後に仏壇をきれいにして正月準備完了。
皆さん良いお年を、お迎え下さい。