祝島日記 2004年8月
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8月1日(日)雨 南風
台風が東側を通ったので、祝島はそれほど強い風は吹かず、雨を少し落としていった。
昨日から今朝まで50mmの雨。南風は段々おさまり、雨は断続的に一日降る。
リョウキチと裕子おばさん、腕抜きを作っている。リョウキチミシン掛けまでやっている。おらもその関連の手伝いで、練習用の剣櫂の金紙を張った。
このところ裕子おばさんは裁縫を頑張っている。おらはミシンは苦手である。
夕方、腕抜きが完成したようである。
8月2日(月)曇りのち雨 一時南風
上関町ミニ科学の祭典2004と言う催しがあって、リョウキチと手伝いに行く。
夕方、櫂伝馬の練習。町の職員10人くらいが漕ぎ手の援助に来てくれた。夕方南風が吹いた。雨模様の中の初漕ぎであった。
8月3日(火)晴れ 凪
朝、神舞小屋用の竹切り作業の手伝いに行く。その後仕事。
8月4日(水)曇りのち雨 凪のち東風のち凪
1日の朝以後この日の昼までに60mmの雨、台風以後110mmの降雨量。
上関まで出張。午後仕事場。
雨で櫂伝馬の練習は中止。
8月5日(木)晴れ 凪
リョウキチは朝のランニング。昼便でリョウキチは「ヘルスアップ教室」という催し(上関)に出る。
夕方櫂伝馬の練習。草抜きをしていると5:00からの練習、と放送がある。夕便で帰るものが何人かいるからだろう。
8月6日(金)晴れ 凪
朝のランニングに、善徳寺系が初参加。裕子おばさん取材に行く。
リョウキチ、昼前に泳ぎながら小さいチンを釣ったという。
おらは午後出張。
出張からの帰りの船で、菊川画廊の菊川さんと出会う。祝島を訪問してくれたのである。
帰ってみると、柳井港からおらが家に電話をされて、同じ船に乗ることをご存知だったようである。17時から東の浜(泳ぐところ)に案内して、墓の上の道まで行ってみる。
8月7日(土)晴れ 凪
リョウキチの着るものの飾りの図案を橋部さんにいただく。後ろの図案は浜本の写真を参考にしようと言うことになり、浜本に行く。浜本君はおらが同級生で、麦酒を出してくれる。ついつい昼をずっと過ぎる頃までお邪魔をする。
14時から、菊川さんと五月丸で祝島を一周する。その後ナガイソの小屋まで歩く。途中でうっかりくぼみで足をくじく。
17時から櫂伝馬の練習。
8月8日(日)晴れ 凪
大島の橘町まで五月丸で行く。島がいくつか確認できた。掛津島、下荷内島、上荷内島、大水無瀬島、小水無瀬島等、耳にしたことがある島である。
哲ぼんさんに会える予定であったが、残念ながら会えなかった。
帰ってきたら、神舞小屋の主な柱を立てていた。明日は地鎮祭に続き小屋立てが開始される。
捻挫である。くるぶしが腫れてしまった。
8月9日(月)晴れ 凪
リョウキチ、朝のランニング。
祝島総出で、神舞小屋立て。
7時から地鎮祭。その後、棟の木を上げる。おらは、仕事場勤務。捻挫は昨日よりずっとよくなる。
17時から櫂伝馬の練習。
8月10日(火)晴れ 凪
リョウキチ、朝のランニング。このところ走る人が7人になっているようだ。
朝起きて、苫掛けに出ようと思うと、台風の進路の様子を見ると言うことで延期になったという。
着物の飾りなどを作ったり、ゴロゴロして過ごす。
午後、リョウキチは小さいチンを釣ったようである。その後しゅうちゃんとサッカーをしに学校に行っていた。
文彦君のところに友達が一人やって来ている。二人は潜りに行った後、櫂伝馬の練習に参加する。
裕子おばさんの姉さん帰省。
8月11日(水)晴れ 凪
リョウキチ、朝のランニング。
朝、着物に紙の貼り付け作業。
