祝島日記 2004年6月

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6月1日(火)  晴れ 凪
 午後、休みをとり、眼鏡がこわれたので新調するために柳井に行く。眼鏡屋さんが祝島ホームページ他いろいろのホームページを見ていて、「祝島にはたくさんホームページがありますね。こんなにたくさんある所は他にないですよ。」と言ってくれる。
 眼鏡の他に細々買い物をする。ナゴジローは元気そうだった。文化祭の準備を手伝ったとかで、少し遅く帰ってきた。久しぶりの柳井泊。 


6月2日(水)晴れのち曇り 少し北東の波あり
 朝便に乗って帰る。志田でホトトギスの鳴き声を聞く。祝島では先週土曜日に聞いたのが最後だった。
 夕方、リョウキチとカヤックでトビイシに行き、松の苗の無事を確認。
 帰ってリョウキチは、中の波止に釣りに行く。中原さんにゴカイをもらって釣る。
 ホゴやヒョコタンが釣れたそうである。


6月3日(木)晴れ 凪
 家の下駄箱の上に置いてあった芋から芋蔓が伸びてきている。来週くらいには何本か植えられそうだ。「アメリカ」という品種の芋も2つもらって植えている。この芋はニボシ用に作っている品種のようだ。
 夕方、海浜活動で、総勢4人で釣りに出る。小ぶりのアジが釣れる。リョウキチのに大きい平アジと小鯛が釣れた。
 釣れたアジで刺身を作って、文彦君とその友達のイヨキ君と一杯飲む。


6月4日(金)晴れ 凪
 生徒達と枇杷の収穫作業に行く。山田さんに大きなビワの木を借りて、摘果袋かけをして、その枇杷をもらっているのである。
 夕方リョウキチと釣りに出る。釣った魚の数を競った。アジとチダイとタチが釣れた。
 対決は、おら36匹、リョウキチ33匹で、おらの方に軍配が上がった。


6月5日(土)晴れ 凪
 朝、久しぶりにコージロに行く。チダイが釣れた。マダイは1匹もつれなかった。餌はいるようだ。
 午後、ソーズイにビワをもぎに行く。
 夕方近く、ナガイソに行った後、釣りに出る。ヤズがなったためサガリが切れた。


6月6日(日)雨のち曇り時々晴れ夜小雨 北東風
 哲ぼん・みっちさん雨の中、来島。すぐ満ち潮を釣る予定だったが、雨模様なので予定変更し、くつろぐ。二人とリョウキチは昼前から、東の波止で釣りをする。途中で隣のギャングエイジの二人が加わり、リョウキチはナカバエの方に行って遊んでいた。昼にリョウキチとアジを漁協に持っていく。6kgあまりあった。哲ぼんさんはカサゴを4匹釣っていた。1匹はなかなかの型であった。その後、またくつろぐ。秀人君も呼び加わってもらうが、島を出ると言うことで、飲めなかった。くつろぎすぎて夕方の便に遅れるところだった。釣りには合わない天候だったが、それなりに楽しい時間が過ごせた。
 哲ぼんさんが持ってきたアボカドを味見する。初めて食べる果物である。確かにつまみに出来る果物だ。こんにゃくのつまみも旨かった。リョウキチには大きな西瓜をみやげに持ってきてくれる。枕型の10kgを越える大きな西瓜である。メロンもあり、おらが家が高級果物店になった。

荒磯の用心棒 左から
班長・副隊長・隊長

6月7日(月)晴れ 凪
 雨模様かと思ったが、晴れ間の見える天気になった。
 朝、掲示板を見ると、昨晩の23時過ぎに、哲ぼんさん書き込んである。帰ってからみっちさんは魚をさばいているそうだ。なんと2時に起き祝島に来て、23時に書き込んでいる。元気な二人だ。
 昼過ぎまでガスが掛かって、沖を通る船が霧笛をならしている。ガスの中にマストだけが見える船をヤッチャンが双眼鏡で覗いていた。


6月8日(火)降ったりくもったり時々晴れ間 凪
 「梅雨はつい降るつい曇る」で降ったり上がったりの天気だった。
 夕方、キャッチボール。
 つまみはアボカド。


6月9日(水)晴れ 凪
 中の波止のしゅんせつ作業が行われる。
 夕方、伝馬船で漁りの練習をする。リョウキチが漁りでネバルを初収獲。漁り記念日となる。おらよりも上手い。
 漁りから波止に帰ると漁協の母船が、東の波止に移動している。


6月10日(木)晴れ 凪
 西の波止内のしゅんせつ作業。漁協の母船(現場)での集荷作業が東の波止で行われている。
 カヤックをしまう。
 夕方文彦君と一杯。


6月11日(金)雨のち曇り 北風
 台風が心配だったが、来ないで済んだ。北波が少しあった程度。
 カヤックを、浜までリョウキチと運ぶ。
 今週は、リョウキチと、腕立て・腹筋・懸垂・ダッシュと筋力アップ作戦を実行した。
 おらはリョウキチの半分だが、やや草臥れがたまった一週間だった。 


