おらが夏休み2003 2003/8/1〜   7/21〜7/31  8/11〜8/20

8/21〜8/31

 8月1日(金)晴れ
 朝4時前に起きて、4時15分柳井発、昨日買った自転車で室津に向かう。
 スバルが見える。「昴」を歌いながら自転車を漕ぐ。♪あおじろきほほのままで〜と歌いながら、おらは青白き頬の時代がなかったなあと思う。いつも焦げ茶色だったようだ。精神的にと言うのであれば、おらにもあったかも知れない。
 ゆっくり漕いで、1時間15分で室津に着いた。
 5時50分のいわいに乗るのは初めてである。祝島に着くとヤッチャン達が船着場にいた。リョウキチも一緒に上関に行くと言うことである。
 この日は一日中仕事に励む。仕事場の除草活動もした。
 夕便で秀人君がマラソン給水所用の飲料にする四万十川の水を買ってきたので、軽トラで迎えに行く。
 久しぶりに夕方釣りに出る。鯛1匹とアジ30匹くらい釣れる。


8月2日(土)晴れ
 朝、松本のおじさんが、北野道の草刈りをしてくれると言うことを伝えに来てくれた。北野に山を持っている人たちで、マラソンに併せて、草刈りをしてくれることになったそうである。ありがたい。暑いので無理をされないようにと思う。
 午前中に水泳をする。東の波止からナカバエまでの往復。
 午後小祝島にヤマアイをとりに行く。三浦に光の上田さん達がいた。
 夕食にアジの刺身。
 夜、秀人君が来てマラソンのいろいろな準備の確認をする。

小祝島 ヤマアイの群生 刈り取ったヤマアイ

8月3日(日)晴れ
 秀人君とマラソンコースを廻って距離表示板設置場所の確認をする。北野道を松本のおじさんが草刈りをしてくれていた。道の上にかぶさっている枝を切っていたら、コムカデが落ちてきてこれにかまれる。
 午後ヤマアイの葉をミキサーにかける。染料にしてみるつもりである。ヤマアイと言うが、藍とは違う植物である。成分が違うので藍色にはならないかも知れない。
 夕方コースの草刈りをする。
 アジの刺身がつまみ。 


8月4日(月)晴れ
 田布施に出張。柳井の2人の所に自転車を持っていく。ナゴジロー、ユウベエ2人とも元気。
 夕便で帰って、コースの草刈りに行く。
 台風10号がこちらに向いている。8日位に接近しそうである。
 汗をかいた後のビール一杯目はうまい。


8月5日(火)晴れ
 朝、リョウキチが上関に行くのを見送る。
 午前中、久しぶりにコージロに行って釣る。潮がやおりはじめたらボツボツ釣れ始め、アジを数匹と塩焼きにいいくらいのチダイと鯛を20匹くらい釣れた。
 釣りから帰って500〜600m位泳ぐ。
 リョウキチも3時頃帰ってきて早速泳ぎに行く。
 裕子おばさんは昼便で柳井行き。
 はまやさんとみさきさんにマラソンの最終の宿泊者名簿を持って行く。今年は泊所4カ所で合計49名がマラソン関連で祝島に泊まる。
 夕方恒例の草刈りに行く。帰り道にシロウちゃんにあってコージロのチダイの話をすると、昨日みんなウガシタらしい。どうやらおらが釣り初めではないようだ。今日はおら1人だったのでおらが釣り初めと思っていたが、今日はガスがかかって見えなくなってみんな帰ったと言うことである。あそこの海の底にはきっとチダイや鯛がうじゃうじゃ集まっているのだろう。


8月6日(水)晴れ
 台風10号が気になり始めた。シュート気味に曲がることを祝島住民のおらとしては願うが、東に住んでいる人は、違うだろう。
 午前中、パソコンが変になったり、メールなどが接続できなくなったりで、たつつが結局なおらず、短歌の本など読んで過ごす。
 リョウキチは朝のジョギングの後、だるいと言いながらだらだらしていたが、そのうちモゾモゾと、少し宿題を進めている気配があった。その後隣の善徳寺に行き、遊ぶ。
 今日は電話が多い日であった。と言っても10には満たない。台風関連、叔父関連、家族関連などなど。
 午後リョウキチは泳ぎに行き、泳ぎながらの見釣りをする。小さいチンが釣れたようである。
 おらも東の波止からヨボシの手前の瀬まで泳いで行って来た。少しずつ泳ぎになれてきた。
 ハナグリの向こうに入道雲が見えた。夏の風景だ。台風が近づきつつある。五月丸を台風ようにつなぐ。ノブちゃんが手伝ってくれる。この6月の台風の時も手伝ってくれた。
 昨日から今日にかけて、小祝島で採ったヤマアイで染めてみた。薄い緑色である。
 つまみはタイとアジの刺身、おかずはアジの塩焼き。うしお汁も付いた。男2人の晩餐であった。
 おなご連中は柳井で何を食しているだろうか。男2人は、晩餐後蓬来館で、マラソン受付用詰め合わせセットを家内制手工業風な作業で完了した。ただし、環境はクリーナー付エアーコンディショナーの部屋で、水洗トイレ、BSチャンネルで大リーガーの松井を見ながらのなかなか21世紀風であった。
 帰りの夜道はヒラギに夏のヨウイレが吹いていた。


