田中博物館年表
旧「田中博物館」から新「萩博物館」へ


田中市郎の略歴
「田中博物館」から「萩博物館」への変遷
田中市郎関係の出来事の紹介

西暦 で   き   ご   と 
明治10 1877 8 15 田中市郎,萩市土原に生まれる
        萩学校,山口県師範学校に学ぶ
明治34 1901 3   山口県師範学校本科第3期生として卒業
        萩 椿西小学校訓導,厚狭 徳基女学校教諭を歴任する
明治38 1905 5   萩中学校教諭となる
大正15 1926 2 24 笠山のタチバナが「笠山橘自生北限地」として国指定天然記念物に指定される
5 30 摂政宮(後の昭和天皇)に笠山の植物について御説明
昭和2 1927 6 30 従7位勲8等瑞宝章を授与される
昭和4 1929 10 18 閑院宮載仁親王殿下,春仁王殿下に明神池を御説明
昭和8 1933 6 9 勲7等瑞宝章を授与される
8 3 萩中学校退職
8 19 澄宮(三笠宮)崇仁親王殿下に笠山,明神池を御説明
昭和9 1934 9 11 「田中市郎氏研究後援会」発足
10 30 萩市教育会より特別教育功労者として表彰される
昭和11 1936 11 4 市が萩市魚市場吏員(無給嘱託)に採用
昭和12 1937 10 31 独力で私立「田中博物館」を新築,開館
昭和13 1938 2 11 萩市長より教育功労者として表彰される
昭和15 1940 5 19 朝香宮鳩彦王殿下に笠山,明神池を御説明
10 30 教育勅語渙発50周年の佳辰に当たり,文部大臣より教育功労者として表彰される。
昭和20 1945     標本全部を市に寄贈することを決意
萩市教育会が収集資料の保管を兼ねて科学館の設立を決定
    D.C.ブキャナン氏(大正時代の萩中外国人教師)が田中家を来訪(戦後最初に来萩した進駐軍の1人)
10 30 萩市会が科学館に補助金を支出することを議決
昭和21 1946 5 30 永眠
20年前の大正15年(1926),摂政宮(後の昭和天皇)に笠山の植物について御説明した,生涯で最大の名誉としていた日〕
6 17 「萩科学館」開館(教育会が熊谷町の元双葉幼稚園の土地・建物を市から借り受けた)
昭和22 1947 8 1 「萩科学博物館」と改称(経営は民間に)
昭和24 1949   「萩科学博物館」閉館(標本は土原の市立図書館2階へ)
昭和25 1950 12 9 「萩市公民館」完成,「田中市郎寄贈の博物標本展示室」を特設
「萩市公民館付設 科学博物館」として再発足
昭和31 1956 10 1 「萩市科学博物館」と改称(公立)
昭和34 1959 3 30 「萩市郷土博物館」と改称(人文部門を加え新築移転)


旧「田中博物館」の建物は,農林省萩統計調査事務所(現,江向の山口統計情報事務所萩出張所)となり,その後アパートとして活用される
平成12 2000 3   「萩市郷土博物館」国道191号の拡幅事業にともない解体
平成13 2001 3   旧「田中博物館」老朽化のため取り毀される
平成15 2003 4 田中博物館 Web」としてインターネット上に復活する 
8 9 毎日新聞夕刊「荒俣宏の不思議歩記」で「萩の博物館 田中市郎の貴重な標本」と題して紹介される
平成16 2004 11 11 新博物館「萩博物館」開館
11 20 「荒俣宏の不思議歩記」が単行本化(毎日新聞社刊)され,P72〜75に「萩の田中博物館」と題して掲載される〔2003年8月9日毎日新聞夕刊掲載〕
平成17 2005 1 16 「萩博物館」にて「萩の海 新発見・再発見2004」が開催され,参考資料として,田中市郎が採集した魚(ユキフリソデウオナガユメタチモドキアカナマダ)の液浸標本や写真資料が展示される(〜3月31日)
4 28 「萩博物館」にて「萩博物館収蔵品展」が開催され,田中市郎が採集した「テングノタチ」の液浸標本が展示される(〜6月26日)
9 30 萩ケーブルネットワーク制作「萩あれこれ」にて,「群馬県立自然史博物館 田中市郎氏を紹介」として,放映される。
10 1 群馬県立自然史博物館」にて「ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館」が開催され,田中市郎の業績が紹介される(〜11月27日)
田中博物館関係の展示資料
ナガユメタチモドキ 剥製 萩博物館より貸出
アカナマダ 剥製
リュウグウノツカイ 剥製
マツバガニ 剥製
ノコギリエイの吻 乾燥
オナガザメの尾 乾燥
標本ビン 実物
田中博物館の看板 実物 田中家より貸出

オープニングセレモニーの記録
〔10月1日(土)9:40〜〕
10 7 TBSテレビ制作「R30」に荒俣宏氏が出演
ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館の紹介を行う
10 14 荒俣宏氏がブログ「荒俣宏のオークション博物誌」にて,10月14日の記事ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館の紹介を行う
10 21 萩ケーブルネットワーク制作「萩あれこれ」にて,「群馬県立自然史博物館 田中市郎氏を紹介」として放映される
11 27 群馬県立自然史博物館」の「ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館」の会期満了
荒俣宏氏がブログ「荒俣宏のオークション博物誌」にて,11月27日の記事ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館のフィナーレを紹介し,田中市郎ブースの画像が掲載される
平成18 2006 4 9 中国新聞朝刊「史都の息吹 − 萩まちじゅう博物館(20)」で,「珍魚出没の海〜郷土の博物学者が開拓」と題して紹介される
5 4 フリソデウオの仔魚が捕獲され,写真が田中博物館 Webに届けられる
5 30 田中市郎 歿・標本寄贈60年
6 17 萩科学館 開館60周年
7 萩博物館ミニ企画展「萩の博物館の創始者・田中市郎 没後60年『竜宮の使い』が萩博物館のひみつを語る」が開催され,魚類(リュウグウノツカイ・アカナマダ・サケガシラ・テングノタチ・テンガイハタ)や鳥類(サイチョウ・オオフウチョウ)が展示される
平成19 2007 6 6 シャチブリの仔魚が捕獲され,写真が田中博物館 Webに届けられる
7 7 萩博物館企画展「君と竜宮城へ −知られざる深海への旅−」が開催され,リュウグウノツカイ・ナガユメタチモドキ・シロコバン・ノコギリエイの吻・ニタリの尾びれ・リュウグウノヒメ・アカナマダ・テングノタチ・フリソデウオ・カイロウドウケツの仲間・コシダカオキナエビス・オオイトカケ・大複殖門条虫が展示される(〜9月2日)
8 15 田中市郎 生誕130年
10 31 田中博物館 開館70周年