6月12日(土)晴れ 凪
 裕子おばさんは婦人会の、海岸の草刈り作業にでる。
 おらはタカトオに芋蔓を10本植えに行く。藪になっている。
 昼からコージロに釣りに行く。まあまあの鯛2匹とチダイを少々。
 釣りから帰って、リョウキチと泳ぐ。おらは初泳ぎだ。


6月13日(日)晴れ 北風後凪 旧暦4月26日
 朝、北風があったがリョウキチとカミカドに釣りに出る。着いてすぐ、北風が強くなる。最初の流しでリョウキチがマダイとチダイ2匹のトリプル。風が強いのでコージロに移るが、そこもかなり強いので、すぐ帰る。
 釣りから帰って、ナガイソで西瓜の苗の周りの草をとる。帰りに秀人君に会う。フクの産卵を見に三浦に行くという。昼に出発と言うことである。
 昼前から昼過ぎまで、ソーズイに梅をもぎに行く。
 2時過ぎにヨボシにフグの産卵の気配はないかと行ってみると3時50分頃に産卵が開始され、目撃できた。三浦の方では産卵が見られなかったようである。今日の潮は若潮。徳山干潮11:59、満潮18:28。
 産卵を見たあと、釣りに出る。ヤズ1匹、チダイ少々、アジ少々。
 祝島に夕陽が掛かる頃釣りを終える。釣りから帰ると、リョウキチが蛸を引っかけて捕ったという。750gのなかなか良い蛸だ。蛸の初収穫である。裕子おばさん、塩もみをして冷凍していた。


6月14日(月)晴れ 凪
 昨日、今日と朝は秋のようなひんやり澄んだ空気の日が続いた。
 リョウキチは足の小指を柱にぶっつけて、少しクロジニになっていて、活動が一時停止である。
 今日もヨボシでクサフグの産卵が確認できた。昨日より盛大だった。裕子おばさんもやって来て見学した。ビデオに納めた。約50分続いた。旧暦4月27日中潮、干潮12:40、満潮19:18 産卵は約16:20〜17:10。
 夕方のニュースで室積のクサフグの産卵を放映していた。今日はクサフグの日だ。 


6月15日(火)晴れ 凪
 夕方、クサフグの産卵を確認に行く。少し産卵が確認できた。昨日がピークのようだ。
 その後リョウキチと少し泳ぐ。
 エミちゃんから「櫻よ」が届く。


6月16日(水)晴れ 凪
 南の海上に大きな台風がいる。その内アビキがオイトモに寄せてくるだろう。
 夕方、サクランボを取るつもりでウヤシマに行くが、サクランボは見えるところにはない。もう落ちたのか、鳥が食べたのか。多分付いているとしても高い木ばかりで見えるところにはないのだろう。木が茂っていて、皆高い木ばかりである。祝島より、さらに蔓草に巻かれて桜の木が悲鳴を上げている様に思える。何本かの蔓を切ったが、とても追いつかない。いつかまた、切りに行こう。負傷者のリョウキチは五月丸で釣りをしながら待つ。釣果はドンジーとひょこたん1匹ずつと言うことだ。
 PTAスポーツに少し遅れる。つまみにリョウキチの獲った蛸のフライが出る。


6月17日(木)曇りのち晴れ 凪
 朝、北野に袋を掛けていたビワをもぐつもりで行くと、全てカラスにやられていた。見たわけではないが、カラスだろう。
 昼の便でリョウキチは柳井まで予防接種に行く。
 リョウキチとウヤシマの桜の挿し木をしてみる。どれだけ活着するか楽しみである。
 夕方、少し泳ぐ。


6月18日(金)曇り時々晴れ間 凪夕方ヨウイレ
 夕方ヨウイレ(夏の夕方吹く南風)がある中を、リョウキチと五月丸を台風避難の場所(隣の波止)に移す。
 地域交流センターのヨットが来て、島の人と交流会を持つ。「日本ぐるっと一周・海交流」プロジェクトで、海の交流拠点のネットワークシステムを構築する、という目的を持っての活動の一環と言うことです。全国を6ルートに分けてリレー式で航海をしているそうで、寄港したヨットは海の日には博多港にいて、柏崎に帰っていくということです。


6月19日(土)曇り 少し南風午後時々雨が落ちる
 朝、ヨットの出発を、リョウキチとカヤックで見送りに行く。ついでにナガイソ近くまで、漕いで帰る。その後台風よけにカヤックをしまう。
 ナガイソに生ゴミを持っていき、桃を5個ばかり収穫する。少し虫が付いているが、味は良いのである。
 昼寝をした後、波止に出てみると、進宝さん、哲宝さん、浜栄さん、伸漁さん達が縄を張っていた。少し手伝うことが出来た。
 リョウキチと「漁り」予定日だったが、こんな天候で、中止。