8月7日(木)曇りのち雨
 朝、刺身を作っておいて、秀人君の船の中波止への避難を手伝う。その後、マラソンの受付封筒や水などを会場(中学校)へ運ぶ。
 島の船は、台風への準備は午前中にほぼ終了したようだ。
 裕子おばさんとナゴジロウが昼便で柳井から帰ってくる。ほめることがめったにない裕子おばさんが、おらがヤマアイ染めを珍しくほめてくれる。染めたシャツは草の匂いがする。洗ったら色も消えそうな感じではある。
 午後は仕事。
 夕方パソコンの調子がなおる。
 いとこの恵美ちゃんが帰る。マラソン準備の助っ人が出現というところ。創生君も友達を連れてやってくるという朗報も持ってきた。


8月8日(金)雨 北台風
 台風10号四国の室戸半島あたりに上陸して大阪の方に再上陸。
 祝島は北風が少し吹いただけだった。祝島の西側のコースを通る場合とは、風の強さは大違いである。
 この日は仕事。
 いわいは一日中欠航となる。
 夕方、マラソンコースを回り、秀人君、恵美ちゃんと3人で北野への登りのコースの枝などを掃く。夕日が沈むところを見ることが出来た。台風上がりで空気が澄み、夕日がいつもの赤でなく、昼の太陽に近い色だった。遠くに姫島や国東半島、小祝島の右側に防府沖の野島だろうか、島影が見えた。
 この作業に行く時に、軽トラの空気が抜ける。山崎の幸ちゃんに、タイヤ交換を手伝ってもらい、なんとコースを回れたのである。


8月9日(土)晴れ 西風強
 夜中から西が強まる。今回の台風は通過後の西風が冬のオオニシほど吹いた。いわいは朝の一便から就航。新聞が2日ぶりに来る。
 午前中、昨日の3人でマラソンコースに給水所用の机や水などを置きに行き、北野からの山道をガンザキや竹ボーキで掃く。途中佐畠さんがボランティアで参加。残り少々で、昼になるので中断して帰る。
 午後、マラソン用のテントを3張り中学校のグランドに準備する。風が強いので、立てておかず、据えておく。その後橋部さん親子がマラソンコースの残りを掃いてくれる。午後はかなりの人(10人近く)での作業になった。島の若者である岡部のマー君(大学生)が手伝いに来てくれた。このマー君はなかなかの釣り師なのである。この夏休みに、波止からスズキを釣り上げている。中学生の頃は野鳥に興味を持ち、島に来る野鳥の名前をすらすら言っていた。
 距離表示板を置き、コースの矢印などを引いて、ほぼ準備完了。
 軽トラの空気が抜けているのに気づくがスペアタイヤが無い。同じ型の軽トラを持っている槌谷のしゅうちゃんの所に行って、スペアタイヤがないかと聞いてみると、あると言って交換まで手伝ってくれた。
 山口の松岡さんがおらが家に泊まり、文彦君とその友達もやってきて一杯やる。松岡さんは不老長寿マラソン1回目からの出場者でいろいろなところに行って走っているようである。


8月10日(日)晴れ 凪
 5時から氷を給水所や本部に運ぶ。6時半頃から、テントを立てて、いろいろなモノをセットする。皆さん自主的に動いて予定通り準備完了。予定どおりにマラソンの号砲が出田さんによって鳴らされ、選手が出発。
 2kmの部、13kmの部ともに全員完走。無事終了。
 12時過ぎに本部解散。午後細々の片づけ。
 午後3時から三遊亭楽松さんの落語。
 午後6時半から憩いの家で一杯。今年は参加者15人と最大人数を記録。唐木さんのメバルの話や磯の話などで盛り上がった。


おらが作品集トップに戻る 祝島物語トップに戻る  トップに戻る 2003年7月に戻る