17時から櫂伝馬の練習。文彦君、マーティンさんも出て漕ぐ。商船大の二人の学生も本番のために練習に来島。
商船大の二人は、祝島中の海浜活動部のように櫓を漕いでいるようだ。
8月12日(木)晴れ 凪
リョウキチ、朝のランニング。今日は参加者が少なかったようである。
文彦君、オオアレチノギクの大きいのを見つけて、抜いてきたようである。去年もオオアレチノギクで、杖を作っていた。今年も良い杖が出来そうだ。野球部の練習中に見つけたようである。
リョウキチ、有田君と海浜活動。2時間半ほど伝馬船で活動した。
8月13日(金)晴れ 少し北風
リョウキチ、朝のランニング。有田君、朝便で出る。次は入船の櫂伝馬漕ぎに来てくれる予定。
昼の便でさつきさん来島。
櫂伝馬予行練習。リョウキチ達は化粧をして、着物を試着。
夜、裕子おばさんの親元の庭で、帰省メンバー主催のバーベキュー。
8月14日(土)晴れ 凪
7時から苫掛け。100人くらいで作業。よそから戻っている大工をしている人など、身の軽いひとが素早く作業をしてくれるので、思ったよりずっと早く苫掛けは終わったと思う。
敏坊さんを中心にテントを7つ運んで、骨組みを組んでテントを掛ける手伝いなどをする。
家に帰ってみると哲ぼんさんから梨が沢山届いている。日本アルプスに行っているようだ。
8月15日(日)寒冷前線の雨 凪
組から一人ずつ出て、神舞小屋の作業が在るとの放送。
みっちさんのホームページの写真がカタクリの花から「駒ヶ岳の登頂」に替わっていた。
何とたまげたことは、来れないはずの哲ぼんさん、みっちさんが夕便で、来島してくれたこと。休みを無理矢理とったようである。
17時から同窓会。
8月16日(月)曇りのち晴れ 凪、夕方ヨウイレ
神舞入船。ヒロタカ君とヤスシ君が朝便で来島して、早速櫂伝馬用の竹にたんざくを付けたり、それを取り付けたりの仕事をする。それが終わってトラックを移動していると氷を運んだり、椅子を運んだりと仕事があれこれあり、それも手伝ってもらう。一段落して、五月丸に大漁旗などを取り付け準備完了。
8月17日(火)曇り時々雨 凪
裕子おばさん5時に炊き出しの手伝いに出ていく。21時まで。
8月18日(水)曇り時々雨 南風のち大南風 15日、17日の雨量合計60mm
台風に備えて片づけや船の避難などの作業をする。
仕事場の温室の波板が飛びそうなので釘を打っておく。
20時頃から台風15号に備えて神舞小屋の片付け。切り飾りなどを全部外す。
8月19日(木)曇り 朝台風15号で大南風4時〜8時 いわい朝・昼の便が欠航。昼前には風は凪ぐ。
四時頃から八時頃まで大南風。8時頃にピークを過ぎたが東の方はまだ外に出るのは危険な感じである。
9時頃出てみる。ほとんど被害は無し。伝馬船は満水状態で浮いている。温室の波板が1枚はぎ取られているだけ。
潮風は大分上まで上がっているだろう。一雨来て欲しいところである。
昼前に、リョウキチと行って温室の波板を1枚取り付ける。仕事中の文彦君も手伝ってくれる。
15時頃櫂伝馬をもとの状態に戻す作業の手伝い。
夕方前に伝馬船アカかえ。商船大のありた君が櫓をしっかり固定してくれていたので流されずに済んだ。
リョウキチは遊んだ後、夕食はやまがたさんのお好み焼きパーティー。花火もしたそうだ。
8月20日(金)曇りのち晴れ 凪
出船。リョウキチ達は7時半から化粧などの準備。
おらは櫂伝馬の竹を立てる手伝いをした後、五月丸の旗などを立てる。小屋では神楽をしている。
櫂伝馬は11時半に出発。西風が強くならず、無事トモガイ役を終えた。
夕方、五月丸の旗を降ろして出船の一日が終わった。
リョウキチ、初めて干しダコ作り。
8月21日(土)晴れ 凪