6月20日(日)曇りのち晴れ 少し南風
 太陽熱温水器に台風よけのベニア板などで覆いをしていたら、太陽が出てきたので、また取りのける。
 昼前にナガイソで、まだ短いのだが芋蔓を10本ばかり採って、タカトウに植えに行く。芋の品種は裕子おばさんが手に入れた「アメリカ」で、ニボシに向いているという芋である。
 タカトオで汗をかいたので東の浜で泳ぐ。夕方も泳ぐ。リョウキチ、ヤズをさばく。旬ではないが結構旨い。


6月21日(月)明け方雨のち曇りのち晴れ 朝北のち西風
 台風が東に行き、祝島は少し北風が吹き、午後西風が強まり、夕方には弱まる。四国東部、関西は風波が強く大変だっただろう。
 午後、収納していたカヤックをリョウキチと東の浜に下ろす。文彦君も追いかけてきて、手伝ってくれる。
 千葉から本当に旨いトウモロコシが届く。
 晩方、蓬莱館に泡盛をよばれに行く。弱いのに、ちょっと飲み過ぎた。


6月22日(火)晴れ 凪
 朝、五月丸を定位置に戻しておく。
 リョウキチと話していて、きのうが夏至だったと気づく。今頃が一番昼が長い時期なのだ。
 昼休みに祝島の土50%でカップを作る。
 夕方、アジを釣りに出る。40匹くらい釣れた。


6月23日(水)曇り 凪
 上関中に交流学習に行く。


6月24日(木)曇りのち雨 凪
 裕子おばさん、朝7時からの、神舞用の縄作りに出る。小雨が降り出したので、わらを持ち帰り家で縄ないになったようだ。
 昼前からポツポツと、久しぶりに雨が降る。芋や西瓜にはいい雨だ。
 昼休み、カップが成形終了。
 夕方、雨の降る中泳ぐ。チンも泳いでいるのが見える。


6月25日(金)雨 凪
 昨日から雨が続く。きのうが26mm。
 マーティンさんが昼休みに学校に来て、子供達と卓球をして楽しむ。
 帰ってみると、哲ぼんさんから山形のサクランボ、桃、枝豆等が届く。冷凍枝豆で一杯、と考えていたのを急遽変更して新鮮枝豆で麦酒、となる。冷凍サエルの唐揚げも付いて出る。


6月26日(土)雨 凪
 雨が降り続く。昨日からの雨が145mm。まだ降っている。これで1ヶ月分の水は大丈夫だろう。
 裕子おばさんは、いそいそと柳井へ行く準備をしている。サクランボや、桃や、昼飯を荷造りしている。昼便で出る。
 マーティンさんが重村さんに挨拶に行きたいと言うことで、午後一緒に伺う。写真を見せてもらったり、話を聞く。重村さんの所は祝島資料室である。
 午後ゆっくり、雨が止んだのでヨボシに釣りに出る。ガスが掛かって見えなくなったりする。引き潮で釣れるアジは小さめのようだ。
 夜、町の人と話し合い。その後一杯、夜更けまで。


6月27日(日)雨 凪
 朝も雨、ゴロゴロして過ごす。
 午後、鯛を狙って小雨が降る中を出る。満ち潮をヨボシで釣って、引き潮にウヤシマに行く。結構釣れた。昼飯を食べないまま出たので夕方には腹が減ってきた。日が長いので雨模様の夕方でも明るい。
 夜には雷もなって強い雨が降った。


6月28日(月)晴れ 凪
 久しぶりのいい天気。一昨日からの雨がちょうど100mm。今回の雨で約270mm程度降ったことになる。
 千葉に鯛を送る。
 夕方、水泳。ついでに伝馬船の水をかえる。沈みそうなくらい水がたまっていた。
 水泳から帰ると、家の前を散歩中のマーティンさんが通っているのと出会って立ち話をする。ハリーポッターの作者は英国ではエリザベス女王の次に金持ちらしい。リョウキチはこの頃ハリーポッターを夢中になって読んでいる。


 6月29日(火)晴れ 凪 朝顔が咲き始めた。家の前のやせたネムの花が咲いている。
 裕子おばさん、婦人会の用事で、昼便で上関に行く。「入船」(神舞)という最中を買って帰る。
 英語指導助手のトーリさん来校日。昼にマーティンさんも来る。リョウキチ達とサッカーをしていた。マーティンさんは、久しぶりに英語を話さないと忘れてしまうと冗談を言っていた。トーリさんと英語で話が出きるのは、嬉しいようだ。それはそうだろう。日本語が話せるけど、もどかしい部分が多いだろうから、思ったことを気軽に十分話せる相手と会える機会は貴重だろう。
 夕方、水泳に励む。バタフライにも挑戦。気持ちよく草臥れた。波止の向こうの浜は少しアビキがある。
 ユウベエから「サクランボを食べました。」と種の写真付きで携帯メールが届く。


6月30日(水)晴れ 凪
 昨日のバタフライで草臥れて、朝起きるとだるい。
 リョウキチは期末テスト。
 夕方少しカヤックで遊んで、リョウキチ、クロールの練習。


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