島の人総出で7時から小屋解き作業。200人近く出ていただろう。正午近くに終了。
リョウキチ、自分の自転車のパンクなおし。バンクなおしは初めてである。
夕方、二人で1時間ほど自転車漕ぎをする。
8月22日(日)曇り 凪
少し仕事をする。台風で南東斜面に茶色が混ざってきた。
今日は水泳をする。リョウキチは隣のさと君達と東の浜で、クロール三、四百メートル泳ぎ、おらは西の浜で1kmくらい泳ぐ。
8月23日(月)曇り時々晴れ夕方激しい雨 凪
出張で大和町に行く。大和町は10月には光市と合併。
デジタルカメラを買う。
ハナグリあたりから激しい雨が降り始める。波止から家までびしょぬれ。ヒラギは浅い川状態。
8月24日(火)晴れ 凪
室津まで出張。時間が定期船では合わないので、凪と言うこともあり五月丸で行く。
フリースクールのたばたさんの話を聞く。志を持って頑張っている人だ。
帰りにコージロに行って釣りをして帰る。大漁だった。
リョウキチは夕方、波止でカマスを一匹。ナゴジローは昼便で柳井に行っていた。
マーティンさんが、ひとまずホームステイの終了ということで挨拶に来る。神舞が終わり、「島が静かになりましたね」と言っていた。
8月25日(水)曇り 凪
朝早く、リョウキチ釣りに行き、カマス一匹。その後ランニングに行く。このところ釣りに皆勤である。
マーティンさん、今日帰る。10人近くの人が見送る。たみちゃんがテープを用意して、マーティンさんの船出を惜しむ。と言っても運動会(9/18)にまた来島する予定である。たみちゃんとコンビで出場の契約をすでにしている模様である。
夕方、リョウキチは自転車乗り。おらは水泳。
8月26日(木)晴れ 凪
リョウキチと上関中へ。リョウキチはテストを受ける。おらは本を読む。「心の起源」を読み終わる。理解できないところもあるが、なかなか面白い。
午後、四階楼を見学した後、おらは研修会。
帰りの定期船で見ると、長島にアビキが寄せていた。
8月27日(金)晴れ 少し北波
単車の前のタイヤがパンク。画鋲を踏んでいた。なおした後、チューブを納めるとき、工具で挟んで、また穴をあけ、結局二度なおす。
リョウキチはトライアスロンに初挑戦。4時間29分。おらは4時間45分。おらが乗っていた自転車がパンク。違う自転車で続ける。リョウキチのも最後はタイヤがおかしくなるが、何とか保つ。
8月28日(土)晴れ 北風
朝、東の波止で、台風用に綱を張る手伝い。
自転車のパンクを修理。
夕方、東の浜の飛び込み台を片付ける。伝馬船も台風に備えてつなぐ。
8月29日(日)晴れ 北波
朝便で荷物を送るため早起きをする。
シラサキ、ソーズイに行ってみる。帰りに平さんが道端の草刈りをしているのに出会う。長柄の鎌を使っていたが、よく切れるのでたまげる。神舞の期間中も石垣を写しに来た人がいたようだ。稲が色づいているので写真を撮る。台風で倒されなければよいが。小屋は台風に備えて、戸締まりをきちんとしている。
午後、アビキの写真を撮りにヨボシまで行く。干潮時でなくては行けないが、満潮時ならアビキもすごいだろうと思われる。
8月30日(月)台風で暴風雨 東風のち大南風
台風が近づき、始め東風で15時頃から南風が強まる。17時まで暴風。近くを通った分吹く時間が短かった。ほとんど被害なし。学校の温室などの波板が4枚壊れて飛ぶ。
8月31日(火)曇りのち晴れ 凪
五月丸を定位置に戻す。
学校のそばの坂道に枝や葉っぱが沢山落ちていたのを、ざっと片づける。
温室などの波板の修理をする。その他、トタンが3枚飛んでいたのを打ち付ける。台風のひっかき傷があちこちある。
リョウキチとヤッチャンも文彦君と校舎内を掃除していた。運動会のあれこれもやっていた。